紙でプロレスソリチュード の商品レビュー
2003年、大晦日格闘技の興行戦争前夜において 当時、業界のフィクサーと目されることもあった 元・「紙のプロレス」編集人による対談を収録した一冊 さまざまな対立項を螺旋状に統合し 「ソリチュード(孤独)」というキーワードに象徴させているが 要するに虚無である 孤独と言いつつ、常に...
2003年、大晦日格闘技の興行戦争前夜において 当時、業界のフィクサーと目されることもあった 元・「紙のプロレス」編集人による対談を収録した一冊 さまざまな対立項を螺旋状に統合し 「ソリチュード(孤独)」というキーワードに象徴させているが 要するに虚無である 孤独と言いつつ、常に観客の顔色をうかがっている 「個」と「大衆」 「プロ」と「素人」 「商品」と「作品」 どちらでもあるということは、どちらでもないということだ ポストモダンである 「シンゴジラ」「君の名は」「この世界の片隅に」のヒットを経た今 それを、消費者感覚によるプロデュース時代の ひとつのスタンダードを示した遺物 …と呼ぶにはまだ早いかもしれないが ハッスルが潰れ むしろ素人の手作り感丸出しでそれに先行していたDDTが 未だに生き残っているというのは やはり必然と思われる
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