枕草子 の商品レビュー
清少納言の辛口批評。…
清少納言の辛口批評。原文でも充分楽しめます。
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平安時代のエッセイ集…
平安時代のエッセイ集。辛辣な筆致には、現代でも通じる可笑しさがあって良いです。
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図書館で借りた。岩波文庫の黄色(日本文学)1冊目。 枕草子と言えば清少納言。…は出てきても、それ以上は出て来ない人が殆どではないだろうか。出ても「『春はあけぼの…』でしょ?」くらいではないか。 私自身、「結局どんな話・文章だっけ?」と思ったので借りてみた。読んでみて分かったのは、...
図書館で借りた。岩波文庫の黄色(日本文学)1冊目。 枕草子と言えば清少納言。…は出てきても、それ以上は出て来ない人が殆どではないだろうか。出ても「『春はあけぼの…』でしょ?」くらいではないか。 私自身、「結局どんな話・文章だっけ?」と思ったので借りてみた。読んでみて分かったのは、いわゆるエッセイ(正確には「随筆」)で、「やっぱ春は夜明けぐらいが気持ちいいよね~」といった文章が続く本。 冒頭の部分は国語の教科書にあったと記憶していたが、全文がこんなに長いとは知らなかった。文庫全体で400頁弱。有名な作品だが、全文を読んで一番感じたのが「こんなに長かったのか…」で、それ以上の何かを感じ取れるほどの読解力は身についていないかな。 とりあえず、枕草子全体の雰囲気を感じることができました。満足。
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昔のいいところの娘さんが選んだ「実用に耐えるエモーショナルな物事を集めてみた」という作品 昔の流行りを懐古するにはうってつけです
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大学受験用に買ったんだけど、殆ど読まなかったなぁ。 結局、橋本治の桃尻語訳を丸暗記して受験に挑みましたとさ。
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清少納言は才女すぎる。確かに,物を見る目は的確だ。1しかし,その目はあくまで若く自信に満ちた者の目だ。 例えば,第8段で生昌が清少納言にやっつけられる。が,若くて才能があってプライドの高い女性とうだつの上がらない中年の役人だったら,後者の方が感情移入しやすい人が多いはずだ。人生のつらさを経た価値観は,弱者へのいたわりのある目だから。
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対訳があるとそっちばかり読んでしまうので、ゆっくり原文を味わって読んでみようと購入。 毎日少しずつ読んでいくつもり。 春はあけぼの この時代に、炭を使っていた事がわかる。冬の朝起きて、いそいで火をおこすのは、朝起きてすぐストーブをつける現代人と同じ。 頃は 一年中同じように素晴らしいと言っているのだろうか。抜けている二月、六月、十月は駄目と暗に言っているのだろうか。それともこの時代にはこの三つの月は無かったのだろうか? この時代に暦はどのように発表され、清少納言はどのようにそれを知ったのだろうか。 正月一日は 一日はとあるが、一日、七日、八日、十五日について記述がある。この頃から七草の習慣があったとわかる。粥を炊くのに使った木(燃えさしということだろうか?)で女の尻を打つ習慣があったようである(すると子供を授かる、という事らしい)結婚して間もない姫君が、屋敷の者?に打たれて顔を赤らめている様などは、確かにほほえましい。もちろんきつく打つのではないのだろう。今は絶えて、商売の種にもならない。 三月三日は 桜の枝を折って花瓶にさしたとある。この時代の花瓶とは、どんな物だったのだろう。下記のURLによると、平安時代の焼き物は緑や白の単色だったらしい。焼き物を手にする事ができた人はどの位いたのだろうか。 http://www.liqun123.com/menu1-3.html
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暗記してたはずの、有名な一説がうろ覚えな自分に気付き、購入。 あらためて、学生の頃ではなく、今の自分で読み返すと、あの頃には 気付けなかったような感覚的な共感や、感動を憶える。 願わくば、学生時代に、もっともっとそれらのことを素直に気付けていたのならば、と悔やんだりも、しつつ。
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清少納言の漢詩(もしくは中国文化)への造詣の深さを感じさせる「香炉峰の雪」が自分には興味深かった記憶がある。 中学生の時に、第一段を暗唱させられたなあ。
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『枕草子』の伝本は大きく分けて4種類の系統があり、本書「岩波文庫版『枕草子』」は、三巻本系統・柳原紀光自筆本を底本にした『日本古典文学大系19 枕草子』をベースにしている。 中味は原文に脚注を加えただけのシンプルなもので、章段ごとの解釈や説明用の挿絵、それに現代語訳は付いてない...
『枕草子』の伝本は大きく分けて4種類の系統があり、本書「岩波文庫版『枕草子』」は、三巻本系統・柳原紀光自筆本を底本にした『日本古典文学大系19 枕草子』をベースにしている。 中味は原文に脚注を加えただけのシンプルなもので、章段ごとの解釈や説明用の挿絵、それに現代語訳は付いてない。また、他の系統本と異なっている箇所を本文の後に「校異」としてまとめてはいるのだが、省略されている部分もあるので完璧ではない。 本文のみで現代語訳を付けないのは、岩波文庫から出版されている他の日本古典と同様に、シンプルさをコンセプトとしているのだろう。これに、いきなりチャレンジするのは困難な感じもするが、三巻本の現代語訳はネット上にも公開されているので、それを参考にしながら読み進めるのも可。より古典に馴染もうとするならば、古語辞典を頼りに読み進めるという方法も選べるし、岩波文庫をチョイスする意味はココにある。 この本は、読み返すたびに味わいが増してくる。その理由は、三巻本の原文の文字に極力手を加えていないところにある。漢字に置き換えたほうがよいと判断されたものびはルビがつけられているので、仮名文字で記された文章の美しさやリズムが伝わってくるのだ。ビギナーにはちと難しいが、通読経験者が読み返して、原文の雰囲気に触れるのには最もフィットする一冊だろう。
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