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カラマーゾフの兄弟(第1巻) の商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

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盛り込まれている思想…

盛り込まれている思想の豊富さは読者を深い思考の中へ誘い、物語全編にみなぎる緊張感は読者をひきつけて放さない。この小説は世界文学の中でも、まぎれもなく最高の地位を持っていると思う。

文庫OFF

僧院での一族の会合か…

僧院での一族の会合から、雄大深遠な思想のドラマの幕はあがる。

文庫OFF

2022/07/01

カラマゾフの兄弟、全5巻。おまけに字が小さいので、かなりの大冊だと自覚する。おまけにロシアの小説は日本人の感覚と異なるし、名前が酷く難しいので、果たして読めるか自信無い。 しかし、読んでみると、ストーリーが多様で、間延びしたところが全く無い。流石ドストエフスキー。凄い。世界を代表...

カラマゾフの兄弟、全5巻。おまけに字が小さいので、かなりの大冊だと自覚する。おまけにロシアの小説は日本人の感覚と異なるし、名前が酷く難しいので、果たして読めるか自信無い。 しかし、読んでみると、ストーリーが多様で、間延びしたところが全く無い。流石ドストエフスキー。凄い。世界を代表する作家だ。 物語は、宗教キリスト教への怖れとその否定。それが3人のカラマゾフの兄弟を分ける。そうなったのは放蕩な父親のせいか。今後どういう方向に進むか。次の本を読んだあと、第2巻を読む予定。

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2022/04/21

米川訳は明治時代の小説を読んでいるみたいで面白い。ところどころに旧かなづかいが残っているので直してほしいなぁ…岩波さん。。

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2021/08/21

アリョーシャさんがあまりにも純粋過ぎて他の登場人物と比べてかなり浮いている存在です。その純粋さにもかなりひやひやさせられます。彼がどうなってしまうのか非常に気になるので☆5にしました。

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2017/09/20

最初に解説から始まるので、訳がちょっと違和感ありますが、理解できます。 登場人物が多く、またよく話すのですが、どの人物のキャラクターにも、「あ、こんなところ自分にもあるな」と思いながら読み進んでます(自分があまり認めたくない部分ですが)。 これが古典の醍醐味というか、救われる部...

最初に解説から始まるので、訳がちょっと違和感ありますが、理解できます。 登場人物が多く、またよく話すのですが、どの人物のキャラクターにも、「あ、こんなところ自分にもあるな」と思いながら読み進んでます(自分があまり認めたくない部分ですが)。 これが古典の醍醐味というか、救われる部分ですが、自分の悩みから何百年も前の人が同様に抱えていたようだから、あまり急くこともないのかな、って気になれます。

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2014/12/27

一粒の麦は只の一粒だが、地に落ちれば多くの実を結ぶ。冒頭のヨハネの福音書と物語との関係が20年前の初読では分からなかった。確かに家族の紹介が長いし戸惑う。しかし僧院での会合からドライブがかかって、穏やかに喋っていたヒョードルが突然激昂する辺りから登場人物のキャラが立ってくる。こん...

一粒の麦は只の一粒だが、地に落ちれば多くの実を結ぶ。冒頭のヨハネの福音書と物語との関係が20年前の初読では分からなかった。確かに家族の紹介が長いし戸惑う。しかし僧院での会合からドライブがかかって、穏やかに喋っていたヒョードルが突然激昂する辺りから登場人物のキャラが立ってくる。こんな人間を自分は知ってる。そうやって少しずつ実感できる人間を拡げていけば、長老の逸話を始めとする宗教談義も面白くなってくる。ドミートリーがアリョーシャに語る詩を読んだら彼に父親殺しなんか出来ないと分かるはず。物語は始まったばかり。

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2014/03/21

二度めだけあって、読みやすい。 スメルヂャコフのキリスト否定論(p268)は後の事件の暗示かな。 スネギリョフと息子イリューシャの砂嵐のシーンが印象的で、この辺りからおもしろくなってくる。イリューシャはスネギリョフの父親の名前からとったようで、愛が感じられる。良い。

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2014/02/03

カラマーゾフ一家の喜劇的な悲劇を描くドラマ…と捉えてよいのだろうか。 同じ父親から生まれても、三者三様の人間性を持つ三兄弟の絡みが面白い。 ドストエフスキーの人間に対する考察力、そしてそれを深みのあるキャラクターへと還元していく圧倒的な力に圧巻。長老の話は非常に教訓的で、思わずペ...

カラマーゾフ一家の喜劇的な悲劇を描くドラマ…と捉えてよいのだろうか。 同じ父親から生まれても、三者三様の人間性を持つ三兄弟の絡みが面白い。 ドストエフスキーの人間に対する考察力、そしてそれを深みのあるキャラクターへと還元していく圧倒的な力に圧巻。長老の話は非常に教訓的で、思わずページに折り目をつけてしまった。 個人的には三男のアリョーシャが好き。 これからどうなるか、楽しみ。

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2014/01/01

名著を読んでみようと手に取った。斉藤孝さんの影響をうけたのだ。 ふうん、これが名著といわれている本なのか・・・などと思いながら読んだ。 フョードルは欲深く、性欲が強くガツガツしている嫌なキャラクターだ。どこがおもしろいんだろう・・・と思いながら、物語に入り込むことができなかった。...

名著を読んでみようと手に取った。斉藤孝さんの影響をうけたのだ。 ふうん、これが名著といわれている本なのか・・・などと思いながら読んだ。 フョードルは欲深く、性欲が強くガツガツしている嫌なキャラクターだ。どこがおもしろいんだろう・・・と思いながら、物語に入り込むことができなかった。登場人物の名前が長いのと、誰が誰だかわからなくなってくるのがますますつまらなくした。こういった小説を読むのは久しぶりだったため、読みにくさを強く感じた。登場人物リストを作ればよかった。 面白さをまだ感じないが、読み進もう。

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