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マリー・アントワネット(下) の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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ほんとにマリー・アン…

ほんとにマリー・アントワネットに対する気持ちは変わりました。彼女は悲劇の女性ですね・・・。でも農民が苦しい暮らしをしてる中贅沢な暮らしをした彼女を同情できません。

文庫OFF

2023/06/30

図書館で借りた。 下巻はまさにフランス革命。逃亡劇から処刑まで、文庫にしては厚めだが、物語は緊迫感多めで進んでいく。 どうしても貴族のお妃様というイメージが強いので贔屓目に見たり感情移入したりすることはイマイチできなかった印象。フランス革命のお勉強のためには今ひとつだったかな。 ...

図書館で借りた。 下巻はまさにフランス革命。逃亡劇から処刑まで、文庫にしては厚めだが、物語は緊迫感多めで進んでいく。 どうしても貴族のお妃様というイメージが強いので贔屓目に見たり感情移入したりすることはイマイチできなかった印象。フランス革命のお勉強のためには今ひとつだったかな。 ハンス・アクセル・フォン・フェルセンなるマリーの愛人は知らなかった。

Posted byブクログ

2021/05/27

下巻を手に取った時は、「後はギロチンにかかるだけなのに、なぜこんなに厚いのよ?」なんて思った。読み終えた今は、マリー・アントワネットの没落は現在のフランスの土台となった歴史と密接な関わりがあるんだから、それらを一緒に描くためにはこの厚みも当然というか、むしろ作中に出す出来事をかな...

下巻を手に取った時は、「後はギロチンにかかるだけなのに、なぜこんなに厚いのよ?」なんて思った。読み終えた今は、マリー・アントワネットの没落は現在のフランスの土台となった歴史と密接な関わりがあるんだから、それらを一緒に描くためにはこの厚みも当然というか、むしろ作中に出す出来事をかなり厳選したんだろうと考えが変わった。 フランス革命の成し遂げた絶対王政の否定は、人類の歴史において非常に重要な意義のある出来事だった。 けれど、いつでも人類は崇高な理念に手が届かないのよね。絶対王政を打倒したフランス人たちも、資本主義を打倒しようとした共産主義者たちも、結局は理念を血みどろの権力ゲームの道具にしてしまった。それでも焦がれ続ける価値のある理念、理想というものはあるはずだ。 いやしかし、ツヴァイクの伝記は本当に素晴らしい。 フーシェのも読み返したくなった。

Posted byブクログ

2012/04/22

フランス革命が起こり、マリー・アントワネットは囚われの身となり幽閉される。そして地位も名誉も家族も失い自分というものを発見する。「不幸の中にあって初めて、自分の何者たるかが分かります」と。牢獄コンシュルジェリーから断頭台までの間を読んでいて既に気づいている。この女性は決して平凡な...

フランス革命が起こり、マリー・アントワネットは囚われの身となり幽閉される。そして地位も名誉も家族も失い自分というものを発見する。「不幸の中にあって初めて、自分の何者たるかが分かります」と。牢獄コンシュルジェリーから断頭台までの間を読んでいて既に気づいている。この女性は決して平凡な人物でないことを。厳しい試練が高貴な女性へと目覚めさせたのでしょうか。裁判へは毅然とした態度で臨み勝利をおさめ、そして断頭台へ向かう直前まで王家としての誇りを失うことなくこの世を去った。まさに天国と地獄を味わった生涯でした。

Posted byブクログ

2011/07/19

同書「上巻」に同じ。これを読んで彼女のことを想うと、ナポレオンの妃も霞むような気がします、これは私の極私的感懐です。

Posted byブクログ

2009/10/04

時は来たり。 フランス王家の絶頂に革命の気運が影を落とし始める。 時勢の流れとともに王妃としての自覚にようやく目覚めていくアントワネットに、運命は残酷である。 さあ、結末がわかっているストーリー、しかしページを繰る手は休まらないことを保証しよう。

Posted byブクログ