イタリアからの手紙 の商品レビュー
2000年前の下水道が今も使われ、一度も大掃除をしたことがないローマ、ローマだけが永遠の都と呼ばれるローマ、ローマ帝国からローマカトリック教会さらに統一後のイタリアと曰くパトロンを惑わし、魅了したローマ、政財界に深く入り込んでいながら、実態が不明なシチリアのマフィア、シチリアの素...
2000年前の下水道が今も使われ、一度も大掃除をしたことがないローマ、ローマだけが永遠の都と呼ばれるローマ、ローマ帝国からローマカトリック教会さらに統一後のイタリアと曰くパトロンを惑わし、魅了したローマ、政財界に深く入り込んでいながら、実態が不明なシチリアのマフィア、シチリアの素朴な子供達、イタリアの小さな街に深く刻まれた長い歴史の話などイタリアの二千年の歴史と統一前の各小国の地域性が散りばめられた著者塩野氏からのエッセー、イタリアからの手紙でした。 地下何層にもわたり、歴史的な遺跡が積み重なるイタリア、ピザやバスタ、ワイン、オリーブを思い浮かべる国イタリア、やはりイタリアは面白い。
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2012年10月23日読了。若き日の塩野七生(文中何度も「三十台の娘」的な表現が出てくる)によるイタリアンエッセイ&小品集、書簡風の文章など中にはフィクションも混じっているのかな・・・?陽気で明るく美しいイタリア~ンはだめなところもあるけれどやっぱ最高、それに引き換えお馬...
2012年10月23日読了。若き日の塩野七生(文中何度も「三十台の娘」的な表現が出てくる)によるイタリアンエッセイ&小品集、書簡風の文章など中にはフィクションも混じっているのかな・・・?陽気で明るく美しいイタリア~ンはだめなところもあるけれどやっぱ最高、それに引き換えお馬鹿なアメリカ・面白くない日本はいやーね、という決まりきった文章だけではなく、面白い。ナポリと他の地方の国民性の違いの話、ローマ時代から続く上下水道の話、シチリアマフィアの話、など軽さも重さもあり、深みがあり考えさせられる。しかし、どーしよーもない部分も多々あるが歴史も人間も含めて愛すべき国、というのはイタリアに限らずどの国もそうかもしれないな。
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なんかこうイタリア文学というのは世界史の授業の記憶のせいか、読むのに気が進まないのだが、塩野さんがいればもう少し入っていけそうな気がしている。
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