オレンジガール の商品レビュー
まっすぐにいい話。 小さい頃に死んでしまった父親から、少年に手紙が届くという設定。 そこには、オレンジガールの話が・・・。 テーマは、家族のつながり。
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この作品で魅力的なのはなんといっても「パパ」の世界観だ。かなりの空想癖持ちで架空の物語を作る名人、根っからのロマンチストで夢想家。そんな彼が恋したお相手が「オレンジガール」。彼が「オレンジガール」について様々に考察という名の妄想を膨らませるシーンでは思わずくすりと笑ってしまった...
この作品で魅力的なのはなんといっても「パパ」の世界観だ。かなりの空想癖持ちで架空の物語を作る名人、根っからのロマンチストで夢想家。そんな彼が恋したお相手が「オレンジガール」。彼が「オレンジガール」について様々に考察という名の妄想を膨らませるシーンでは思わずくすりと笑ってしまった。 世界の輝きをだれよりも愛していた「パパ」にとって、死ぬことは何よりも悲しいことだった。死とはこの素晴らしい世界を、大切な人々を残して永遠に去ることだから。 11年前に死んでしまった「パパ」からの手紙。「生きるって素晴らしい」そんなメッセージとともに「生きるってどういうこと?」という問いかけをも含んだ物語。
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この人の作品は全て読んだわけではないけれど、この本を貫く一つの思想のようなものはとても好きでした。 亡くなった父親が息子に残した物語の結末、オレンジガールとは誰なのか、息子に問いかける質問等気になることばかりで先がただただ気になった。 歳を重ねてからもう一度読んでみたいと思った...
この人の作品は全て読んだわけではないけれど、この本を貫く一つの思想のようなものはとても好きでした。 亡くなった父親が息子に残した物語の結末、オレンジガールとは誰なのか、息子に問いかける質問等気になることばかりで先がただただ気になった。 歳を重ねてからもう一度読んでみたいと思った。
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仕掛け好きの恋愛小説を探している方にオススメです。オレンジガールの正体がわかった後の主人公に思わず顔がほころびます。
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タイトルにひかれて、図書館で借りた 宇宙に存在すること・同じ時代に生きること・考えること、とても大切なこと すてきな装丁なのに、図書館ではカバーが外されていた 再読したくなったら、今度は購入する
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次世代に自分の人生を伝えられるかどうか試されている気持ちになる。ストーリーは好きだが前半が長すぎ。10分の曲でイントロが5分みたいな感じ。装丁はかっこよくて、本棚に並べたいレベル。
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本を読んで、命の大切さ、親の愛と子供の自我の成長を感じました。 お父さんとお母さんにもらった命です。大切にしましょう。 以下紹介文 少年が4歳のときに死んだ父親からの手紙が、古いおもちゃのスポーツカーの中から見つかったことから、15歳になった少年は、大宇宙の謎にさらされます。...
本を読んで、命の大切さ、親の愛と子供の自我の成長を感じました。 お父さんとお母さんにもらった命です。大切にしましょう。 以下紹介文 少年が4歳のときに死んだ父親からの手紙が、古いおもちゃのスポーツカーの中から見つかったことから、15歳になった少年は、大宇宙の謎にさらされます。 死んだ父が少年に残した重大な問いかけに、少年はどう答えるのか、父が求めてやまなかった命への渇望の目指すものはなんだったのか? 「ひとりの命の重さ」がとても軽くなってしまったように感じられる現代社会において、若者にぜひ読んでもらいたい、ゴルデル渾身の1冊。 こんなにすばらしいお父さんと結婚したのに、再婚するとは 納得できないかな
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ゴルデル作品と言えば、作中作! 最初あらすじを読んだ時は「ソフィーの世界」みたいに手紙がどこからか徐々に届くのかと思ってしまったんだけど、違いました。つまるところ、手紙というか、遺言というか。 ヤングアダルト向けの作品として発表されたということで、そのせいか平仮名が多めでちょっ...
ゴルデル作品と言えば、作中作! 最初あらすじを読んだ時は「ソフィーの世界」みたいに手紙がどこからか徐々に届くのかと思ってしまったんだけど、違いました。つまるところ、手紙というか、遺言というか。 ヤングアダルト向けの作品として発表されたということで、そのせいか平仮名が多めでちょっと読みづらかったです。翻訳ものの文章苦手なので余計に。 内容については、半分くらいまでは結構話がくどくて読むのが辛かった。 後半は哲学っぽい雰囲気で、ゴルデルの作品だなと感じました。 最後の質問についてもいろいろ考えたけれど、それよりも主人公の両親の気持ちをすごく考えてしまって胸が苦しくなりました。 自分がこの父親と同じ状況に置かれたらどうするだろうと、考えてしまいます。 くどさと読みにくさを除けば、良い作品だと思います。
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ラブストーリーの中に 哲学が散りばめられていて、 10代向けのヤングアダルト小説ながら、 大人になってもまた読みたくなる、 そんな本。 命の重さ、そして運命の残酷さを 「生」への希望を託した形で語られる。 子供が出来た時に、読み聞かせてあげたい。
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11年前に死んだ父が主人公に残した手紙が見つかった… そこから始まるストーリーにひかれ読み始めました。 最初はオレンジガールって何?と多少つまらなかったのですが、徐々に入り込んでいきました。 主人公のように、オレンジガールが誰なのか明かされる前に気づくべきことだと私も思い...
11年前に死んだ父が主人公に残した手紙が見つかった… そこから始まるストーリーにひかれ読み始めました。 最初はオレンジガールって何?と多少つまらなかったのですが、徐々に入り込んでいきました。 主人公のように、オレンジガールが誰なのか明かされる前に気づくべきことだと私も思いました。 手紙の中でのよく登場する「ハップル望遠鏡」は工学部生として興味深かった。 主人公とともに、私もこの父の質問を読みながら考えた。 たとえ宇宙の歴史からしたら、私の存在は一瞬なのかもしれない。 どんなに頑張っても、楽しい思い出をたくさん作っても死は訪れる。 でも、それでも今の人生を生きたいと思った。 この本は死をテーマにすることによって、逆説的に「生」を浮き彫りにしている。 だからこそ、この本に魅力を感じたのだと思う。
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