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やってみなはれみとくんなはれ の商品レビュー

3.7

26件のお客様レビュー

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2011/04/18

どれだけ本気で、不屈になれるのかということがその人間一生の仕事の価値を決めてしまう。本気で、不屈というものが何に対してなのか。そのプリンシプルな部分を定めることが大切。

Posted byブクログ

2011/07/25

1969年(昭和44年)、サントリーの70周年を期に発行された社史中に収載されたもの。山口瞳が「青雲の志について−小説・鳥井信治郎−」を開高健が「やってみなはれ−サントリーの七十年・戦後篇」を書いている。開高健、山口瞳がサントリーの宣伝部に籍を置いていたこと、現役の社員だった頃に...

1969年(昭和44年)、サントリーの70周年を期に発行された社史中に収載されたもの。山口瞳が「青雲の志について−小説・鳥井信治郎−」を開高健が「やってみなはれ−サントリーの七十年・戦後篇」を書いている。開高健、山口瞳がサントリーの宣伝部に籍を置いていたこと、現役の社員だった頃に、開高が芥川賞を、山口が直木賞を受賞したのは知られた話である。その二人が社史を書くというのだから、随分と贅沢な社史もあったものだと思う。かつ、二人がサントリーという会社のユニークさを本当に愛していたのだ、ということが伝わってくる、形ばかりのものではない内容の社史になっている。

Posted byブクログ

2009/10/08

開高健と山口瞳。サントリー社員によるサントリー社史。 大会社としか思っていませんでしたが、こんなにも商人根性あふるる熱い企業だったのですねー。 たくさんの歴史や愛を感じて、ウィスキーが美味しく思え・・・ましたが、飲んでみるとやっぱり無理でした(笑) プライドを捨てても向上・前進の...

開高健と山口瞳。サントリー社員によるサントリー社史。 大会社としか思っていませんでしたが、こんなにも商人根性あふるる熱い企業だったのですねー。 たくさんの歴史や愛を感じて、ウィスキーが美味しく思え・・・ましたが、飲んでみるとやっぱり無理でした(笑) プライドを捨てても向上・前進のためにがむしゃらに取り組む姿勢など、営業として学ぶべきところも多かったです。

Posted byブクログ

2011/09/15

ヤンチャでハチャメチャで自由闊達で人間臭いオモロイ会社。開高健 昭和36年作。「人間」らしくやりたいナトリスを飲んで「人間」らしくやりたいナ「人間」なんだからナなんかいいんだ。今は世の中きぜわしくて窮屈で閉塞的で無機質でなんか失ってるもの多いでしょ。だからかな。「人間」らしくやり...

ヤンチャでハチャメチャで自由闊達で人間臭いオモロイ会社。開高健 昭和36年作。「人間」らしくやりたいナトリスを飲んで「人間」らしくやりたいナ「人間」なんだからナなんかいいんだ。今は世の中きぜわしくて窮屈で閉塞的で無機質でなんか失ってるもの多いでしょ。だからかな。「人間」らしくやりたいんだよね。もっと。ほんとは。

Posted byブクログ

2009/10/04

サントリーの創業者鳥居信治郎と創業時の寿屋時代の社風について、山口瞳と開高健がそれぞれ書いたもの。このエッセイが書かれたのはおよそ30年前なのだが、その当時書かれた会社の勢いが、今なお継続していることがすごいと思う。サントリーの強みは、単なる企業としてではなく、文化・芸術の発信者...

サントリーの創業者鳥居信治郎と創業時の寿屋時代の社風について、山口瞳と開高健がそれぞれ書いたもの。このエッセイが書かれたのはおよそ30年前なのだが、その当時書かれた会社の勢いが、今なお継続していることがすごいと思う。サントリーの強みは、単なる企業としてではなく、文化・芸術の発信者としてのポジションも確立しているという相乗効果によるところが大きいと感じた。

Posted byブクログ

2009/10/04

サントリー宣伝部に所属し、直木賞を受賞した山口 瞳と芥川賞を受賞した開高 健の二人によるサントリー社史なのですが・・・とにかく面白い!しょうもない小説より面白い! 創業者・鳥居信治郎と二代目・佐治敬三にまつわる様々なエピソード を散りばめつつ、サントリーの歴史が綴られているので...

サントリー宣伝部に所属し、直木賞を受賞した山口 瞳と芥川賞を受賞した開高 健の二人によるサントリー社史なのですが・・・とにかく面白い!しょうもない小説より面白い! 創業者・鳥居信治郎と二代目・佐治敬三にまつわる様々なエピソード を散りばめつつ、サントリーの歴史が綴られているのですが、抜け目なく目端が利き、突拍子もない様でいて合理的な発想、勘定高いかと思えば情に厚い。世間の企業イメージとは裏腹に、そこにあるのは何とも泥臭くも人間味溢れたナニワの商人(あきんど)の姿そのものです。 『やってみなはれ、やってみなわからしまへん』 その信治郎の口癖だったと云う言葉は、不思議なパワーがあるように 思えてなりません。 「そんなんしたって、たかが結果は知れてるし。」今まで何もしないうちから、そう勝手に決め付けていたことが何と多かった事でしょう。けれど・・・そうや、やってみな判らへん。どない転ぶか、そんなん誰にも判らへん。 ・・・本を閉じた後、そんな思いがじんわりと胸に込み上げてくる、 そんな一冊です。

Posted byブクログ