飛蝗の農場 の商品レビュー
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バッタは結局なんだったんだろう? ただ、読者を混乱させるのが目的で執筆したとしか思えない。 プロットが散りばめられたように思わせて、たいした意味を持たない。 しかも、あらゆる点で破綻しているのだが、お構いなしなんですよね。 ノックスの十戒や、ヴァン・ダインの二十則はやっぱり重要だと思う。 これを破るなら、それなりの覚悟をもって書いてほしい。 まさかそのネタかよ…の犯人の正体にはげんなり。 読んでる途中は、展開を期待させるから楽しいんですけどね。
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「なんだ、これは?」 あとがきのこの一言がすべてを物語る。 好みが分かれそうですね。ワタシはキライではない。
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「これはなんだ?」 やっぱりこのセリフしか出てこない。 章を重ねるごとに複雑になってゆく登場人物と時系列とストーリー。 我慢して(!?)読み進めると霧が晴れたようにわかってしまって、ついついページをひっくり返しの二度読み三度読み。 最後は。 また靄の中。 越前先生もおっしゃてたように翻訳するのも、大変だったことでしょう・・・
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バッタが群れれば人間は骨だけになる。推理小説では人が死ぬ。行方不明者が見つかる。入れ替わる。体の交合は精神の交合になりしか。
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バッタの農場を営む女性が、嵐の晩にやってきた見知らぬ男を撃ってしまい、その男が記憶喪失だとわかり、やましさと好奇心から看病しようと、面倒を見始めるが・・・。 濃密な描写というべきなのかもしれないが、説明過多で、冗長に感じられた。 最後の展開はやや意外で、そこそこ読ませたが、そこ...
バッタの農場を営む女性が、嵐の晩にやってきた見知らぬ男を撃ってしまい、その男が記憶喪失だとわかり、やましさと好奇心から看病しようと、面倒を見始めるが・・・。 濃密な描写というべきなのかもしれないが、説明過多で、冗長に感じられた。 最後の展開はやや意外で、そこそこ読ませたが、そこに至るまでにすでにうんざりしており、展開についていけなかったし、ついていけなくてもいいやと思った。
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ショットガンで怪我を負わせてしまった男は記憶喪失だった…。 荒れ野で農場を営むキャロルと男の奇妙な共同生活が始まる。 難解だと言う書評を多く目にしたので覚悟して挑んだら、さくさく読めて拍子抜け。 男の過去が時系列とは逆に明かされていくのだけれど、きちんと前のエピソードと繋がって...
ショットガンで怪我を負わせてしまった男は記憶喪失だった…。 荒れ野で農場を営むキャロルと男の奇妙な共同生活が始まる。 難解だと言う書評を多く目にしたので覚悟して挑んだら、さくさく読めて拍子抜け。 男の過去が時系列とは逆に明かされていくのだけれど、きちんと前のエピソードと繋がっている部分があるので混乱するほどでもなし。むしろ遡っていくことで、その先に何が待っているのか期待を抱かせる。 男が何故、誰から逃げているのかがこの話の主軸になるのだけれど、そこに納得できる答えがなかったのが残念。 証拠についていた指紋とか、男が犯人に祭り上げられた経緯とかが投げっぱなしになってるんだよね。こういうところがきちんとされていなくてサイコロジカル・スリラーだからよし!では読み手は困ってしまう。 そこも含めてラストに繋がっているんだとしたら、それはそれでありだけど、それだと矛盾する部分が出てくるしなあ。うーん。 難解っていうよりすっきりしない。 ラストはよくあるパターン。 個人的には面白くない訳ではないけど、書評子が絶賛するほどの良さは感じなかった。 あとタイトルにも出てくる「飛蝗」が重要な小道具でもなんでもなかったことにびっくり。男が飛蝗を怖がる理由も描かれなかったし、追うものと追われるものの繋ぎでもなかったし、怖さを盛り上げる訳でもなかったし、何かの暗喩でもなかったし。 やはりデビュー作故の拙さなんだろうなあ。星3と2で迷って3にしたけど、丁度中間ぐらいかなー。
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02年の”このミス”の海外編の1位の作品。このミスだけじゃなくて、年末のあーいう奴総なめ状態だったんだけど、納得。と、同時に02年は小振りの作品ばっかりだったんだなと、思ったりして。 イギリスの田舎の農場で、一夜の宿を請うた男を謝って撃ってしまったヒロイン。二人の交流の間に全...
02年の”このミス”の海外編の1位の作品。このミスだけじゃなくて、年末のあーいう奴総なめ状態だったんだけど、納得。と、同時に02年は小振りの作品ばっかりだったんだなと、思ったりして。 イギリスの田舎の農場で、一夜の宿を請うた男を謝って撃ってしまったヒロイン。二人の交流の間に全く別の話が入り込む構成で、最後にむかって交錯していくあたりは、すごく上手い。最後の方は、とにかく引き込まれる。 結末は、「なんじゃ?」って思う感じなんだけど、これが上手く余韻としての効果を生んでいると思う。 面白かった。小粒だけどね。
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どうしてもラストが好きになれなかったし、なんと言ってもトリックがもっとも苦手とするものだったのでわたしには合いませんでした。
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