ブッタとシッタカブッタ(1) の商品レビュー

小泉吉宏(著者)

2011/02/19

「こんなに、こんなに愛しているのに・・・」と、悩めるブタ、シッタカブッタがボヤいています。シッタカブッタのじたばたする姿を見て、笑いながら、あなたは幸福や不幸、悩みの正体を発見することでしょう。マンガといってあなどれない、「心」を語る本。第45回文芸春秋漫画賞受賞のシリーズです。
（「BOOK」データベースより）

心が疲れたなぁというときに開いてみるシリーズの１冊目。主な登場人物はシッタカブッタくんとブッタさま（仏陀じゃない）。
シッタカブッタくんはいろんなことで悩む。恋の悩みだったり、自分の心ってどこにあるの？だったり。そしてその疑問をブッタさまに問いかける。ブッタさまは優しく答える。けれど「コレが答えだよ」とは言わない。ヒントを与えるだけ。答えを見つけるのは自分自身なんだよ、そう言っているみたいだ。

不幸を恐れるなら幸福を捨てればいい。幸福になりたければ不幸も受け入れなければならない。幸福と不幸は別物じゃなくて、表裏一体なんだ。不幸が無くなったら幸福もなくなっちゃうんだよ。

自分のいる世界っていうのは自分の心が作りだしているもの。自分の見方次第では世界も変わってくるのがその証拠。自分の心ってどこにあるんだろうね。シッタカブッタくんと一緒に悩みながら読み進める。

シッタカブッタくんに自分を重ねて、そうしてシッタカブッタくんの失敗やジタバタする様子を笑う。そうすると心がフッと軽くなる気がする。あぁ、そうなんだぁって思う。何が「そうなんだぁ」かどうかはうまく説明できないけれど。

いつでも手元に置いておきたいシリーズ。まずは入門編としてこの第１巻からどうぞ。

2010/10/12

●

自分にいいわけをして　自分をなぐさめて、だますのではなく

つらくても、

自分をそのまま見つめると、見えてくるものがある

それは、心の平和をみたすものになるみたいです。

●

いろいろあって、

どうにもこうにも自棄になってしまう時に

思い出したい言葉。

●

幸福も　希望も　不幸も　失望も　喜びも　悩みも

みんな　みんな

そして、心も生まれては滅ぼしている

河の流れみたいなもんだ

●

人生いろいろあるけど

悩むけど

喜ぶけど

それは　それでいい

答えはボクにあるから

なんだかなーって思った時は

焦らないで　自分を追い込まないで

時にはこの本を読み返してみるのもいいかもしれない

時には立ち止まることも必要なんです。

2010/05/27

中学生の頃に読んだのだけど
そのときは　サラリと流してしまった。

いまだからこそ、ひびく。
久々に「ありがとう！」と言ってしまいたくなるような本。

自分のことを認めるのは
なんだかんだで時間がかかる。
この本の内容も、心の底から理解するまでは
何度も反芻して噛み砕かないと分からない。

2010/05/14

息子のお気に入りの本のなかの1冊

マンガちっくですが
内容は大人向けに作ってるような・・・
でも学校の図書室に置いてあったんですよね

2010/05/04

▼評価
ABCD 4段階のB

▼感想
・心が迷ってどうしようもなくなったとき、見返したくなるかもしれない
・誰かがとても迷ったり苦しんでいるときに、そっと渡してあげたい本

▼抜粋・メモ
・理想的な自我が大きすぎると苦しい。自分はたいしたことない。
・自分に言い訳して、自分をなぐさめてだますのではなく、つらくても自分をそのまま見つめると、見えてくるものがある。それは心の平和をもたらすことになるみたいだ。
・弱いと認めよう。自分を知る。それを先延ばしにしないこと。
・悩んで悩んで自分を悩ませているのが自分自身だと知った時、自分がイメージしていた自分と違う自分が見えてきて自分に失望する。その見えてくる自分はふつうの自分なんだけど、ふつうの自分を発見した喜びが自信につながる。小さくても確実な自分がいることに驚く。
・毎日を楽しむ。音楽には目的も結果もない。けど楽しい。毎日音楽を楽しむように暮らせたらいいな。
・他人の評価でなく、自分のことを認めて自分のことを好きになる。
・恋愛に悩んでいた自分を可愛いもんだと笑う。いろんなことに気がついて人生はままならぬものと嘆いて人々に語る自分を笑う。自分を笑うその自分を笑う。そして恋愛に仕事に遊びに悩み楽しむわが人生。

2010/04/29

小学校６年生の娘もはまっています！
哲学漫画。こんな本に子ども時代に出会いたかった。
とにかく、読んで！！！

2009/10/16

マンガですがメンタル系の割にそこまで押しつけがましくなく、それでいていくつかには「はっ！」とさせられるような鋭い指摘を受けます。

落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。な気分の時にお勧め。

2009/10/07

高校の時に保健室で読んだ本。
もういちど読んでみた
全然覚えていなかった。
かわいいブタくん　が　あなたの思い込みをそっと変えてくれることでしょう。
不幸になりたくないのなら幸せになることを諦めなくてはいけない
ぐっとくるねー！
ほんと、なんだろう、なんだろう、ってぶたくんと一緒に考えてしまう。

作者が浜松市出身で嬉しい。

2009/10/04

某古本屋で一目惚れし、1〜3巻を一気買いした作品。
小泉吉宏さん著で仏教や心の問題を扱った漫画エッセイ。

ちょっと考え方が変わった。

一巻「こたえはボクにある」
二巻「そのまんまでいいよ」
三巻「なぁんでもないよ」

の全三巻を所持。所々で心にズドン。

2009/10/04

偏りカチカチに固まった脳ミソをリセットしたい時に。

大げさに自分探しの旅とか言って外国にいかなくても
深く深く自分を見つめ直し考えれば
答えは出てくる。

あなたの言う本当の自分ってどんな自分？
こうなりたい、こうでありたいと望む理想の自分の事？
じゃあ今のあなたはニセモノなんですか？
向上心とエゴは紙一重、答えは誰も知らない、わからない、
自分で悟るしかない。

色々な事に気づかせてくれる一冊です。