晩鐘(下) の商品レビュー
犯罪というものが、当事者にとどまらず周りの人たちの人生にもこれほどの影響を及ぼしながら残っていくということを初めて考えさせられた。 建部と俊平との出会いで、やっと生きる者に目を向けて歩き出せるようになった真裕子の希望が唯一の光。 対照的にどんどん堕ちていく大輔・・・もう見てられな...
犯罪というものが、当事者にとどまらず周りの人たちの人生にもこれほどの影響を及ぼしながら残っていくということを初めて考えさせられた。 建部と俊平との出会いで、やっと生きる者に目を向けて歩き出せるようになった真裕子の希望が唯一の光。 対照的にどんどん堕ちていく大輔・・・もう見てられないわ(泣)やつが不憫でならない。 上下巻合わせて読み切るのに3日かかったけど、長いなーとは思わなかった。むしろ大輔のその後が気になるんですけど。
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おもしろい。読み応えあり。そして、重すぎる。「風紋」の最後には、それでも未来があったと思う。だが、この救われなさはいったい何なのだろう。まさか、これで終わりじゃないですよね?
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加害者の家族も苦しみ模索しながら生きていた。そして人間と向き合うことの出来なかった真裕子の心が癒えていく様子には救われた思いがしました。テーマとなった「連鎖」は恐ろしいことだと思う。読み終わった後涙が止まらなかった。
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「風紋」の続編、事件のその後を描いています。 すごい厚さの上下巻でしたが水もタバコも忘れ、ひたすら読みました。 それぐらい、すごい作品です。
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