龍時 01-02 の商品レビュー
リュウジと同世代の高校生の頃に読んで あのときこれは夢物語だと思っていました。 今、リーガで久保選手が活躍し 同世代の選手たちもヨーロッパの各リーグで 活躍している約20年後の世界。 あのリュウジが現実になってる!! と思ったら もう一度読みたくなってしまいました。 高...
リュウジと同世代の高校生の頃に読んで あのときこれは夢物語だと思っていました。 今、リーガで久保選手が活躍し 同世代の選手たちもヨーロッパの各リーグで 活躍している約20年後の世界。 あのリュウジが現実になってる!! と思ったら もう一度読みたくなってしまいました。 高校生の頃読んだ記憶では もっと疾走感に溢れて、どんどん成功していく! という印象だったけど 大人になって読んでみると 葛藤も屈折も家族との関係も リュウジはいろんなことを抱えていたんだと こんな物語だったんだと 違う印象を持ちました。 試合の描写は 頭の中でその映像がありありと描けて 本当にそんな試合があったのではと思えるくらい。 作家さんてやっぱりすごい。 たぶんこの試合のときの アドレナリンが出てて 躍動しててっていう印象が 高校生のときは強かったんだろうな。
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サッカー小説の金字塔。主人公の「リュウジ」の屈折した生き様は、物語全体を暗いトーンに包んでいる感じがしますが、とはいえひとたび試合のシーンになると、大興奮です。スター選手や強豪チームの知識がない自分が残念。もっとサッカーに興味を持っておけばよかった!リュウジのこれからの活躍が楽し...
サッカー小説の金字塔。主人公の「リュウジ」の屈折した生き様は、物語全体を暗いトーンに包んでいる感じがしますが、とはいえひとたび試合のシーンになると、大興奮です。スター選手や強豪チームの知識がない自分が残念。もっとサッカーに興味を持っておけばよかった!リュウジのこれからの活躍が楽しみです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校生でU-16サッカー日本代表に選ばれ、スペインのユース・サテライトチームへ留学したリョウジの生活はブラジルでの若き日のカズ、またスペインへ移籍した城、西澤らの苦闘を想像させてくれる迫力があります。サッカーの試合の行き詰まる描写は素晴らしく、サッカーそのものを堪能したような気がするとともに、スペイン社会についての勉強にもなりました。最後はバルサとのゲームで活躍するリョウジの姿に思わず、明るい日本の未来を見るような幸せをも感じることが出来ました。
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サッカーが好きな人には面白いと思う。読んでる途中で本作が未完だと知ったが、それでも読むに値すると思う。続けて続刊に入ります。
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スペインのプロサッカー選手を目指す高校生(高校は中退)の物語 サッカー留学、サッカーで渡欧することについて綿密な取材にも続いているのであろう描写が多々あった。 日本を旅立ち、海外で生きていくその覚悟について、その年代独特の反骨心みたいなものを交えながら、主人公が語っていく。 ...
スペインのプロサッカー選手を目指す高校生(高校は中退)の物語 サッカー留学、サッカーで渡欧することについて綿密な取材にも続いているのであろう描写が多々あった。 日本を旅立ち、海外で生きていくその覚悟について、その年代独特の反骨心みたいなものを交えながら、主人公が語っていく。 またサッカーの試合の描写についてもリアルで、満足いく。
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小説でここまで表現できるものなのか! 驚かされた小説。 主人公になってフィールドを駆け回っている気分になれる小説。
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「龍時 01-02」 野沢氏によりNumber辺りで連載されていたサッカー小説。志野リュージ16歳の挑戦。 今まで読もうと思いながら「サッカーを小説にされてもな」という考えからなかなか手にとっていませんでした。しかし読んでみると面白い、これは予想以上です。連載でも好評だったと...
「龍時 01-02」 野沢氏によりNumber辺りで連載されていたサッカー小説。志野リュージ16歳の挑戦。 今まで読もうと思いながら「サッカーを小説にされてもな」という考えからなかなか手にとっていませんでした。しかし読んでみると面白い、これは予想以上です。連載でも好評だったと思います、というか今は続いているんでしょうか。 主人公は志野リュージ、16歳。本職はトップ下で特異なプレーはドリブル。性格はサッカー命、残り20年足らずの人生だと言い切る、そんな少年です。「龍時」はU-17日本vsスペインの試合から始まります。この試合でリュージは世界を知り、日本の限界を痛感します。そしてここからリュージのサッカーへの欲が強くなっていき・・・。 私としてはまず小説として面白いと思います。リュージの性格が色濃く出てくる展開には私も納得出来るところが多々ありました。特にリュージがスペインで「スペインのサッカーを自分のものにする為には、国を捨てないといけない、逃げ道を断たないといけない」と考えてスペインに帰化しようとする欲の強さには共感します。そして「リュージの考えは自分なりに深く考えたとしても安易な考えである」と諭すぺぺの言葉にはジーンとくるものがありました。 次にサッカー小説としても面白いところと思います。リュージやその他選手のプレーのシーンを読むと、その動作が想像できますし、試合の進め方や選手同士の軋轢などは現実にかなり沿っているのではないでしょうか。特にリュージがスペインにやってきてそこからチームメイトの信頼を掴み取るところやエミリオを怪我させてしまい、自分を見失ってしまうところなどは現役のサッカー選手であればとても共感するところだと思います。 また現役選手が登場する点も良いですね。01-02のリーガにはリバウドやサビオラ、アイマールなど懐かしい名前も登場します。 物語はリュージが遂にバルセロナ戦に途中出場するところで終わります。続きが気になります。そして最も気になるのはやはりバルセロナのココ(元イタリア代表SB。プレーより伊達男として有名だったw)でしょうか。 なんでこんなにかっこよく書いてあるのでしょうか、あの女マニアのココがw
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宮市亮の登場を予言しているような長編の第1部。試合が目に浮かぶような文章に引き込まれる。著者、死去のため未完なのが惜しまれます。
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◆男というものは魂の隠し場所を持っていなければならない。 むやみに見せてはならない。 サッカーにかけているもの 組織に中の個人、個を活かした組織 国のスタイル
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無名のサッカー少年リュウジが単身でスペインに渡って成功する話。典型的なサクセスストーリー。ちょっと出来すぎだけど巻を追うごとにどんどん面白くなる。スポコン好きだし。基本的にホアキンが可哀想。きっとまだ続編の構想あっただろうになぁ・・・もう読めないのか。
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