岩波講座 現代工学の基礎(15) の商品レビュー
「設計の理論」と「計算熱流体力学」の2分冊。 「設計の理論」は、一部関連法律など技術者には有用な情報があるものの、「学ぶというのはどういうことか?」等、哲学的になりすぎていて、「これを読んで何が得られるのか」が分かりにくい。目次だけでも辟易するような本。 「計算熱流体力学」は...
「設計の理論」と「計算熱流体力学」の2分冊。 「設計の理論」は、一部関連法律など技術者には有用な情報があるものの、「学ぶというのはどういうことか?」等、哲学的になりすぎていて、「これを読んで何が得られるのか」が分かりにくい。目次だけでも辟易するような本。 「計算熱流体力学」は、例えばメーカーの温度試験などで使えそうな知識が詰まっており、非常に有用なのだと感じた。とは言え残念ながら私は専門外で、その手前の知識が追いつかなかった。
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2冊が1セットになっている。 1「設計の理論」の主な内容は、 1 設計の分類に 1)新規設計 2)再設計、改良設計、編集設計 3)シリーズ設計、バラエティ設計、パラ目トリック設計 2 クロスの建築設計 1)目的の明確化 2)機能の確定 3)要求設定 4)特性決定 5)解候補生成 6)解候補評価 7)細部詳細化 3 N.P.Suh 公理論的設計方法論 設計パラメータの決定の際に、なるべくパラメータの持つ情報量を最小化する。 4 設計原理 1)簡単なものほど優れている 2)問題が解けないときは、問題を変えよ 3)無駄飯は食わせろ 4)思いつきはだめ 5 設計知識を数学的に取り扱う 公理1 実体は属性(機能、形態)などの抽象概念によって認識あるいは記述することが可能である。 公理2 実体集合と実体概念集合とは1対1対応とする。 公理3 抽象概念集合は、実体概念集合の位相である。 図表としては,知識操作とモデリング操作,論理操作との関係P176 表7.3がとても参考になった。 見出しとっしては,知識操作,目的,主なモデリング操作,モデリング操作のための知識,主な論理操作,論理操作のための知識 知識操作の中身としては, 知識・情報の獲得,知識・情報の再構成,情報の確認,矛盾の解消,知識・情報の修正,解のシンセシス,解のアナリシス を表にしている。 2 計算熱流体力学の主な内容は、 熱流体現象 解析事例,乱流,分子スケール、混相流解析,練成現象の解析
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