キーリ(2) の商品レビュー
人形達が行き着いた先…
人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。その店に入ってしばらくして、様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし……!?第9回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞作の続編、登場!
文庫OFF
キーリとハーヴェイ、兵長の3人は「砂の海」の港に滞在していました。そこでキーリは、主人がいなくなっても店を守りつづけている機械人形に捕まりそうになり、ハーヴェイに助けられます。 店から持ち出したロボット・アームをなだめつつ、ハーヴェイたちは「砂の海」を渡る「砂もぐらの生まれ故郷...
キーリとハーヴェイ、兵長の3人は「砂の海」の港に滞在していました。そこでキーリは、主人がいなくなっても店を守りつづけている機械人形に捕まりそうになり、ハーヴェイに助けられます。 店から持ち出したロボット・アームをなだめつつ、ハーヴェイたちは「砂の海」を渡る「砂もぐらの生まれ故郷」号に乗り込みます。そこでキーリは、特等船室に乗っているユリウス(ユーリ)という少年と知り合いになります。 ところが、キーリが船内に隠された死者の霊に誘い出され、彼女を助けようとしたハーヴェイたちは船の外に放り出されてしまいます。やがて彼らは、ハーヴェイの古い知り合いであるオル・ハンが船長を務める「砂歩き」号に救出されますが、彼らはすでに教会と協力関係にあり、ハーヴェイを騙して彼の身柄を教会に引き渡そうとします。キーリたちは「砂歩き」号からも逃げ出し、どうにか「砂の海」の終着駅にたどり着きます。 今回は、キーリの両親にまつわる謎が提示されており、物語の全体像がほんの少し垣間見られた感じがします。
Posted by
砂の海。たまんないです…素敵すぎます…。 キーリ一行は船に乗り進んで行くが…今回はハーヴェイがキーリにどんどん執着していく感じでくっつきそうでくっつかない。残念ですがこの巻ではくっつきません、続きを買いましょう。 しかし兵長含め家族的な愛もあるので、できればこのままでありたいみ...
砂の海。たまんないです…素敵すぎます…。 キーリ一行は船に乗り進んで行くが…今回はハーヴェイがキーリにどんどん執着していく感じでくっつきそうでくっつかない。残念ですがこの巻ではくっつきません、続きを買いましょう。 しかし兵長含め家族的な愛もあるので、できればこのままでありたいみんなの思いや執着が赤錆のようにキャラクターにまとわりついて、困難が前からやって来るのが相変わらず良い。まさに犬も歩けば棒も歩く。 兵長に足が生えて歩く日も近い…。
Posted by
ユーリが登場。 かわいいねえ ( ´艸`) ハーヴェイが人間不信になってしまうのもわかるくらいひどいね(´・ω・`) でも、ハーヴェイがキーリのことを大切にしてくれていて嬉しい。
Posted by
キーリⅡ 砂の上の白い航跡 14歳の少女キーリと〈不死人〉ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、“砂の海を渡る船”に乗ることに……。 乗船前、町の海岸で、キーリは動いている3体の小さな人形達を見かけ、追いかけていく。繁華街を抜けて、その人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶...
キーリⅡ 砂の上の白い航跡 14歳の少女キーリと〈不死人〉ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、“砂の海を渡る船”に乗ることに……。 乗船前、町の海岸で、キーリは動いている3体の小さな人形達を見かけ、追いかけていく。繁華街を抜けて、その人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。キーリが中を覗くと、店の主は一心不乱に作業をしており、その傍でロボットが器用に立ち働いていた。キーリは、そのロボットに招き入れられて店の中へ。しばらくして、その店の様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし…!?第9回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞作の続編、登場! *** 今回もハーヴェイは痛そうな目にあっております。ほんと不死人すげぇや! 今回もキーリは幽霊関係で問題を起こします、っていうかトラブルメーカー? なにか幽霊系の話を聞けば、大抵キーリが関係しているという。 そんなキーリに、ハーヴェイは内心はらはらどきどきしてるんだろうなぁとか思うとたまりませんな!← 内容としてはキーリとハーヴェイの過去話などなど。 ハーヴェイの昔のお友達やらキーリのお母さんやらユドさん(ですよね、あれは)やら。 ていうかキーリも疑問に思ってましたが、不死人って子供作れるのでしょうか?やたらと困ってたハーヴェイさんかわいい!とか思いながらも、まあ彼は子供を作ろうと思ったことはないようで。まあ人間不信ですし、人とそんな深い仲になろうとは思わなかったか。 つーかほんと質問されて途中で言うのやめたハーヴェイさんは一体何を考えてたんでしょうねぇにやにや! キーリのお母さん曰く、ユドさんとエイフラムは似てたようですし、キーリも回想?時に似てると思ってたし、前作でヨアヒムとエイフラムも似てるとかいう話だったので、不死人ってみんな兄弟か何かなんでしょうか? か、一人の人を元に造られたクローン的な。 さしあたってそうだとして、更にキーリのお父さんがユドさんだとすると、キーリはハーヴェイの姪っ子的な? …なんかただでさえ犯罪的なシチュエーションなのに、更に犯罪性が増したような。いやでも好きですそういう感じ!← いとこ同士は結婚OKですが、姪っ子とおじさんってどうなんだろ。 ところで危険な状況になればなるほど二人の距離が物理的に縮まってるような気がします。 ていうかハーヴェイさん事あるごとにキーリにくっつきすぎじゃね? ユーリにまでもやっとするとか、なんていうか大人気なくね?でもそこが可愛いんですよね!うん!← まあとりあえずほっぺた触ろうとしたり顎触ったり頭抱き寄せて髪の毛くしゃくしゃしたりとか、なんだいきゅんきゅんさせおって!!!! 後、ぽつりとお礼言ったりするのが良いですよね!デレたーーー!みたいな感じで! かわいいよハーヴェイさんかわいいよ!! そういや今回ほぼ兵長は壊れてたので出番が少ないです。多分いたらハーヴェイはすごく怒られてたんだろうなー。キーリに無茶させやがって!とか貴様無茶しやがって!みたいな。 説明するのめんどくさがるハーヴェイさんもかわいいですよね!そんなわけで☆5! ていうかお母さんにもキーリをよろしくねとか言われてたから、これ親公認じゃね?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
列車の旅から船旅へ。 ハーヴェイの保護者っぷりにニヤニヤ。 前作はハーヴェイの辿って来た過去がメインでしたが、今作ではキーリの過去についても少しずつ触れられています(幽霊だけでなく不死人まで引き付ける体質なのか) 「トリ・ペリ」と「砂の上の白い航跡」が個人的に好きな話です。 「トリ・ペリ」は、続きを意識してキーリ自身にもスポットを当てている中でも、ハーヴェイの過去を振り返っていく前作の雰囲気に近いせいか、ハーヴェイがいろいろと痛々しい中でほっとできるインターバル的な話。 「砂の上の白い航跡」は、キーリの母親のエピソードが涙なしには読めませんでした。トリ・ペリと同じく、愛しい人にまたいつか巡り会えやしないかと、そうやってキーリの母親も待っていたということか。 冷静に考えると、キーリの体質にハーヴェイがひたすら振りまわされている話です。最後に名キーリが誉挽回して帳尻合わせていますが、そんな持ちつ持たれつなところが良い関係なんでしょうね。 ハーヴェイも、「おまえがいてくれて良かった」って言ってますし。
Posted by
霊感の強い少女・キーリと不死人と死霊の旅 読了日:2007.08.14 分 類:中編 ページ:325P 価 格:570円 発行日:2003年5月発行 出版社:電撃文庫 評 定:★★★+ ●作品データ● ---------------------------- 主人公 : キ...
霊感の強い少女・キーリと不死人と死霊の旅 読了日:2007.08.14 分 類:中編 ページ:325P 価 格:570円 発行日:2003年5月発行 出版社:電撃文庫 評 定:★★★+ ●作品データ● ---------------------------- 主人公 : キーリ 語り口 : 3人称 ジャンル: ライトノベル 対 象 : ヤングアダルト向け 雰囲気 : 異世界、暗め、退廃的 結 末 : ハッピーエンド イラスト:田上 俊介 デザイン:Yoshihiko Kamabe --------------------------- ---【100字紹介】---------------- 強い霊感をもつ14歳の少女キーリと <不死人>ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は 砂の海を渡る船で旅立つことに。 港で、船上で、トラブルに巻き込まれる彼ら。 無事に砂の海を抜けられるか?シリーズ第2作。 ----------------------------------- さて、第9回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞作の第2弾。 舞台は異世界、というか異惑星。前作で正式に一緒に旅に出ることになった主人公のキーリ、<不死人>ハーヴェイ、ラジオに憑依する戦死兵の霊・兵長は、早速キーリの希望通り、「海」から出港することに。この世界では海は、砂の海らしいです。水じゃないんですね。でもちゃんと満ち引きとか、潮の流れなんかがあるという設定らしいです。ちょっとファンタジ~。 前作では主に列車旅が中心でしたが、今回は船旅ですね。…にしても波乱万丈な船旅だこと。 出港前にあーんなことがあったり、出てからはこーんなことがあって、そーんなトラブルに巻き込まれ、挙句に…。いや、思わず指示語が多くなってしまった。 一話一話、綺麗にまとめて起承転結をつけた上で、うまく連ねていっているところが前回も「凄い」と思いましたが、今回も同様です。それぞれを綺麗にまとめているから、読みやすさと安心感がありますね。 それにしても。本作は特に後半、やばそうですね。前作もひどい目にあいまくりだったハーヴェイですが、本作でもやりたい放題やられてます。まったくもって、出血の絶えない人です。何というか、まさか作者さん、そういう趣味?…くらいに。いやいや、違うと信じたい。 ただ少し、全体に前作ほどのインパクトはないでしょうか。やはりデビュー作は面白いもので。本作も色々と工夫はありましたけれど!あ!と驚く某キャラが登場はしましたしー、全体の流れも起承転結が綺麗ですしー、文句をつけるところなんてないはずなのですが、何故かしら…。 --------------------------------- 文章・描写 :★★★+ 展開・結末 :★★★+ キャラクタ :★★+ 独 自 性 :★★★ 読 後 感 :★★★ --------------------------------- 菜の花の一押しキャラ…セツリ 「……さあ。俺もなんで俺でいいのかわかんないな」 (ハーヴェイ)
Posted by
砂の海は砂漠のようなものなのでしょうか。 風景がよく描けているし、読み入ってしまいました。 キーリとハーヴェイ(+兵長)が共になって旅に出た訳ですが これもまた様々な出来事が起こります。 船ではお坊ちゃんのユーリに会ったり、船から落ちてしまったりもしますし・・・。 ハーヴェイの...
砂の海は砂漠のようなものなのでしょうか。 風景がよく描けているし、読み入ってしまいました。 キーリとハーヴェイ(+兵長)が共になって旅に出た訳ですが これもまた様々な出来事が起こります。 船ではお坊ちゃんのユーリに会ったり、船から落ちてしまったりもしますし・・・。 ハーヴェイの過去にも触れるこの本の話は切ない話が多いかも・・・。
Posted by
1巻に続いて。なんだかすごいすらすら読めてその早さにびっくりした。ラノベ(に対する私のイメージ)でありがちな、文章のまどろっこしい、わざとらしい重ねづけは少ない気がして、文章は割と好感が持てる。しかしハーヴェイ…仕方ないのかもだけど痛いな何度も(笑)
Posted by
強くてもろいひとたちの話。展開ベタだけど好みだ、二巻目って難しいのに良かった。あとこの先「教会」のひとたちがどういうふうに表現されてくのかも気になるな。
Posted by