1,800円以上の注文で送料無料

芭蕉 おくのほそ道 の商品レビュー

4.1

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

言わずと知れた松尾芭…

言わずと知れた松尾芭蕉の旅行記。一見ノンフィクションのようだが、曾良の日記を読むと、ありのままを記したわけではなく多分に創作部分もあるようでまたおもしろい。

文庫OFF

素晴らしい句の数々。…

素晴らしい句の数々。必ずしも現場を読んだのではなく、空想の風景を読んだものもあるそうです。

文庫OFF

2023/12/08

昔の優れた人の跡を(そのまま)模倣するのでなく、その人が追求した本質を学び取れ。松尾芭蕉『許六離別詞』 古池や 蛙飛びこむ 水の音(静寂・動・静寂)。▼夏草やつわものどもが夢の跡(悠久の自然vs儚い人間)。▼閑(しずけ)さや 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声(音=動の中に静寂がある...

昔の優れた人の跡を(そのまま)模倣するのでなく、その人が追求した本質を学び取れ。松尾芭蕉『許六離別詞』 古池や 蛙飛びこむ 水の音(静寂・動・静寂)。▼夏草やつわものどもが夢の跡(悠久の自然vs儚い人間)。▼閑(しずけ)さや 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声(音=動の中に静寂がある)。※立石寺りっしゃくじ、山形。▼やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声。▼命なり わづかの笠の 下涼み。▼この道を 行く人なしに 秋の暮(くれ)。▼もの言えば くちびる寒し 秋の風。▼木枯しや 竹に隠れて しづまりぬ。▼命二つの 中に生きたる さくらかな。松尾芭蕉『奥の細道』1702 みちのく陸奥 松尾芭蕉『野ざらし紀行』 ※芭蕉。伊賀の武士。 ②元禄文化

Posted byブクログ

2023/09/02

図書館で借りた。 有名な松尾芭蕉の旅行記。 私の経歴に関わった土地が多いので、個人的に楽しい。よく聞く「松島や あぁ松島や 松島や」は、やはりガセネタで、おくのほそ道には掲載されていないことを確認できた。 福島に来て、左手に会津磐梯山、右手に相馬・いわき…というのは100km先だ...

図書館で借りた。 有名な松尾芭蕉の旅行記。 私の経歴に関わった土地が多いので、個人的に楽しい。よく聞く「松島や あぁ松島や 松島や」は、やはりガセネタで、おくのほそ道には掲載されていないことを確認できた。 福島に来て、左手に会津磐梯山、右手に相馬・いわき…というのは100km先だし嘘だろうと一瞬思ったが、江戸時代は福島から富士山が見えたと聞く。本当かもしれない、なんて思ったり。 宮城では、「笠島は いづこさ月の ぬかり道」と詠んだり、平泉では「夏草や 兵どもが 夢の跡」など。 北陸の旅も、私が知らない地名もあったり、船乗ったのね~、など楽しめた。 芭蕉だから、と言うより旅日記ブログ的な楽しみ方をしてしまった気がする。

Posted byブクログ

2022/12/11

生涯を旅寝に費やした芭蕉が、東北と北陸を旅した時に綴った晩年の紀行文です。今よりはるかに難儀の多い旅路でも、美しい景色や人との一期一会の出会いに思いを馳せるのは、昔も今も同じ旅の魅力だと感じました。

Posted byブクログ

2021/05/01

『奥の細道』は昔話をのぞけば初めて読んだ日本の古典だった。 小学校入学の前に、祖母から「ふみはじめ」の本として教科書と違う本を1冊子供に選ぶように言われた父が選んでくれた。 地図で「きょうはこのあたり」と言いながら読んだり、時刻表を見ながら「もし電車でいくとしたらこんな感じ」と...

『奥の細道』は昔話をのぞけば初めて読んだ日本の古典だった。 小学校入学の前に、祖母から「ふみはじめ」の本として教科書と違う本を1冊子供に選ぶように言われた父が選んでくれた。 地図で「きょうはこのあたり」と言いながら読んだり、時刻表を見ながら「もし電車でいくとしたらこんな感じ」ときょうだいで想像したりと色々遊べたのも楽しかった。 その記憶があるためか、古典の勉強が中高でもあまり苦にならなかったので、まさしく「読書始」にふさわしい本だったのだと思う。

Posted byブクログ

2020/06/10

2020年度シラバス掲載図書より。映像化されただけでなく、ゲームソフト(DS)も発売されていたそうです。

Posted byブクログ

2019/06/15

[Overview] Emoooooootional. A sentimental giant of big vast large big big in Japanese literature. Tohoku calling, Hokuriku waiting. [Tag] T...

[Overview] Emoooooootional. A sentimental giant of big vast large big big in Japanese literature. Tohoku calling, Hokuriku waiting. [Tag] Travel document. Haiku (俳句). [Plot] From Tokyo to Hokuriku via Tohoku in 1689. [Expression] While following them footsteps of the journey, enjoy the Haikus that appear occasionally. They show scenes implying loneliness and sadness. Good, good and good. This book is brief and concise. I appreciate them. [Memo] I wrote this review after reading the book which I have been given based on my select. -/- 【印象】 エッッッッッッッッッッッモ。 日本文学に輝くクソデカセンチメンタル巨人。 行くぜ東北、回るぜ北陸。 【類別】 紀行。俳句。 【筋】 東京から東北、そして北陸への道程。元禄2年。 【表現】 旅の足跡を辿りながら、時折に交ぜられる句を楽しむ。 寂寥感を礎とする情景が浮かぶようでよきよきのよきです。 簡潔に纏まった感覚もまたありがたい。 【備忘】 このレビューは、希望に基づいて贈られた本を鑑賞して書かれたものです。 (以下、目を引いた句) ・あらたうと青葉若葉の日の光 ・夏草や兵どもが夢の跡 ・五月雨の降のこしてや光堂 ・閑さや岩にしみ入蝉の声 ・五月雨をあつめて早し最上川 ・山中や菊はたおらぬ湯の匂

Posted byブクログ

2015/11/06

本文は非常に短く、あっという間に読める。簡潔で品格のある文章で、傑作の句ができた背景を知ることができる。 (2015.11)

Posted byブクログ

2014/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古典文学には紀行の名品が揃っているが、多くの人が第1に思い浮かべるのが『おくの細道』。芭蕉の旅の目的はおそらく一つではなかっただろうが、深く敬愛する西行の跡を辿ることによって、陸奥の歌枕の地に自ら立つことがその一つ。ただし、西行自身は当時の歌壇にあっては革新派だったが。そして、伝統に立脚しつつも、そこに新たな美を発見するということもあったに違いない。「月日は百代の過客にして…」と格調高く語りながらも、「もゝ引の破れをつゞる」のが俳である。極め付きが「蚤虱馬の尿する枕もと」。和歌的な美には絶対にない世界だ。

Posted byブクログ