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緒方貞子 の商品レビュー

4.4

37件のお客様レビュー

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2023/08/08

強い信念と本物のリーダーシップを兼ね備えていた人だというのが良くわかる。さらに人道支援に従事する人だけでなく、難民にも尊厳と尊敬をもって接していたのが言葉では表し尽くせない人としての奥深さを感じる。 またグローバルの視点を常に持っており、日本が単一民族の島国であるのは錯覚だと言い...

強い信念と本物のリーダーシップを兼ね備えていた人だというのが良くわかる。さらに人道支援に従事する人だけでなく、難民にも尊厳と尊敬をもって接していたのが言葉では表し尽くせない人としての奥深さを感じる。 またグローバルの視点を常に持っており、日本が単一民族の島国であるのは錯覚だと言いきったり、物事を客観的かつ俯瞰的にも見ることが出来る真のリーダーであることがよく読み取れる。憧れの対象としてもっとたくさん緒方貞子さんの本を読んで学んでみたい。

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2023/01/16

高校の国語の救業で見つけた本。 尊敬する人が緒方さんことを尊敬していて、夢中になって読んだ。 そのおかげで一番成績良かった。 緒方貞子についてもっと知りたくなる一冊

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2022/03/15

2019年年末のBRUTUS読書特集号「危険な読書2020」で気になった一冊。ウクライナの避難民が気になって積読から取り出して読了。 旧ユーゴ紛争のところを読んで、既視感半端ない。歴史は流転するというか、歴史から学ばないなとか。 緒方さんが国連難民高等弁務官だった頃、国際法を学ぶ...

2019年年末のBRUTUS読書特集号「危険な読書2020」で気になった一冊。ウクライナの避難民が気になって積読から取り出して読了。 旧ユーゴ紛争のところを読んで、既視感半端ない。歴史は流転するというか、歴史から学ばないなとか。 緒方さんが国連難民高等弁務官だった頃、国際法を学ぶ学生だったから、色々知っているつもりだったけど、知らないことも多かった。 序章に書かれている、緒方さんの原動力は怒りということ。今のリーダーには怒りが足りないのかなと思った。

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2022/01/02

『熱い心と冷たい頭を持て』 『大事なのはルールを守ることではない』 緒方貞子さんが言うからこそ、 重みを持って理解できる言葉。

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2021/11/23

緒方貞子さんのことは以前から知っていましたが、実際に何をしてどういう決断をくだしてきたのかを知りたくて読み始めました。芯が強くてそれでいてしなやかな人で、言葉に惹きこまれました こういう人でありたいと思わせるような人でした

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2020/01/24

カテゴリ:図書館企画展示 2019年度第5回図書館企画展示 「追悼展示:緒方貞子氏執筆本等」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2019年11月1日(金) ~ 2019年12月23日(月) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑...

カテゴリ:図書館企画展示 2019年度第5回図書館企画展示 「追悼展示:緒方貞子氏執筆本等」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2019年11月1日(金) ~ 2019年12月23日(月) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース

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2016/05/15

緒方さんの難民支援に対する信念と選択が描かれている。少し物足りなさを感じてしまうが、限られた時間のインタビューでここまでの内容を構成できる著者に感服。

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2016/01/11

NHKのドキュメンタリー作成のために行われたインタビューを中心に、緒方貞子氏の、1990年から2000年までの国連難民高等弁務官としての十年間と、その後のアフガニスタン復興支援などの活動について綴ったもの。 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の主要な任務は、言うまでもなく“難...

NHKのドキュメンタリー作成のために行われたインタビューを中心に、緒方貞子氏の、1990年から2000年までの国連難民高等弁務官としての十年間と、その後のアフガニスタン復興支援などの活動について綴ったもの。 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の主要な任務は、言うまでもなく“難民に対する人道支援”であるが、私は本書を読むまで、その活動の抱える根本的とも言える問題に思い至らなかった。緒方氏は「人道援助と軍事介入はしばしば矛盾するのです。軍事介入を行うということは、対立する側の一方を処罰してもう一方を救うことになるわけですが、人道援助は中立の立場で双方に援助を行わなければなりません。・・・つまり、人道的アプローチと軍事的アプローチは矛盾するのです。これは、冷戦終結後、内戦が頻発するようになってから国連が直面し続けている問題なのです」と語っている。 そして、こうした基本的なジレンマを抱えながらも、緒方氏はその源泉を「怒りかもしれませんね。何かうまくいかないと、がっかりするよりも、怒りが出てくるんですよね。何とかしたいと、こんなことは受け入れられませんと。」というエネルギーを持って、しばしば重大な決断をし、国際社会の多くの人々から尊敬と支持を集めてきた。 ウガンダの難民担当大臣が「任期中に31回もアフリカを訪れた高等弁務官が過去にいたでしょうか。・・・緒方さんは、たとえ政治的問題であっても、難民の命がかかっていると知ると躊躇なく大胆に交渉する人でした。私たちにとって、緒方さんはいつも「そこにいた」のです」と語る緒方氏の活動の記録である。 (2013年11月了)

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2015/11/28

緒方貞子氏のインタビューをもとに書かれた本。 #難民支援についての国際社会のあるべき対応 #(難民問題にかかわらず)目の前にある問題に対応する場合の思考方法 #これからの日本外交のあり方 について、考える際の有益な材料になった。

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2015/01/26

国際関係論学徒であった私にとって、緒方貞子さんは尊敬する人。しかし、すごい方ということしか知らなかったので、本書で緒方さんの仕事ぶりや生の声を聞くことができて良かった。 緒方さんの優れているところは、政治学者であるからこその冷静かつ大局的な視点と、人道支援に対する強い想い、そして...

国際関係論学徒であった私にとって、緒方貞子さんは尊敬する人。しかし、すごい方ということしか知らなかったので、本書で緒方さんの仕事ぶりや生の声を聞くことができて良かった。 緒方さんの優れているところは、政治学者であるからこその冷静かつ大局的な視点と、人道支援に対する強い想い、そして行動。そのバランスが良く、これだけの功績をあげられたのだと思う。改めて素晴らしい人だ。

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