ニコマコス倫理学(上) の商品レビュー
アリストテレスの倫理…
アリストテレスの倫理書であり、主作「形而上学」とならび重要な作品です。西洋倫理学を学びたい人にとって必読の書といえます。ちなみにニコマコスとは、アリストテレスの息子の名前です。
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古代ギリシアにおいて…
古代ギリシアにおいて初めて倫理学を確立した名著。ルネサンス以後、西洋の思想、学問、人間形成に重大な影響を及ぼした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
あらゆる行為と選択は善を目的としてなされ、諸目的のうちには他のすべてを手段として統御する最高善(ト・アリストン)が存在する。 そして人間の生は、この最高善を目標として秩序づけられる。 アレテーは技術であり、意図的に反復される習慣により獲得可能である。
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・中庸思想。「徳」と「悪徳(超過・不足)」。 ・倫理的な卓越性:幸福、正義などについて。 ・知性的な卓越性:学、知慮、思量などについて。 ・同じような話が延々と続いてキツい。
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(「BOOK」データベースより) 古代ギリシアにおいて初めて倫理学を確立した名著。万人が人生の究極の目的として求めるものは「幸福」即ち「よく生きること」であると規定し、このあいまいな概念を精緻な分析で闡明する。これは当時の都市国家市民を対象に述べられたものであるが、ルネサンス以後...
(「BOOK」データベースより) 古代ギリシアにおいて初めて倫理学を確立した名著。万人が人生の究極の目的として求めるものは「幸福」即ち「よく生きること」であると規定し、このあいまいな概念を精緻な分析で闡明する。これは当時の都市国家市民を対象に述べられたものであるが、ルネサンス以後、西洋の思想、学問、人間形成に重大な影響を及ぼした。
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読むのに非常に時間がかかった… 古典に慣れていないと、読み進めるのに大変苦労する。数度同じ文を読んでようやく理解出来る所も多々…それでも、手にとったからにはと解説を検索しながら読了しました。カタカナのルビに惑わされすぎないこと。 善、幸福とは何なのか、さまざまな角度からアリストテ...
読むのに非常に時間がかかった… 古典に慣れていないと、読み進めるのに大変苦労する。数度同じ文を読んでようやく理解出来る所も多々…それでも、手にとったからにはと解説を検索しながら読了しました。カタカナのルビに惑わされすぎないこと。 善、幸福とは何なのか、さまざまな角度からアリストテレスが思考した道筋を辿ることができる。 人間として、国家としての幸せ、正しさ、徳とは一体何なのか?何をもってしてよい人間、よい行いであるのか? やり過ぎず、やらな過ぎず…なるほど現代にも通じるものがあると感じ、下巻に続く。
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上巻、下巻すべて読み終わった後の感想を書きます。下巻の最後に解説があり、それを最初に読んでから本書を読み進めるとよかったかなと思いました。「二コマコス倫理学」という日本語タイトルについての注意点や(正確に言えば倫理学について語っている本ではないよという指摘)、また本書の重要概念で...
上巻、下巻すべて読み終わった後の感想を書きます。下巻の最後に解説があり、それを最初に読んでから本書を読み進めるとよかったかなと思いました。「二コマコス倫理学」という日本語タイトルについての注意点や(正確に言えば倫理学について語っている本ではないよという指摘)、また本書の重要概念である「エウダイモニア」についても、本書内では幸福という訳語が充てられていますが、むしろウェルビーイングというほうが近い、というような注釈がなされていました。 特に後者が大事かなと思うのですが、アリストテレスが「幸福」について語っていると思ってしまうと違和感を持つ個所が多々ありました。明らかに日本人の幸福感とは異なる価値観が展開されているからですが、「エウダイモニア」の概念をウェルビーイングだとして本書を読めば、かなり腹落ちすると思います。人間は知的卓越性だけでなく倫理的な卓越性を持たなければならない。そして倫理的な卓越性は日々の行動、実践によって培われていくこと、さらに何においても中庸こそがもっともすぐれたことなどが議論されています。そこで必要になるのは知慮(フロネシス)ですが、知慮は普遍的なものというよりは、場所や時期によってそのコンテクストを変えていく変幻自在の知であります。知的・倫理的卓越性にもとづいた日々の活動が最高の善、すなわちエウダイモニアにつながっていくということになります。2300年前の文書が現代においてもこれだけ読まれていることに驚愕すると同時に、その書かれている内容の普遍性についても驚愕を禁じえませんでした。
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→ https://twitter.com/nobushiromasaki/status/1645739659413291009?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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2300〜2400年?も前に生きていた人が書いた(講義した)ものとは思えない。資本主義も新自由主義も存在しないし国家(共同体)や経済の規模や概念も異なる、そんな時代での考察だけど、現代に生きる僕でも充分に共感や気付きを得られる内容が多かった。 徳のうち技術に関する話は自分の仕事...
2300〜2400年?も前に生きていた人が書いた(講義した)ものとは思えない。資本主義も新自由主義も存在しないし国家(共同体)や経済の規模や概念も異なる、そんな時代での考察だけど、現代に生きる僕でも充分に共感や気付きを得られる内容が多かった。 徳のうち技術に関する話は自分の仕事感、また友愛(フィリア)に関する話は、自分の職場や家族との人間関係を改めて考えるきっかけになった。 ここまで共感出来るのは、この本が人間の本質を突いているからだろうか?それともアリストテレスの影響も受けつつ長年掛けて形作られた倫理・哲学世界の延長線を僕が生きてるからだろうか? 答えはわからないけど歴史や古典をもっと勉強したいと思われてくれる一冊だった。 因みに本の読解は難しかった。NHKの解説本(100分で名著シリーズ)やネットの解説を頼りながらなんとか読み進めた。
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2500年前に書かれたアリストテレスによる幸福論。「幸福(エウダイモニア)」「徳(アレテー)」「愛(フィリア)」などについて述べられており、現代においても有益な示唆を与えてくれる。 ただし、古典らしく非常に婉曲的かつ冗長で読みにくい。頭から文を追うと全く内容が入ってこないので、キ...
2500年前に書かれたアリストテレスによる幸福論。「幸福(エウダイモニア)」「徳(アレテー)」「愛(フィリア)」などについて述べられており、現代においても有益な示唆を与えてくれる。 ただし、古典らしく非常に婉曲的かつ冗長で読みにくい。頭から文を追うと全く内容が入ってこないので、キーワードを拾っていく形で一応通読できた。 「徳」とは非自発的な状態であり、「中庸」を目指すことで達成される。「徳」とは情念でもなく能力でもない、「状態」である。と理解した。
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