レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(上) の商品レビュー
映画レオナルドダヴィ…
映画レオナルドダヴィンチを見て興味を持った。謎の多い話であるが、面白いことは間違いない。ぜひおすすめします。
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ダビンチコードなどで…
ダビンチコードなどでも有名になったレオナルドダビンチ。彼は何を思っていたのかがわかります
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モナリザなどで有名な…
モナリザなどで有名なダヴィンチ。ダヴィンチが何を考えてたか分かります。
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長年の積読1冊消化! 「アンギアリの合戦」のデッサンが収録されていたのは嬉しかったな。モナリザより最後の晩餐よりアンギアリに惹かれる。 寓話や哲学的な短文のメモもあって、構えてたほど難しくはなかったけど、旧字体ばっかりで読むのに一苦労。そして絵画のところは想像力を150%発動...
長年の積読1冊消化! 「アンギアリの合戦」のデッサンが収録されていたのは嬉しかったな。モナリザより最後の晩餐よりアンギアリに惹かれる。 寓話や哲学的な短文のメモもあって、構えてたほど難しくはなかったけど、旧字体ばっかりで読むのに一苦労。そして絵画のところは想像力を150%発動させないと文字だけじゃ理解できない。(なんせ文字を追うので精一杯で想像力どころじゃない) 後半戦は科学分野が多いみたい。理解できるか…?
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印象に残った言葉たち 私よりさきに生をうけた人々があらゆる有益で必須な主題を自分のものとしてとってしまったから、私は非常に有益な、また面白い題材を選ぶことができないのを知っている。それで私は、ちょうど貧乏のため一番あとから市場に到着したが、他に品物をととのえることもできないので、すでに他人の素見(ひやかし)済みだが餘り値打ちがないために取り上げられずに断られた品物すべてを買いとる男のようにふるまうであろう。 私はさげすまれ断られたこの商品、数多の買手の残りもの、を自分のはかない荷物のうえにのせよう。そしてそれを大都会ではなく、貧しい村々に配り、かつ自分の提供する相応のお膳をもらいながらあるこう。(上)p.1 真理ー太陽。 嘘ー仮面。(上)p.31 老齢の欠乏をおぎなうに足るものを青年時代に獲得しておけ。そしてもし老年は食物として知恵を必要とするということを理解したら、そういう老年に栄養不足にならぬよう、若いうちに努力せよ。(上)p.35 食欲なくして食べることが健康に害あるごとく、欲望を伴わぬ勉強は記憶をそこない、記憶したことを保存しない。(上)p.35 織が使用せずして錆び、水がくさりまたは寒中に凍るように、才能も用いずしてはそこなわれる。(上)p.35 十分に終わりのことを考えよ。 まず最初に終わりを考慮せよ。(上)p.38 「幸せ」の入る場所に、嫉妬が待伏せしてこれをおそう、そして幸せの去ったあとには苦痛と悔恨とが残る。(上)p.40 必要であればあるほど拒まれるものがある。それは忠告だ。それを余計に必要とする人すなわち無智な人々からいやがれれる。 こわがればこわがるほど、逃げれば逃げるほど、近くによってくるものがある。それは貧窮だ、逃げれば逃げるほど、君は悲惨になり安らぎをうしなう。(上)p.41 自分に害なき悪は自分に益なき善にひとしい。(上)p.46 おお寝坊ものよ、眠りとは何であるか?眠りは死に似たものである。おお、それではなぜおまえは、生きながらいやな死人に似た眠りをむさぼるのをやめて、死後に完全な生き姿をのこす作品をこしらえないのか?(上)p.56 あたかもよくすごした一日が安らかな眠りを与えるように、よく用いられた一生は安らかな死を与える。(上)p.72 執拗な努力よ。宿命の努力よ。(上)p.73 これと同じことは、稽古のかわりに怠惰に身をまかせている天才にもおこる。彼らは、上に述べた剃刀と同じく、そのきれ味のよい鋭さを失い、無智の錆で形態をそこねてしまう。(上)p.91 智慧は経験の娘である。(下)p.9 ……立派な作品、それによってわたしは将来の人々にわたしが……であったことを証明することができたでしょう……(下)p.300 苦労せざるものは幸運に値せず。 大きな苦痛なくして完全な褒美はもらえず。 徳を究めるものこそ至福なれ。(下)p.332 感想 レオナルドダヴィンチは万能の天才と呼ばれているが、努力の天才、自分を制御するのが上手い人という印象を受けました。 手記を読んでいると、知識の幅が半端なく広い。知的好奇心が旺盛で、恐らく本に書かれていることを実験して検証していった結果このような、幅広い知識を身に付けることができたのだと考えられる。 更に知的好奇心が半端ない。この時代に、解剖を実践し、血管・筋肉・心臓の仕組みまで解き明かしてしまっている。 上巻については、時間、人生について、自分なりの哲学が書かれていた。 下巻については、学術論文のような専門的な内容が多くあった。 ……立派な作品、それによってわたしは将来の人々にわたしが……であったことを証明することができたでしょう……(下)p.300 この言葉はまさに実現している。彼の残した作品により、何百年経った今でもレオナルドダヴィンチの名は世界中の誰もが知っており、今なお絵画・手記から私たちに語りかけて来る。 若いうちの努力について、時間の使い方について改めて、意識し直そうと思いました。 終わりをまず考えること。まず最初に終わりを考えること。 安らかな死を得る為に、毎日、努力して理想の自分になる計画を立てること。 を意識します!!!! 岩波文庫15、16冊目読破!!
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言わずと知れた天才の手記。 意味が分かるところを選んだらしい。 旧字体のままであり新訳が待たれる。 文学は実に見事な比喩表現を使っており、 イソップ寓話を髣髴とさせる。 教会が支配する世界において、 古い価値観と戦った天才の苦労が偲ばれる。 半分は絵に関する技術論だが、 絵...
言わずと知れた天才の手記。 意味が分かるところを選んだらしい。 旧字体のままであり新訳が待たれる。 文学は実に見事な比喩表現を使っており、 イソップ寓話を髣髴とさせる。 教会が支配する世界において、 古い価値観と戦った天才の苦労が偲ばれる。 半分は絵に関する技術論だが、 絵心が無いので役に立つかは分からない。
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2019.11.1 ようやく読了。 結構苦痛。 箴言、レオナルド的賢者タイムへの考察。 幸福には前髪しかない。 後ろは禿げているからね。
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レビュー400冊目。そこにレオナルドがくるとは、さすが、もってますね、レオナルドさんは。 レオナルドが気になったのは、親の影響かもしれない。そういうのはあまり認めたくないものだが、中高生くらいから知ってて、始めの記憶があまりないものは多くはそうだろう。もしくは授業とかだったか? ...
レビュー400冊目。そこにレオナルドがくるとは、さすが、もってますね、レオナルドさんは。 レオナルドが気になったのは、親の影響かもしれない。そういうのはあまり認めたくないものだが、中高生くらいから知ってて、始めの記憶があまりないものは多くはそうだろう。もしくは授業とかだったか? ついこないだ、ルーブルで15年ぶりとかのモナリザをみてきたけども、なんだかんだで、常にどこかで縁がある。 そんで、西洋思想史を辿るにあたって、ルネサンスを超えるときにレオナルドはスルーできない、やはり目配せくらいしていくべきだろう、と、手に取る。 それこそ高校生くらいのころにも読もうとしたが、この岩波文庫の漢字が難しくて読書が進まず、最初の人生論のあたりでやめた。 今、改めて読んでみると、ふんふん、なんとも隅から隅まで読むべきかは悩むのだけども、そこかしこをつまむことで、色々とレオナルドの景色は見えてくる。 ・経験の弟子 ってやつは、ガリレオへ続く科学革命の予言の言葉 ・権威を引いて論ずるものは才能を用いるにあらず、ただ記憶を用いるに過ぎぬ。 ってやつは、カントの啓蒙につづく勇気を与えてくれる ・数学の至上の確実性 これは、ここまで断言してたのか、と驚く ・欲望を伴わぬ勉強は記憶をそこない、 これはどきり ・十分に終わりのことを考えよ。まず最初に終わりを考慮せよ。 これぞ、あらゆるプロジェクトマネジメントの真髄 ・p49にて、ルクレティウスをひいているのにも驚いた。 文学の章も、ほとんど読んでないが楽しい。説話集のようなものまである。レオナルドの探索はここまで及んでいたのかと驚かされる。 「絵の本」から、の章、ここはレオナルドの真骨頂のひとつか。 ・運動は一切の生命の源である いいじゃない ・もし君がひとりでいるなら、君はすっかり君のものである。 こんな励ましの言葉はなかなかかけてもらえない。 久々に読んでみたことで、松岡正剛が、千夜千冊で、 「 しかし、一度はレオナルドの『手記』は手にとってみたほうがいい。おそらく、諸君に名状しがたい自信をもたらすだろうからである。」 と言ってる意味がよくわかった。 これを読んで励まされることができた自分は、大きくは間違えてはいないだろう、と思えた。
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人生論の部分は、経験主義や無の思索などが面白い。ルネッサンス芸術は「自然を師とし」、一種の経験主義的芸術観をもっていたのだなとわかる。 文学では動物譚が面白い。ワニの口に飛びこんで、ワニを殺す「ねこいたち」については、『職方外紀』にみえる。『博物誌』「徳の花」「アチュルバ」「トレソル」などの中世動物譚からの引用らしい。 絵画論では詩や彫刻とのちがい、絵画が空気など形のないものも描く点で彫刻よりまさっていることなどの論争があり、あとは遠近法・陰・動き・衣服のシワなどの各論である。最後は洪水とか、戦争の描写でちょっと黙示録ににている。
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(2016.02.22読了)(2003.01.28購入)(1994.12.05第46刷) レオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会を見ました。 ――――――――――――――――――― レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の挑戦 主催:毎日新聞社 会場:江戸東京博物館 会期:2016年1月...
(2016.02.22読了)(2003.01.28購入)(1994.12.05第46刷) レオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会を見ました。 ――――――――――――――――――― レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の挑戦 主催:毎日新聞社 会場:江戸東京博物館 会期:2016年1月16日(土)~4月10日(日) 観覧料:一般1,450円 今回の展覧会では、自然観察を通じて真理に近づこうとしたレオナルドの挑戦を、日本初公開の絵画 《糸巻きの聖母》(バクルー・リビング・ヘリテージ・トラスト)と直筆ノート「鳥の飛翔に関する手稿」(トリノ王立図書館)を中心に紹介します。 ―――――――――――――――――――― レオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会を見るたびに、積読中のこの本を思い出して、読もうと思うのですが、何度も挫折してきました。今度こそはと、頑張って何とか上巻を読み終わりました。 1954年に第1刷が出ている本なので、漢字が旧字体になっています。夏目漱石の小説なども、旧字体の漢字で読んできた世代なので、何ページか読むと旧字体の漢字に慣れて、違和感は薄れて苦にならなくなります。 内容は、レオナルド・ダ・ヴィンチが折に触れて書き残した、メモ書きみたいなもののうち、意味が読み取れそうなものを翻訳したものですので、あまり読みやすいものではありません。メモの中に絵の下書きなども入っているので、その写真が、7枚ほど収録されています。 レオナルド・ダ・ヴィンチの関心は、多岐にわたりますので、この上巻には、『人生論』『文学論』『絵画論』に関するものが収録されています。 【目次】 レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯とその手記 凡例 序 人生論 文学 寓話 笑話 動物譚 予言 東邦旅行 巨人について 「絵の本」から 絵画と他の芸術との比較 画家の生活と勉強 遠近法 解剖 美について 運動と表情 構図 衣服 光、影、色 風景 自然 大洪水と戦争 訳註 ●最高の善・悪(33頁) 最高の善なるものは智慧であり、最高の悪なるものは肉体の苦痛である。 ●記憶(35頁) 食欲なくして食べることが健康に害あるごとく、欲望を伴わぬ勉強は記憶をそこない、記憶したことを保存しない。 ●幸福(40頁) 「幸福」が来たら、躊らわず前髪をつかめ、うしろは禿げているからね。 ●嫉妬(40頁) 徳が生れると、忽ち徳は自分に反対する嫉妬を分娩する。嫉妬なき徳より影なき物体の方がさきに現れるであろう。 ●攻撃(50頁) 他人を攻撃する人は自らも安全ではない。 ●絵画(196頁) 「絵画」は一瞬のうちに視力をとおして物の本質を君に示す。 ●あやまち(220頁) われわれは自分の作品より他人の作品にあるあやまちの方を識りやすいということをはっきり承知している。 ☆関連図書(既読) 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」東野芳明著、新潮美術文庫、1974.05.25 「ジョコンダ婦人の肖像」カニグズバーグ著、岩波書店、1975.12.10 「微笑の構造」田中英道著、小学館、1977.06.20 「モナ・リザが微笑む」宮下孝晴著・佐藤幸三写真、講談社文庫、1984.12.15 「レオナルド=ダ=ヴィンチ鏡面文字の謎」高津道昭著、新潮選書、1990.08.20 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」田中英道著、講談社学術文庫、1992.02.10 「建築家レオナルド・ダ・ヴィンチ」長尾重武著、中公新書、1994.08.25 (2016年2月23日・記) (「BOOK」データベースより)amazon レオナルド(1452‐1519)こそ「万能の天才」そのものである。彼は何よりも「モナ・リザ」「最後の晩餐」などの傑作を残した画家であり、彫刻家・建築家であり、また天文学・物理学の造詣も深かった。その天才が残した厖大なノートから、わかりやすい文章を選び2冊に編集する。(上)には『絵画論』『人生論』『文学論』を収める。
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