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クリティカルチェーン の商品レビュー

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99件のお客様レビュー

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一読の価値あり

前作までと同様、小説という形態を使ってTOC理論(のプロジェクトマネジメントへの応用)について学べる。大学の社会人MBAクラスに出された課題について、主人公と一緒に考えている内に、理論が頭に入ってくる本。

yoko

2024/02/26

PERT法のクリティカルパスにリソースの競合を考慮したのがクリティカルチェーンと聞いて興味を持った。以前読んだザ・ゴールのTOC(制約理論)をプロジェクトマネジメント特にスケジュール管理に応用する話。 リソースの競合は普通考慮するだろうからなるほど感は無かった。それよりも各ステ...

PERT法のクリティカルパスにリソースの競合を考慮したのがクリティカルチェーンと聞いて興味を持った。以前読んだザ・ゴールのTOC(制約理論)をプロジェクトマネジメント特にスケジュール管理に応用する話。 リソースの競合は普通考慮するだろうからなるほど感は無かった。それよりも各ステップに期限を設けるとセーフティータイムが組み込まれてしまう問題の方がなるほどと思った。期限設定をしないことで「学生症候群」を無くし掛け持ちも無くす。バッファーは個々に設けずまとめて設ける。良いと思う。 以下はポイントの抜粋。 ・進捗状況はクリティカルパスでしか評価しない(p247) ・クリティカルパスだけ監視(p252) ・クリティカルパスを無駄にしない(p235) ・各ステップにセーフティータイムを組み込みすぎている(p236) ・セーフティーは全て、クリティカルパスの後ろに置く(p237) ・合流バッファーは非クリティカルパスで生じる遅れからクリティカルパスを守る(p243) ・ステップごとの期限設定は廃止(p249) ・各ステップ完了までの時間を減らすことによって、仕事の掛け持ちを大幅に減らす(p250) ・1か月遅れることで、どれだけ金額的な損失があるのか認識(p269) ・交渉したのは納入日じゃなくリードタイム(p283) ・共通のリソースが複数のステップによって用いられる場合、こうしたステップ間の競合も検討(p338)

Posted byブクログ

2023/05/02

図書館で借りた。 プロジェクトマネジメントを学ぶのにお勧めの本としてよく紹介される1冊。 中身は小説だ。MBAスクールという舞台で、授業の課題として見る実際の現場で、なぜプロジェクトは上手くいかないかを分析しながら、謎を解いていくという話。そこから読者はプロジェクトマネジメントの...

図書館で借りた。 プロジェクトマネジメントを学ぶのにお勧めの本としてよく紹介される1冊。 中身は小説だ。MBAスクールという舞台で、授業の課題として見る実際の現場で、なぜプロジェクトは上手くいかないかを分析しながら、謎を解いていくという話。そこから読者はプロジェクトマネジメントのノウハウを学べる本となっている。 私はどうも小説形式で学ぶというのは合わないらしい。小説には入り込めたが、入り込んだばっかりに「理屈はいいから、この主人公たちは結局ハッピーになるの?どうなるの?」という側面ばかり気になってしまった。堅い教科書の方が、自分には合ってるのかと感じた1冊でした。

Posted byブクログ

2023/04/26

ー 「そうだ。でも定義は大事だ。一度、定義を整理してみよう。 とりあえずクリティカルパスの定義は、そのままということにしておこう。いちばん長いパスだ。さて、ここからだ。もう、みんなわかっていると思うが、ここで重要になるのが制約条件だ。制約条件は、従属ステップがいちばん長くつながっ...

ー 「そうだ。でも定義は大事だ。一度、定義を整理してみよう。 とりあえずクリティカルパスの定義は、そのままということにしておこう。いちばん長いパスだ。さて、ここからだ。もう、みんなわかっていると思うが、ここで重要になるのが制約条件だ。制約条件は、従属ステップがいちばん長くつながっているところだ。従属関係がリソースに起因することも考慮しないといけないわけだから、これには別の名前を用意したほうがいいだろう」 「『クリティカルチェーン』というのは、どうですか。 従属ステップがいちばん長くつながっているところ、つまり鎖ですから」 ー 「制約条件の理論」と「思考のプロセス」の応用編。 『チェンジ・ザ・ルール!』はIT投資(システム開発)、本作はプロマネ。 本作も面白かったが、対象が現場から離れてきている分、臨場感には欠けてしまう。奥様とのエピソードはもはや惰性のおまけ。『ザ・ゴール』の時には重要な役割があったけど、今回は何かを得るやり取りは何もない。

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2021/03/29

ザ・ゴールシリーズの第四段。 このシリーズならではの小説の作りになっているビジネス書であり、非常に読みやすい。 議論は根気よくしないと良い回答が得られないことがよくわかる一冊でした。

Posted byブクログ

2020/10/12

プロジェクトマネジメントするなら、理解した方が良い概念です。 クリティカルパスと、バッファタイムの考え方は付き纏いますし、誤って設定すると自分が死にます。

Posted byブクログ

2020/09/06

プロジェクトマネジメントを考える際、最も実践的かつ参考になる図書。 制約の理論がベースであるものの、近年話題であるアジャイル手法に通じる。 カンバン方式やスクラムの考え方に通じるため、こうした理論を自分のプロジェクトに適用したい人は是非一度は目を通して欲しい。

Posted byブクログ

2020/07/12

この本、スゴく実践的で、タメになる。(もっと早く知りたかった) さすが、評価されてるだけある。 プロジェクトマネージャー必読。

Posted byブクログ

2020/03/22

プロジェクトはいつも遅れるもの。多くの人が直面する悩みだが、制約条件の理論(Theory Of Constraints)を使って、この悩みを解決することを小説仕立てで展開する。 制約条件の理論は、「システムのアウトプットは、その最も弱い部分の能力で制約される」というもの。これをプ...

プロジェクトはいつも遅れるもの。多くの人が直面する悩みだが、制約条件の理論(Theory Of Constraints)を使って、この悩みを解決することを小説仕立てで展開する。 制約条件の理論は、「システムのアウトプットは、その最も弱い部分の能力で制約される」というもの。これをプロジェクトマネジメントに当てはめると、プロジェクトの開始から完了までの一連の作業、工程をつないだ経路のなかで最も長い作業を要する経路をクリティカルパスとする。このパスがプロジェクト全体の時間を左右する。 個々のステップ毎に見積もり時間を設定して合算した数字をプロジェクト全体時間とするのではなく、個々のステップは余裕を持たないギリギリの時間に削り(見積もり時間の半分くらい)そして削った余裕を全体のプロジェクトバッファと設ける。プロジェクトマネジメントはそのクリティカル・パスのモニタリングのみに注意するというもの。 実際にはそんなに上手くいくかは確信が持てないが、遅れる前提でガントチャートを書くのを繰り返すことを脱却できるかもしれない。何よりプロジェクトマネジメントを可視化するには面白い考え方である。

Posted byブクログ

2019/07/28

以前買ったものを再読。昔とは立場も違うので、この中に書いてあることで実践できそうなことが多い気がする。 ただ、クリティカルチェーンの算出や合流バッファ、リソースバッファの埋め込みにはソフトウェアが必須だと思うし、そうすると予算がないとできないな。。。ある程度予算動かせる立場では...

以前買ったものを再読。昔とは立場も違うので、この中に書いてあることで実践できそうなことが多い気がする。 ただ、クリティカルチェーンの算出や合流バッファ、リソースバッファの埋め込みにはソフトウェアが必須だと思うし、そうすると予算がないとできないな。。。ある程度予算動かせる立場ではあると思うけど、組織としてプロジェクトが遅れて問題と思っている立場の人間とつかわないと意味がないけど、そこまでたどり着いていないような気もする。

Posted byブクログ