秘密の花園 の商品レビュー
<内容>幼い頃に受けた性的いたずらによるトラウマを抱える那由多、教師との不倫に悩む淑子、那由多にひそかな思いを寄せる翠。カトリック系女子高に通う17歳の3人の少女たちが織りなす心理&青春小説。
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中谷さんとなゆちゃんの関係性にときめいた← 綺麗に見せかけてどろどろしてるのが少女ですよね。そしてどろどろしててもやっぱり綺麗なの。 平岡先生を許せないわたしだってもちろんまだまだ少女です。
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090223 読了 瑞々しくも毒々しくもあり、そして美しい少女たち。 のめり込むように読んでしまった
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2009 7 14 初めて三浦しをんさんの本を読んだけど、 ちょっと自分的には響かなかった。 読んでいくうちに鬱になりそうな感じがあって、 とりあえず暗いという印象しかうけなかった。
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思春期の揺れ動く心と身体。綺麗でもあり汚くもありなんともいえない爽快感もあり。心の中の普段意識していない根底のもやもやしたものを登場人物たちが体現してくれている感じ。本当にシンクロしながら読めました。 今まで読んだしをんの本の中で一番好きかもしれない。
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3人の女子高生の話。私には、こんな青春時代はなかった。これほどに潔癖でもなかったし、情熱的でもなかったし、繊細でもなかった。もっとぐーたらでずるがしこくて図太かった。そんで弱かった。死ぬほど寂しかった。思春期というのはめっちゃ寂しいのだ。それが思春期だともいえる。孤独を知る年齢な...
3人の女子高生の話。私には、こんな青春時代はなかった。これほどに潔癖でもなかったし、情熱的でもなかったし、繊細でもなかった。もっとぐーたらでずるがしこくて図太かった。そんで弱かった。死ぬほど寂しかった。思春期というのはめっちゃ寂しいのだ。それが思春期だともいえる。孤独を知る年齢なのだ。孤独に憧れ、孤独に打ち負かされ、孤独に耐えて、孤独に慣れる時期なのだ。好きな人ができたといっては寂しくなり、別れたといっては寂しくなる。友人と一緒にいるから寂しくなり、いないから寂しくなる。何がどう転んでも寂しいのだ。だから、女子高生がちょっとくらい携帯電話に依存したからってぶつぶつ言うことないじゃん。どの世代の人間だって、思春期はおしなべて寂しかったはずなのだから。 それにしても、私はずっと、それほど多感じゃなかったなぁ、と今にして思う。
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はじめに言葉があったのだという。言葉のない泥地に踏みこんで足跡をつける罪は、言葉がないから永遠に罪と認定されることがない。
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女子高生のお話。 別に男の絆を期待して読んだわけじゃあないけど、 あたしはそっちの方が好きだと思った。さっぱりしてるし。
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カトリック系私学の女子高校生3人にまつわる連作集 彼女達の狭い世界である高校生活での、外見と心の中の葛藤
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那由多みたいに大事にされている。 淑子みたいな人を翠みたいに嫌っている。 だから共感しすぎたりできなかったりする。 女の子達が強くて弱くて、でもやっぱりちゃんと強いから、この本のきれいさが好きだ。
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