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親指はなぜ太いのか の商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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種の進化をその種の主…

種の進化をその種の主食から探ろうってう視点は面白いなと思いましたね。だけど彼が主張する「口と手連合仮説」はちょっと説得力に欠ける。ちょっとこじ付け気味なとこも多かったかなと思いますね。

文庫OFF

2025/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

専門的で難しい内容だが、「口と手連合仮説」からの“骨が主食”という内容には驚いたし、面白いとも感じた。 また、 “これは、先入観をもった人類学者の典型的な文章でい「異常なほどの」とか「こっけいな」という形容詞は、自分にとっての「正常」な何かを前提にしている。幾度も繰り返して言うが、ある生命体がある形をしているときには、十分な生存のための理由があり、それが「異常」に見えるのは、こちらの想像力の外にそれがあるということにすぎない。生命の研究をするものが、「正常」や「普通」を自分のなかに前提として置いているのはひじょうに危険で、いつも擬人化の落とし穴に落ちる可能性がある。” という箇所については、なるほどと思わされたし、常に視点が固まりやすい私の心の中に留めおきたいものである。

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2024/01/27

サルの口と手の形、移動方法はその主食によって決定されるという「口と手連合仮説」をベースに、初期人類の主食を考え、直立二足歩行に至った理由を考える。 序盤のマダガスカルのサルの話は聞きなれない話で想像しづらく退屈だったけど、中盤以降が面白い。 自然科学、生物学、人類学の面白さがわか...

サルの口と手の形、移動方法はその主食によって決定されるという「口と手連合仮説」をベースに、初期人類の主食を考え、直立二足歩行に至った理由を考える。 序盤のマダガスカルのサルの話は聞きなれない話で想像しづらく退屈だったけど、中盤以降が面白い。 自然科学、生物学、人類学の面白さがわかる。

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2021/12/26

主食が霊長類の手と口の形を決める その仮説を、世界の色々な猿で検証していきます そうして思い浮かぶ1つの疑問、「じゃあ人類は?」 著者の結論は衝撃です。そんなものが主食だったとはとても信じられません。 もしホントなら、世界中で1民族くらいそういう風習が残ってるような気もします。 ...

主食が霊長類の手と口の形を決める その仮説を、世界の色々な猿で検証していきます そうして思い浮かぶ1つの疑問、「じゃあ人類は?」 著者の結論は衝撃です。そんなものが主食だったとはとても信じられません。 もしホントなら、世界中で1民族くらいそういう風習が残ってるような気もします。 それとも、忘れ去りたい、そして忘れ去った黒歴史なのか?

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2020/08/23

池澤夏樹さんが書評で紹介された本の内、読んでみようと思った本を数冊、図書館で借りて読んでいます。池澤さんはとても面白いと評されているんですが、ことごとく専門的で、私には難しすぎますw。この本、島泰三 著「親指はなぜ太いのか」(2003.8)もそうです。まぁ、中公新書ですから専門的...

池澤夏樹さんが書評で紹介された本の内、読んでみようと思った本を数冊、図書館で借りて読んでいます。池澤さんはとても面白いと評されているんですが、ことごとく専門的で、私には難しすぎますw。この本、島泰三 著「親指はなぜ太いのか」(2003.8)もそうです。まぁ、中公新書ですから専門的ですよねw。この本の論旨は2つだと思います。①主食が手と歯の形を決定する ②石を握る。そして歩きだす(道具をもった類人猿は立ち上がる)。直立二足歩行の起源に思いを寄せながら、「立つ」「歩く」「握る」「噛む」「話す」を大事にしてます

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2020/02/12

推理小説の趣がある。生きる姿勢で私が一番大切だと考えるのは「問う」ことである。学ぶ行為の奥に問うという自主性が働いている。島泰三の問いは単純にして深い。同じ霊長類でも手の形は実に様々だ。 https://sessendo.blogspot.com/2020/02/blog-pos...

推理小説の趣がある。生きる姿勢で私が一番大切だと考えるのは「問う」ことである。学ぶ行為の奥に問うという自主性が働いている。島泰三の問いは単純にして深い。同じ霊長類でも手の形は実に様々だ。 https://sessendo.blogspot.com/2020/02/blog-post_12.html

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2019/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人の親指が太いのは、初期人類は石を使って骨(骨髄)を食べるボーン・ハンターというニッチを選んだために、石を握るための太い親指が必要だったためである。本書の結論はいってしまえばそれだけである。しかし、この結論を導くために、一見冗長のように思えるマダガスカル島の霊長類やオランウータンやゴリラのナックルウォークに関する手口連合説の考察を積み上げた結果、初期人類の生態を矛盾なく説明できるのがボーン・ハンターであるという結論を導いたところに筆者の執念のようなものを感じた。

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2018/10/23

本書では、まずアイアイの手の形状のユニークさと、その食性の特殊性を結び付けるところから始まる。そしてこのリンケージは歯の形状とも強い結びつきがあることを説明し、食性(本書ではニッチと呼ぶ)は、手と歯の連動的進化を決定するという仮定を立てる。 その後、その他の類人猿、例えばチンパン...

本書では、まずアイアイの手の形状のユニークさと、その食性の特殊性を結び付けるところから始まる。そしてこのリンケージは歯の形状とも強い結びつきがあることを説明し、食性(本書ではニッチと呼ぶ)は、手と歯の連動的進化を決定するという仮定を立てる。 その後、その他の類人猿、例えばチンパンジーや、ゴリラ、オランウータンなどに対し、この仮定が当てはまることを証明していく。 さらにここから議論は発展し、直立2足歩行という、一見、生存競争での不利な条件をたくさん抱えた機能を、なぜ人類が獲得したのかという問いに対する仮説を作り上げる。 これの仮説では、初期人類はサバンナの大地に転々とする野生動物の骨を主食として食った。荒唐無稽な説のように見えるが、彼の論理展開には説得力があり、なかなか面白い。少なくとも水生サル説よりは、支持できる。

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2017/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

口と手の形は、その主食の種類によって決められる。「口と手連合仮説」 初期人類に当てはめると、その主食は骨、ボーンハンティングに行き着いた。肉食獣が食べ残した骨を主食とした。骨を砕くために石を使った。石を握って振り下ろすためにはしっかりと握れる太い親指が必要。 手に石を持ち、移動するには立って2足歩行するのが最適。 骨を噛んですり潰すためにエナメル質の多い歯になった。

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2016/08/23

■糖質制限をするにあたって,人間の歴史のほとんどが肉食であったのかを知りたくて本書を読みました。 その目的を達するには,最後の二章だけで十分だったかもしれない。 端的に結論をば…。 ■ボーン・ハンティング(骨猟)をする類人猿は両手に道具(石)と食物(骨)をもって立ち上がる。...

■糖質制限をするにあたって,人間の歴史のほとんどが肉食であったのかを知りたくて本書を読みました。 その目的を達するには,最後の二章だけで十分だったかもしれない。 端的に結論をば…。 ■ボーン・ハンティング(骨猟)をする類人猿は両手に道具(石)と食物(骨)をもって立ち上がる。そして,歩き出す(直立二足歩行)。 ■人類の特徴的な手の形は、骨を口に入れ、その歯ですり潰す前に、道具(石)をもって砕かなくてはならなかったこと、そのためにしっかり握りしめることが必要になったことを示している。

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