放浪の戦士(2) の商品レビュー
今回も爽快な展開でぐいぐい物語に引き込まれた。 軍を持たない王様であるウォルが、どうコーラルを攻め落とすかが今後の気になる点だったのだけど、徐々に味方が増えて行く様はどきどきした。 これが王の人徳かと思うと余計に感動する。 ただ一点、今回も気になってしまったのがリィの万能過ぎる点...
今回も爽快な展開でぐいぐい物語に引き込まれた。 軍を持たない王様であるウォルが、どうコーラルを攻め落とすかが今後の気になる点だったのだけど、徐々に味方が増えて行く様はどきどきした。 これが王の人徳かと思うと余計に感動する。 ただ一点、今回も気になってしまったのがリィの万能過ぎる点。 もともとそういう位置づけなので仕方ないとは思うけれど、ウォルを遥かに上回るすごさを見せつけられ過ぎて、ウォル好きとしてはちょっと鼻につく。 もちろん、リィも魅力的で大好きなのだけど…。 主役がリィなのかウォルなのかこの際はっきりしてくれればこんな気持ちにもならないかもしれない。 新たに登場したイヴンも素敵で、気になる展開もあるので続きも楽しみである。
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再読~ 私はリィとグライアの出会いとウォルとイヴンの再会が印象に残ってます。 じりじり進むからそれがいいとこでもありじれったいとこでもありますねぇ。
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味方の軍勢を手に入れたウォルが一戦交えるのだが、そこでのリィの活躍など白熱するシーンがいろいろあって、面白かった。 ただ、リィが万能過ぎると、少しだけ思わなくもない。
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あとがきが面白かった。 予想では2巻で仲間が増えて3巻で、初陣になると思ったけど、もう仲間がかなり集まって初陣を本編の後半で迎えて、そこがすごく面白くていっきに、読んでしまった。(時間にすると、2時間くらい
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早々に2巻目です。初登場イヴンがかっこいいです!ウォルの味方がどんどん増えてきて、リィとともに勇ましく、読んでて爽快です!侯爵に疑惑の種を植えられたブルクスが心配です…。悪役がわかりやすくクズでとってもイラっときますのでザクっとやってほしいですね!(なんつー感想だ)リィとグライア...
早々に2巻目です。初登場イヴンがかっこいいです!ウォルの味方がどんどん増えてきて、リィとともに勇ましく、読んでて爽快です!侯爵に疑惑の種を植えられたブルクスが心配です…。悪役がわかりやすくクズでとってもイラっときますのでザクっとやってほしいですね!(なんつー感想だ)リィとグライアのエピソードは前田慶次と松風みたいで好きです。
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ウォルが最初の軍勢を得て戦闘に勝利するまで。 改革派貴族の凡人っぷりに比べ王様や仲間たちの有能さに泣ける。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作を読んだ時からは優に一年過ぎた今読みましたが、なんとか思い出すことができました。 人並み外れた能力を持つ少女リィと、それに信頼を置き王座の奪還を目指す国王ウォル。前の巻で登場したナシアス・ガレンス。今回はそこにタウの男イヴンと、ロアのドラ将軍とその娘シャーミアンらを加え国王の軍も勢力を増していきます。 軍記物のはずなのに分かりやすく軽く読めるのはすごいところ。会話も軽快で、登場人物たちの仲が本当にいいんです。 ロアの黒主の一件やコーラルの城落としなど、今回もリィの活躍が目覚ましいけれど、国王軍の人々もそれに負けじと戦っていく姿が格好よかったです。最初こそ(当たり前ですが)リィの力を疑っていたドラ将軍も、最後にそれを認めざるを得ない彼女の働き。 そんな戦女神がウォルに味方する訳も最後に明かされて。ここはウォルの器かな……。 これからの展開も楽しみ! です。
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少女リィ(と言っても元少年)が大人を超越する活躍をする。ティーンズ文庫ならではの醍醐味。十代のうちに読みたかった…。 二巻では、陽気なタウの人たちが加わって、読者を退屈させない。
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やっぱりウォルとリィの夫婦漫才チックな会話が笑わせてくれますねぇ。 この第2冊ではそこにもう1人、ウォルの旧友イヴンが参戦し、おとぼけ合戦という雰囲気が満載でタイトルの「デルフィニア戦記」は実際のところ「デルフィニアおとぼけ合戦」という意味だったのか?と勘違いしてしまいそうな雰...
やっぱりウォルとリィの夫婦漫才チックな会話が笑わせてくれますねぇ。 この第2冊ではそこにもう1人、ウォルの旧友イヴンが参戦し、おとぼけ合戦という雰囲気が満載でタイトルの「デルフィニア戦記」は実際のところ「デルフィニアおとぼけ合戦」という意味だったのか?と勘違いしてしまいそうな雰囲気です。 戦記ものにありがちなハラハラ・ドキドキという高揚感は極めて薄く、クスクス・プッ・プフフというお笑いのノリで読めちゃう本っていう感じです。 これには登場人物(特にウォル側の人間が揃いも揃って見目麗しく、ありえない強さを誇り、高潔・実直を絵に描いたような人たちばかりというできすぎ感も一役買っています。 それにしても・・・・・ 逃亡から帰還した途端にこんなにもすごい味方がゾロゾロとできちゃうウォルをよくもまあ「偽王疑惑」なんぞで更迭できたもんだという「そもそもの設定」に関する???が頭の中を渦巻きます。 まあ、言ってみれば短期の民衆心理操作(大衆心理操作と言うべきか?)だけにはそこそこ長けていた改革派の皆さんっていうことなんですかねぇ・・・・・・ ^^; (全文はブログにて)
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一巻を読んだ時に「ウォルは本当に前国王の落とし胤なのか?」と、ふと疑問に思ったのですが、この二巻ではその辺りに関する出来事がミステリ風味で描かれていて面白かったです。まだ謎は謎のままなので、これからの展開に期待したいところ。 しかし、ウォルがあれだけリィに頼りきりで、なぜ古参の...
一巻を読んだ時に「ウォルは本当に前国王の落とし胤なのか?」と、ふと疑問に思ったのですが、この二巻ではその辺りに関する出来事がミステリ風味で描かれていて面白かったです。まだ謎は謎のままなので、これからの展開に期待したいところ。 しかし、ウォルがあれだけリィに頼りきりで、なぜ古参の者たちの心が離れて行かないのかが、不思議です。リィがウォルにおもねっていないから?リィが本当に強いことが分かったから?ウォルには王の器があるような、無いような…。リィが現れなければ完全に死んでいましたしね。結構(いや、かなり?)間抜けですけれど、まぁ、彼が治める国は良い国にはなりそう。
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