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絵本で育てる情報分析力(2) の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2022/10/21

ちょっと高飛車だか、示唆に富む本。逆にこういうことが大衆化されないのは何故かが気になる。 著者がセミナーとかしてるみたいだが、ちょっとケチな感じがして行く気にならない。

Posted byブクログ

2021/08/15

絵本の読み聞かせを通じて、論理的思考や洞察力を育てる本。 ものを見る目を養うということは、インプットの質が上がるということ。適切なインプットは思考の質を上げるのことにも繋がる。その肝心のものを見る目、今まではセンスだと思っていたが、この本で理論的に磨けると気づいた。さっそく活用し...

絵本の読み聞かせを通じて、論理的思考や洞察力を育てる本。 ものを見る目を養うということは、インプットの質が上がるということ。適切なインプットは思考の質を上げるのことにも繋がる。その肝心のものを見る目、今まではセンスだと思っていたが、この本で理論的に磨けると気づいた。さっそく活用して子の洞察力を鍛えたい。

Posted byブクログ

2013/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まさかのA4版。通勤電車では読めず早朝読書。 文体が読みづらく、時間がかかる。 実際に巻頭に絵がついている。 これを子供に見せて「絵の分析」をさせる実例、回答がある。 声かけ実例がたくさんあって参考になる。 欧米では子供のころから読書感想ではなく、本の分析をする訓練をしているとのこと。 それが音楽、絵画の分析にもつながり、理論的に感想?をいうことができるようになるらしい。 それがいいことかどうかはともかく。 「子供の感受性を伸ばしてあげるためにはむしろ、子供が感受した事柄を言葉に置き換えて表現する作業を大人が認め、ほめたたえ、さらに別の方面からの問いかけをして深める手助けをすることこそ必要です。」 「読書は検証されなければ意味がない」本を読むこと、読み聞かせも意味があるけれど、読んでいるからといって読めているかどうかはわからない。 「絵の分析」 絵に描かれた場面の内容を分析する ・これは何の絵?絵を見て最初に考えたことは? ・場所はどこ?なんでそう思う? ・誰がいる? ・何をしている? ・何の絵?最初の時より詳しくいえる? 絵に描かれた場面の因果関係や前後を分析 ・何でこうなったんだろう? ・この後どうなったかな? →絵の中で根拠を見つけて推理する 「教え込む」のではなく「引き出す」 その考えが間違えの時は決めつけるのではなく、「私はこう思う」と別の考えを示す。 「いろいろな考え方の存在」を理解する。 テクストの分析 子供にお話の要点を訊く(5h1w) 1)いつのことか 2)どこのことか 3)誰が出てくるのか 4)どんな人物か 5)何の事件がおきたのか。なぜ起きたのか。 どうして主人公は巻き込まれたのか。 6)最初に、次に、それから、最後に何があったのか 7)おしまいにはどのようになったのか おしまいには何が起こったのか 感想を訊くのはやめましょう その代わりに、どんなお話だったか尋ね、上手に語ることができたら、大いにほめる テクストの分析と解釈は「なぜ」「どうして」を中心に質問する 自分だったらどうする?どうしたらよかった? なぜ? 読んでいる最中に子供から質問されても、イライラしないこと。質問には辛抱強く答えよう。あとでなどと言わないこと。読み聞かせには時間制限はないが、子供の知りたいという欲求には時間制限がある。辛抱強い返事でその好奇心を大切に育て、また読み聞かせを再開することである。

Posted byブクログ

2013/02/24

論理的思考の幼児教育に関する良書。理論を実践により検証している。脳科学では論理的思考は10才程度からと聞いたことがあるが、低年齢からの適用可能と認識を改める。 言語技術:説明、描写、報告 読書技術:語り、要約、分析と解釈・批判 ・絵の分析のための指標 テーマ(主題)、設定(...

論理的思考の幼児教育に関する良書。理論を実践により検証している。脳科学では論理的思考は10才程度からと聞いたことがあるが、低年齢からの適用可能と認識を改める。 言語技術:説明、描写、報告 読書技術:語り、要約、分析と解釈・批判 ・絵の分析のための指標 テーマ(主題)、設定(場所・季節・天気・時間・時代背景)、人物(描かれている物・人物等の考え・感情・会話など)、象徴、色調・色彩、タッチ、構造 ・読み聞かせたテクストとの分析と解釈のための指標 テーマ(主題)、設定(場所・季節・天気・時間・時代背景)、登場人物(人物/動物等の考え・感情・会話など)、象徴、構造 ・自分ひとりで読む時のエクストの分析と解釈のため指標 テーマ(主題)、設定(場所・季節・天気・時間・時代背景)、構造、プロット、スタイル、視点(だれの視点で物語が語られているか)、自制、トーン、語彙、象徴、登場人物(人物/動物等の考え・感情・会話等) 絵本による実践から得られたこと ①早期に開始するほど優れた情報分析力を獲得する ②鋭い観察力と豊な感受性が育つ ③テクストの読解能力 ④テクストを読むための指標を使いこなせる ⑤論証力が育つ ⑥討論・議論の力が育つ ⑦自他の区別と自己肯定、他人の意見を尊重する気持ちが育つ ⑧論証文書けるようになる education:導き出す イェール大学のメディカルスクールで「絵の分析」が必修化 P70 74 75 77 89 125 137 139 156 165 177

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2012/09/08

絵本を使って論理的に考える力を引き出す。絵を読む力とテクストを読む力を引き出す方法とは。 つくば言語技術教育研究所を開いている著者、著者の本は2冊目です。 ドイツで暮らした経験から、日本では言語技術教育がおとっていると感じた経験から独自の言語技術、読書技術の方法を説いてます。 ...

絵本を使って論理的に考える力を引き出す。絵を読む力とテクストを読む力を引き出す方法とは。 つくば言語技術教育研究所を開いている著者、著者の本は2冊目です。 ドイツで暮らした経験から、日本では言語技術教育がおとっていると感じた経験から独自の言語技術、読書技術の方法を説いてます。 この本は読書技術の本、前作は言語技術の本なのですが、感想としては学術論文みたい。。。ですね。 大まかにいうと言葉を自分の考えていることを体系立てて人に説明するための手段と捕らえてるので、本全体が学術っぽい匂いがします。 日本語って主語がなくてもつうじたり、最後まで言わなくてもファジーに全体を掴むような言い方だったり。外国語と比べて全般的に言語体系がファジーなんですよね、多分。もうそれって文化の一部。 そこに外国語的な言語要素を入れているので、全般的に文が固いというか不自然さを感じます。実際、前作では著者の研究所で習った生徒が学校でそれを展開すると浮く、といった話が出てきましたが、さもありなん。。という感想。 一方で、著者がいう言語の使い方の学習で論理的な考え方、考え方が違う人へ説明できる力というのはつくだろうな~と思うので、一部取り入れられるところは参考にしようと思いました。 この本は読書ということで口語体ではないので、こちらのほうが取り入れやすい印象。 うちの子も大きくなって長い絵本も楽しめるようになってきたので絵本から状況を考えて話してみるというのをやってみようと思います。 以前、前作をよんで「相手になったつもり:もし自分が○○だったら」で話すという問答をやってみましたがその時はさっぱりダメでしたね。質問自体の意味(意図?)がわからないって状態でした。 最近はちょっとできるかなーって感じ。 絵本だとそういうのもやりやすそうなので、今度やってみようと思います。

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