ゲーム理論で勝つ経営 の商品レビュー
ー こうしてゲームの五つの要素が出そろう。プレイヤー (Players)、 付加価値 (Added Values)、ルール (Rules)、 戦術 (Tactics)、 範囲 (Scope) の五つで、合わせてパーツ (PARTS) である。この五つが一つのゲームを構成しているこ...
ー こうしてゲームの五つの要素が出そろう。プレイヤー (Players)、 付加価値 (Added Values)、ルール (Rules)、 戦術 (Tactics)、 範囲 (Scope) の五つで、合わせてパーツ (PARTS) である。この五つが一つのゲームを構成していることを理解しておかなければならない。それぞれはお互いに依存しているため、時には重なり合って見える。しかし、そのどれも無視するわけにはいかず、個々の要素をしっかり見なければならない。パーツは、ゲームを理解するための手法なのである。 ー 『競争戦略』で紹介されていたので読みたかった本。絶版だったので、900円定価のところを3,400円で購入して読んだけどその価値はあった。 本気で市場を勝ち取りに行く際の戦略的アプローチが良く分析されている。
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Value Net 価値相関図:顧客・企業・競争相手・補完的生産者・供給者。自社がゲームに参入したならば、何をそのゲームに加えることができるだろうか? 顧客の要望を聞き、自社の製品をそれに合わせることで、競争相手の模倣を防ぐ。
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全体のパイと自分の付加価値を失わないようにすること。特に、何かしたとき、あとに周りがどう動くか考える。あと供給を、あえて減らす。
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本書は経営において競争と協調双方が重要であることを説明し、その上でいかに有利に物事を進めるかを豊富な事例を用いて論じている。 PARTフレームワークは、現場のビジネスを当てはめると新たな気付きになりうるものであり、有益であると感じる。
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供給者と顧客、また、競争者と補完的生産者という裏表の 関係を学べた。PARTSというゲーム理論のツールを学んだ ことで、経営戦略の新しい視点を得られたと思う。 豊富な実例があることで、あきない。 特にダイヤモンドが高いのは、供給が少ないから高いので なく、戦略により作られた価格だ...
供給者と顧客、また、競争者と補完的生産者という裏表の 関係を学べた。PARTSというゲーム理論のツールを学んだ ことで、経営戦略の新しい視点を得られたと思う。 豊富な実例があることで、あきない。 特にダイヤモンドが高いのは、供給が少ないから高いので なく、戦略により作られた価格だということに 驚いた。
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筆者は、「勝つか負けるか」といった結果だけではなく、「双方が勝つ」という結果も存在する事を示し、そしてそれには「競争」だけでなく「協調」という戦略が重要となることを主張する。 つまり、co-opetitionという概念は、企業が生き残るために必要であることを、ゲーム理論を用いな...
筆者は、「勝つか負けるか」といった結果だけではなく、「双方が勝つ」という結果も存在する事を示し、そしてそれには「競争」だけでなく「協調」という戦略が重要となることを主張する。 つまり、co-opetitionという概念は、企業が生き残るために必要であることを、ゲーム理論を用いながら説明している。 co-opetitionを、ゲーム理論を用いて考えていく上で重要となる要素は、各々の頭文字をとって、PARTSと呼ばれる。player, added value, rules, tactics, and scopeである。 これらを変化させることで、ゲームを自分にとって(ある場合には、他社にとっても)有利な方向へと変化させる。 tips 実際に存在する事・ものだけでなく、他者の認識を変化させることによってもゲームを変化させることが可能という点が興味深い。
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競争はつぶしあいの部分にばかり焦点を当てられてきたけど、 協調の部分もあるという事実に目を向けようという話がテーマ。 全体として、競争ゲームの際に考えるべき5つのポイントを丁寧に一つずつ解説していきます。 ポイントとは PARTS: Players(プレイヤー)、Addition...
競争はつぶしあいの部分にばかり焦点を当てられてきたけど、 協調の部分もあるという事実に目を向けようという話がテーマ。 全体として、競争ゲームの際に考えるべき5つのポイントを丁寧に一つずつ解説していきます。 ポイントとは PARTS: Players(プレイヤー)、Additional value(付加価値)、Rules(ルール) Tactics(戦術)、Scope(範囲)の5つ。 Tacticsはどちらかというと「状況の認識」や「相手の認識」に関するものが主だったかな。 とりあえず、今まで読んだ中でちょろっとしか説明されてなかった 「価値相関図」について解説されていて嬉しかったです。現実に応用できるかは別にして。
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ゲーム理論の考え方を経営に応用した本。 あくまで「考え方」を現実のビジネスシーンに応用した本なので、ゲーム理論の小難しい計算は出てこない。むしろ本の9割以上が事例の紹介で、逆に体系立った理論がないのが物足りない。ただ、本書で紹介されている考え方は現実のビジネスシーンでは有用なもの...
ゲーム理論の考え方を経営に応用した本。 あくまで「考え方」を現実のビジネスシーンに応用した本なので、ゲーム理論の小難しい計算は出てこない。むしろ本の9割以上が事例の紹介で、逆に体系立った理論がないのが物足りない。ただ、本書で紹介されている考え方は現実のビジネスシーンでは有用なものであるように想像される。・・・学生なので実感はわきませんが。
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経済学部、商学部にいる学生は間違いなく学生中に一度は読むべきであると思う名著。ゲーム理論は仮定を変えれば解が変わるという性質をもつため、研究者的立場からすると実証分析とどうしてもセットになってしまいがちであり、その結果難解な数学の応用科目としての性質をもつ。しかし実務に生かす、も...
経済学部、商学部にいる学生は間違いなく学生中に一度は読むべきであると思う名著。ゲーム理論は仮定を変えれば解が変わるという性質をもつため、研究者的立場からすると実証分析とどうしてもセットになってしまいがちであり、その結果難解な数学の応用科目としての性質をもつ。しかし実務に生かす、もしくは思考法として用いる場合にゲーム理論的な考え方を身につけることは極めて意味がある。この本は数式を一切使わずに、ゲーム理論的に意思決定の相互依存関係を読み解くにはどうすればいいかを豊富なケースと共に述べている。経営戦略をゲーム理論的に読み解くと驚くようなインプリケーションが得られるのである。 個人的に興味深かったのはplayerの章の誰が得をするのかといった問題や、ruleの章とtacticsの章全般である。ミクロ経済学を勉強した学生が読めば、ミクロ経済学のシグナリングの理論などがいかに現実社会に生かされるかを理解できるであろう。 訳にやや問題はあるものの、内容の面白さはその欠点を補って余りある。
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『相手がこうきたら、こうする!』まるで将棋をやるように日々の生活を考える。 そして、協調という考えはニンニンにとってとっても大切な学びになった
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