憲法対論 の商品レビュー
―――――――――――――――――――――――――――――― 表出を表現と取り違えない、国粋を愛国と取り違えない、私益を公益と取り違えない、変質を生き残りと取り違えないということが大切です。243 ―――――――――――――――――――――――――――――― 憲法に価値があるかど...
―――――――――――――――――――――――――――――― 表出を表現と取り違えない、国粋を愛国と取り違えない、私益を公益と取り違えない、変質を生き残りと取り違えないということが大切です。243 ―――――――――――――――――――――――――――――― 憲法に価値があるかどうかは、コミットメントを支える国民的なファンダメンタルズ、素養や民度で決まります。245 ――――――――――――――――――――――――――――――
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[ 内容 ] 憲法学の第一人者と若い世代の支持を集める社会学者が、今、焦点となっている憲法について語り合う。 現代の若者はニヒリストか。 ポルノグラフィーは有罪か。 憲法九条の成立過程とその意味は何か。 女帝は認めるべきか。 グローバライゼーションにどう対応すべきか。 そして愛国...
[ 内容 ] 憲法学の第一人者と若い世代の支持を集める社会学者が、今、焦点となっている憲法について語り合う。 現代の若者はニヒリストか。 ポルノグラフィーは有罪か。 憲法九条の成立過程とその意味は何か。 女帝は認めるべきか。 グローバライゼーションにどう対応すべきか。 そして愛国者かコスモポリタンか、またはパトリオットか。 自らの憲法体験と研究、調査を踏まえて憲法の原理を追求した画期的なダイアローグ。 [ 目次 ] 第1章 混迷の時代をどう生きるか 第2章 メディア・リテラシーとは何か 第3章 日本の憲法意思はどこにあるのか 第4章 「フェミニズム憲法」はありうるのか 第5章 憲法は「女帝」をどう捉えているのか 第6章 三〇年違いの憲法体験 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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面白い。社会学って、面白い。宮代真治関連の本初めて読んだよ。だって、彼の本、妙にサブカルサブカルしてて、買いにくいんだもん。でも、やっぱり頭いいね。
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宮台の言うことはいちいち心に突き刺さる。まさに自分が漠然と思っていたことをずばりそれっぽく語ってくれるのだ。今回もご多分に漏れず、特にぐさっと身に染みた。その部分というのは、1章のところ。要するに終わりなき日常を生きろ、という彼の論の言いかえなのだが、特にボランティアへの動機を、...
宮台の言うことはいちいち心に突き刺さる。まさに自分が漠然と思っていたことをずばりそれっぽく語ってくれるのだ。今回もご多分に漏れず、特にぐさっと身に染みた。その部分というのは、1章のところ。要するに終わりなき日常を生きろ、という彼の論の言いかえなのだが、特にボランティアへの動機を、強者である自分の罪悪感から導いたところに非常に共感してしまった。そうするとまた迷いの森に迷い込んでしまうのだけれど。 そこで僕はいつも思うのだけれど、終わりなき日常を生きることなんて出来る?僕には無理だ。まったり革命を起こす気にはなれない。もっとも起こす気もなく起こるものなのだろうけど。要するにまだ物語はあるんじゃないかってことだ。ある友人は環境問題こそ賭けるに値する物語だと言っていたけど、他にも例えば貧困。戦争。そういったことは物語になりうるんじゃないかな。たとえばマイクロファイナンスが起こしたようなレボリューション、ワールドビジョンが実践している新たな援助の形。そういう物語に自分も参加してみたいと思う気持ちはあるのは事実だ。ただ、それが本当にそれが正しいと信じているからなのか、それともただ人生が生きるに値するものだと思いたいという盲目的なものなのかははっきり言って定かではなくて、そのためにちょっぴり、いやだいぶ腰が引けてしまっているのも確かなんだと思う。人生ってやつは。
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奥平さんと宮台というかなり異色な組み合わせ。しかしなかなか二人の対談は面白い。宮台は僕の高校の先輩にあたり、たまにそうだよねってわかる部分がある。 彼が奥平さんをリスペクトしていたんだなっていうのが、まず意外であり、ちょっとうれしいところではある。樋口さんではないのだろう。 ここ...
奥平さんと宮台というかなり異色な組み合わせ。しかしなかなか二人の対談は面白い。宮台は僕の高校の先輩にあたり、たまにそうだよねってわかる部分がある。 彼が奥平さんをリスペクトしていたんだなっていうのが、まず意外であり、ちょっとうれしいところではある。樋口さんではないのだろう。 ここでの二人の議論はたまに、しかし、かみ合っていないというか、お互いにもどかしさを抱えつつ、何とか説明しようとしているところが感じられる。特に宮台の方に。それは、彼の一人喋りが延々と数ページに渡るところで感じ取ることができるのではないだろうか? とはいえ、この手の対談では、かなり面白く、議論内容も高度である。しかし、語り口はやさしい。新書として読めるはず。
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