1,800円以上の注文で送料無料

カラマーゾフの兄弟(第1巻) の商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/03/23

岩波文庫から出ているこの本は、他の出版社から出ている同じ題名のものと違って冒頭に解説があります。解説ではドストエフスキーがこの本を書いた背景のほかに、主要な登場人物の紹介、小説における立ち位置などが書かれています。この解説により、本編の内容をスムーズに理解することができました。こ...

岩波文庫から出ているこの本は、他の出版社から出ている同じ題名のものと違って冒頭に解説があります。解説ではドストエフスキーがこの本を書いた背景のほかに、主要な登場人物の紹介、小説における立ち位置などが書かれています。この解説により、本編の内容をスムーズに理解することができました。ここでは内容には触れませんが、解説の豊富さや本文の面白さを考慮して★5評価です。

Posted byブクログ

2012/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドストエフスキーの絶筆となった『カラマーゾフの兄弟』。トルストイの『戦争と平和』と並び、しかも全く異なる角度からロシアそのものの姿を描こうとした作品であり、ドストエフスキーの集大成とも言えるでしょう。

Posted byブクログ

2011/09/27

冷静に考えればこんな家族ありえないし嫌だ。しかし、読み進めるにつれて登場人物が作者の手を離れて、自ら考え行動しているように思えてくる。

Posted byブクログ

2010/12/19

200ページほど読みました。 電車に忘れてきてしまってから買いなおすまでの間だけ別の本を読んでいたら、結果的に放置状態に・・・。 同じ作者の「悪霊」か「未成年」を読んでから、また続きを読みたいと思います。(そのほうが、理解が深まるらしいので)

Posted byブクログ

2009/10/04

フョードル・カラマーゾフ、3人の息子ドミートリイ、イワン、アリョーシャ、呪われた息子スメルヂャーコフの物語の第一巻。岩波文庫はなぜかあとがきが冒頭にある。そのあとのドストエフスキーによる序文がかっこいい。本編はのっけからエピソード満載で面白すぎる。

Posted byブクログ

2009/10/04

私は、これより面白かった小説を知りませんでした。 しかし読んだ版の表紙の画像がありませんのでこちらで。 昔の岩波ので読んだんだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

あまりにも語られてしまった小説、あまりにも傑作として名高い小説。そしてこういった場所で紹介するにはあまりにも密度が濃い小説。長いし。そこでここでは作品全体を論じることはやめ、一点だけ、カチェリーナのすばらしさについて述べておくことにしよう。ひたすら献身的に尽くし愛しつづける行為を...

あまりにも語られてしまった小説、あまりにも傑作として名高い小説。そしてこういった場所で紹介するにはあまりにも密度が濃い小説。長いし。そこでここでは作品全体を論じることはやめ、一点だけ、カチェリーナのすばらしさについて述べておくことにしよう。ひたすら献身的に尽くし愛しつづける行為をもって、その高貴さとプライドの高さと清廉潔白さを見せつけることをもって、愛を裏切った相手に復讐を遂げるという、この倒錯!いくえにも逆照射されたこの倒錯は、ただ一言、ブリリアントです。裁判の場でのあの独白のみで、この小説の登場人物としてナンバーワンだと言っていい。それまでわたしのなかで一位の座を占めていたイワンをみごと蹴落としてくれました。 ところでこの小説の読者にはたいてい、三兄弟のなかに贔屓がいる模様。兄はドミトリィと申しておりましたし、友人はアリョーシャと申しておりました。ちなみに母はわたしと同じくイワンだと言っておりました。そんな母には今度、高野文子『黄色い本』を贈ろうかと思っております。もっかしたらあの作品の良さをわかってくれるんじゃないかなあ。 またしてもここに載せたのはわたしが読んだものではありません。多分訳すら違う。最悪。いや、手元にないから訳者が確認できないんです。

Posted byブクログ

2009/10/04

風景的作品で、怖い作品です。3〜20個くらいの先の尖った概念が常に刺さってくる感じです。頭の良い人っていうのは、マルチに全体を進行させ、例えば仕事できる人が同時に沢山を判断して沢山の作業進めてるように、この作品には全瞬間に沢山のしかも恐ろしく鋭い見解が突き刺さってきます。読者を混...

風景的作品で、怖い作品です。3〜20個くらいの先の尖った概念が常に刺さってくる感じです。頭の良い人っていうのは、マルチに全体を進行させ、例えば仕事できる人が同時に沢山を判断して沢山の作業進めてるように、この作品には全瞬間に沢山のしかも恐ろしく鋭い見解が突き刺さってきます。読者を混乱させかねないくらいの登場人物を同時に矛盾なく進行させる上手はトルストイくらいしか類をみないという評価でしょうが、実際ちょっと神とかそういった立場が、世界を同時進行させる様を思い浮かべます。神様って世界を同時進行させてるんですよ。すごいですよね。最近の人は嫌いかもしれないけど、そういう文学の中でもこの人の作品くらいは頑張って読みきってみたら人生変わったりしそうです。

Posted byブクログ