エクセレント・カンパニー の商品レビュー
今となっては素朴な科学知識、当時の水準からみても無邪気すぎるマックス・ウェーバーの理解。論理展開のための材料の一つ一つが四半世紀のときの流れを感じさせます。エクセレント・カンパニーの条件としての、創発的な個人の行動とそれらの総合を全体として一定に方向づけるしくみ、という大枠自体、...
今となっては素朴な科学知識、当時の水準からみても無邪気すぎるマックス・ウェーバーの理解。論理展開のための材料の一つ一つが四半世紀のときの流れを感じさせます。エクセレント・カンパニーの条件としての、創発的な個人の行動とそれらの総合を全体として一定に方向づけるしくみ、という大枠自体、70年代に大きく進歩した分子生物学に出てきそう。 とはいえ、いくら古いと入っても、個々で述べられていることから私たちが学べることはまだまだ多い。多いからこそ、今でも名著として読み続けられているわけだし、多くの実務家や研究者に影響を与えてきたわけで。 エクセレント・カンパンートして紹介された企業の多くが今では全くエクセレントでなかったりそもそも消滅したりしてしまったということは、この本が批判される時に根拠になるわけだけど、それもこの本の主張が間違っているかどうかはわからない。エクセレントの条件自体が間違っているのか、企業がエクセレントの条件から外れてしまっただけなのか、そこは書斎に検討されるべきなんだろうと思う。そういう研究って、あるんだろうか。
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古い本ですが、何度も読み返しており、今でも私のバイブルです。いろんなビジネス書を読みましたが自分の考え方の機軸になっているものは、この本の影響が大きいです。 内容(「MARC」データベースより) 永遠に成長し続ける組織を創る超優良企業8つの条件とは? 100万人以上のビジネス...
古い本ですが、何度も読み返しており、今でも私のバイブルです。いろんなビジネス書を読みましたが自分の考え方の機軸になっているものは、この本の影響が大きいです。 内容(「MARC」データベースより) 永遠に成長し続ける組織を創る超優良企業8つの条件とは? 100万人以上のビジネスマンが読んだ世界的ベストセラー、講談社83年刊の復刊。 目次 第1部 超優良企業の条件(成功しているアメリカ企業) 第2部 新しい理論の構築を求めて(「合理主義」的な考え方 人々は動機づけを望んでいる) 第3部 基本にもどる(曖昧さと矛盾を扱う 行動の重視 顧客に密着する 自主性と企業家精神 ほか)
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古い本ですが、何度も読み返しており、今でも私のバイブルです。いろんなビジネス書を読みましたが自分の考え方の機軸になっているものは、この本の影響が大きいです。 内容(「MARC」データベースより) 永遠に成長し続ける組織を創る超優良企業8つの条件とは? 100万人以上のビ...
古い本ですが、何度も読み返しており、今でも私のバイブルです。いろんなビジネス書を読みましたが自分の考え方の機軸になっているものは、この本の影響が大きいです。 内容(「MARC」データベースより) 永遠に成長し続ける組織を創る超優良企業8つの条件とは? 100万人以上のビジネスマンが読んだ世界的ベストセラー、講談社83年刊の復刊。 目次 第1部 超優良企業の条件(成功しているアメリカ企業) 第2部 新しい理論の構築を求めて(「合理主義」的な考え方 人々は動機づけを望んでいる) 第3部 基本にもどる(曖昧さと矛盾を扱う 行動の重視 顧客に密着する 自主性と企業家精神 ほか)
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ここから、リーダーシップ論は終わって、企業戦略論に変更。 超優良企業の企業行動の8原則 1.行動の重視 2.顧客に密着する 3.自主性と企業家精神 4.ひとを通じての生産性向上 5.価値観に基づく実践 6.自分たちがやるべきことに専念する 7.シンプルな組織・適正な社員数 8....
ここから、リーダーシップ論は終わって、企業戦略論に変更。 超優良企業の企業行動の8原則 1.行動の重視 2.顧客に密着する 3.自主性と企業家精神 4.ひとを通じての生産性向上 5.価値観に基づく実践 6.自分たちがやるべきことに専念する 7.シンプルな組織・適正な社員数 8.厳しさを穏やかさの両面を同時に持つ こんなこと当たり前じゃん! と思ったあなたに、コロンブスの卵。 それだけ、一冊の本が企業に与えた影響力の強さがわかる。 出版されて25年、世界中の多くの企業が真似たのである。 すごいな。 *** 個人的に良かったのは2点。 ・人間は不合理で、人間をまとめる組織はその責任を取らなくてはならない ・従業員は単なる一兵卒としてではなく、企業の成功のために不可欠な存在である 人間は不完全で多様な価値観をもっている。 一つの軸で判断せず、個人は不可欠な存在で、それぞれの最適な役割を与えて組織をつくるのが組織力である、と。 俺に欠けていて、苦労してた点だ。 学ばせてくれたきしべとなかじに感謝。 気づかせてくれて、実践の場をくれた斉藤さんに感謝。
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かなり時間がかかりました。10時間以上です。読み応えかなり有り。 83年に書かれた本の復刊ですが、今読んでも全く色あせないです。 革新的な超優良企業をもっともよく特徴づける八つの基本的特質は ってことで八つの特質について書いています。 特に面白いのがあまり数値的な...
かなり時間がかかりました。10時間以上です。読み応えかなり有り。 83年に書かれた本の復刊ですが、今読んでも全く色あせないです。 革新的な超優良企業をもっともよく特徴づける八つの基本的特質は ってことで八つの特質について書いています。 特に面白いのがあまり数値的な裏付けが登場しないところ、数値って説得力はあっても、感情的に動かされるものはあまりないんですよね。逆にこの本では、筆者の取材や調査がかなりライブに伝わってくる感じがしてよいです。感情に訴えかけるものがあります。 こういった感じの本 ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 を読んでいつも感じるんですが、優良企業ってのは現実として存在するし、当然共通点もあるし、優良企業が優良企業である理由もある。けれど、結局のところ、その共通点などをマネしても二番煎じになるだけで優良企業にはなれないのだと思います。 結局のところ、優良企業になるための必要条件は学べても必要十分条件ってのは存在しなくて。模索していくしかないのではないでしょうか。まずはこの本で必要条件を学びましょう。 企業に関して書いた本だけど、自分を企業に置き換えながら読んでみるのも楽しいと思います。
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