龍時 01-02 の商品レビュー
サッカー小説の金字塔。主人公の「リュウジ」の屈折した生き様は、物語全体を暗いトーンに包んでいる感じがしますが、とはいえひとたび試合のシーンになると、大興奮です。スター選手や強豪チームの知識がない自分が残念。もっとサッカーに興味を持っておけばよかった!リュウジのこれからの活躍が楽し...
サッカー小説の金字塔。主人公の「リュウジ」の屈折した生き様は、物語全体を暗いトーンに包んでいる感じがしますが、とはいえひとたび試合のシーンになると、大興奮です。スター選手や強豪チームの知識がない自分が残念。もっとサッカーに興味を持っておけばよかった!リュウジのこれからの活躍が楽しみです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校生でU-16サッカー日本代表に選ばれ、スペインのユース・サテライトチームへ留学したリョウジの生活はブラジルでの若き日のカズ、またスペインへ移籍した城、西澤らの苦闘を想像させてくれる迫力があります。サッカーの試合の行き詰まる描写は素晴らしく、サッカーそのものを堪能したような気がするとともに、スペイン社会についての勉強にもなりました。最後はバルサとのゲームで活躍するリョウジの姿に思わず、明るい日本の未来を見るような幸せをも感じることが出来ました。
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サッカーが好きな人には面白いと思う。読んでる途中で本作が未完だと知ったが、それでも読むに値すると思う。続けて続刊に入ります。
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スペインのプロサッカー選手を目指す高校生(高校は中退)の物語 サッカー留学、サッカーで渡欧することについて綿密な取材にも続いているのであろう描写が多々あった。 日本を旅立ち、海外で生きていくその覚悟について、その年代独特の反骨心みたいなものを交えながら、主人公が語っていく。 ...
スペインのプロサッカー選手を目指す高校生(高校は中退)の物語 サッカー留学、サッカーで渡欧することについて綿密な取材にも続いているのであろう描写が多々あった。 日本を旅立ち、海外で生きていくその覚悟について、その年代独特の反骨心みたいなものを交えながら、主人公が語っていく。 またサッカーの試合の描写についてもリアルで、満足いく。
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小説でここまで表現できるものなのか! 驚かされた小説。 主人公になってフィールドを駆け回っている気分になれる小説。
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「龍時 01-02」 野沢氏によりNumber辺りで連載されていたサッカー小説。志野リュージ16歳の挑戦。 今まで読もうと思いながら「サッカーを小説にされてもな」という考えからなかなか手にとっていませんでした。しかし読んでみると面白い、これは予想以上です。連載でも好評だったと...
「龍時 01-02」 野沢氏によりNumber辺りで連載されていたサッカー小説。志野リュージ16歳の挑戦。 今まで読もうと思いながら「サッカーを小説にされてもな」という考えからなかなか手にとっていませんでした。しかし読んでみると面白い、これは予想以上です。連載でも好評だったと思います、というか今は続いているんでしょうか。 主人公は志野リュージ、16歳。本職はトップ下で特異なプレーはドリブル。性格はサッカー命、残り20年足らずの人生だと言い切る、そんな少年です。「龍時」はU-17日本vsスペインの試合から始まります。この試合でリュージは世界を知り、日本の限界を痛感します。そしてここからリュージのサッカーへの欲が強くなっていき・・・。 私としてはまず小説として面白いと思います。リュージの性格が色濃く出てくる展開には私も納得出来るところが多々ありました。特にリュージがスペインで「スペインのサッカーを自分のものにする為には、国を捨てないといけない、逃げ道を断たないといけない」と考えてスペインに帰化しようとする欲の強さには共感します。そして「リュージの考えは自分なりに深く考えたとしても安易な考えである」と諭すぺぺの言葉にはジーンとくるものがありました。 次にサッカー小説としても面白いところと思います。リュージやその他選手のプレーのシーンを読むと、その動作が想像できますし、試合の進め方や選手同士の軋轢などは現実にかなり沿っているのではないでしょうか。特にリュージがスペインにやってきてそこからチームメイトの信頼を掴み取るところやエミリオを怪我させてしまい、自分を見失ってしまうところなどは現役のサッカー選手であればとても共感するところだと思います。 また現役選手が登場する点も良いですね。01-02のリーガにはリバウドやサビオラ、アイマールなど懐かしい名前も登場します。 物語はリュージが遂にバルセロナ戦に途中出場するところで終わります。続きが気になります。そして最も気になるのはやはりバルセロナのココ(元イタリア代表SB。プレーより伊達男として有名だったw)でしょうか。 なんでこんなにかっこよく書いてあるのでしょうか、あの女マニアのココがw
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宮市亮の登場を予言しているような長編の第1部。試合が目に浮かぶような文章に引き込まれる。著者、死去のため未完なのが惜しまれます。
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◆男というものは魂の隠し場所を持っていなければならない。 むやみに見せてはならない。 サッカーにかけているもの 組織に中の個人、個を活かした組織 国のスタイル
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無名のサッカー少年リュウジが単身でスペインに渡って成功する話。典型的なサクセスストーリー。ちょっと出来すぎだけど巻を追うごとにどんどん面白くなる。スポコン好きだし。基本的にホアキンが可哀想。きっとまだ続編の構想あっただろうになぁ・・・もう読めないのか。
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私が今読みたかったものはこれだ! と感激した。最初のたった10ページで惹き込まれ、即座に主人公リュウジに魅せられるとともに、回想によって感情移入していった。出身地が近くである草加市に設定されていたので、親近感も沸いた。分厚い取材に基づくサッカー描写は、少なくとも私の知っているサッ...
私が今読みたかったものはこれだ! と感激した。最初のたった10ページで惹き込まれ、即座に主人公リュウジに魅せられるとともに、回想によって感情移入していった。出身地が近くである草加市に設定されていたので、親近感も沸いた。分厚い取材に基づくサッカー描写は、少なくとも私の知っているサッカーと合致するもの。山場のシーンでは、スタジアムにいるのとまさに同じ胸の高鳴り。ゴールのシーンでは、心の中で立ち上がって叫んだ。 この本は、台風の日におけるサッカーそのものだ。部屋の中でサッカーできる、唯一のアイテム。 読書嫌いのサッカー少年な弟もゆっくりながら読みきり、彼なりに海外へ行ってみたい気持ちが生まれたようだった。思惑通り……。笑
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