経営はロマンだ! の商品レビュー
大和からヤマト運輸へ…
大和からヤマト運輸への生い立ち。そしてトップに上り詰めるために運輸・通産省との確執。その経営手腕は、お見事という感じです。感動する一説もありました。
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破綻寸前だったヤマト…
破綻寸前だったヤマト運輸を日本トップクラスにまで復活させた小倉氏の自伝的作品。
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経営はロマンだ! 私の履歴書・小倉昌男 (日経ビジネス人文庫) 文庫 – 2003/1/7 写真も多く当時がリアルに伝わる 2016年3月18日記述 2002年(平成14年)1月から日本経済新聞の私の履歴書に掲載されたものを再編集した本。 ヤマト運輸2代目社長、宅急便の創始者である小倉昌男氏の半生を記載している。 写真が多く掲載されており戦前の教育や当時の雰囲気もよく伝わる。 他のレビュワーの方もしていたけれども 小倉昌男 経営学よりも写真、ストーリー性もあって一般人にとってより分かりやすいように感じた。 東高尋常科を受験している。当時、実験的試みとして筆記試験をやめ全科目口頭試問とし、小倉はそれを突破したのだという。 第二次大戦前であってもそんな実験的試みがあったとは思わず驚いた。 病に伏せる前に結婚を考えた女性(青山学院出身)がいた件、そして闘病中に已む無く別れることになった。 かつての恋人が大学のゼミ同窓生の奥さんになっていたという辺りは運命を感じずにはいられない。そしてドラマチックやなと思う。 本書後半にある信書問題については未だに解決していない。 それを懸念したヤマト運輸はクロネコメール便の廃止に踏み切らざる得なくなった。 小泉改革なるものが実際に改革だったのかどうか今一度問いかけられている。 初代社長の小倉康臣氏を尊敬もした上で反面教師として 社長の定年制を設けるなど常に改革、改善の鬼だった著者。 企業とはトップ次第であるということを痛感する。 往年は私財を投じヤマト福祉財団を設立。 社会福祉の世界に経営の論理を取り入れるべく奮闘している。 小倉昌男氏が世の中へ与えたインパクトは計り知れない。 内村鑑三の言う後世への最大遺物を体現した人物であると思う。
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自分の目で見て信じたことを疑わず、実行する力はすごい。 消費者目線というのはよく言われることだが、本当に考えぬいて需要を生み出していく、それが大事であると学んだ。 以前銀座勤務でスワンカフェの近くを通っており、お洒落な外観で気になっていた。 こういった背景から生まれたお店とは...
自分の目で見て信じたことを疑わず、実行する力はすごい。 消費者目線というのはよく言われることだが、本当に考えぬいて需要を生み出していく、それが大事であると学んだ。 以前銀座勤務でスワンカフェの近くを通っており、お洒落な外観で気になっていた。 こういった背景から生まれたお店とは当然知らなかったが、今度足を運んでみようと思う。
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日経の私の履歴書に連載された内容を一冊の文庫にまとめたもの。 今や常識のクロネコヤマトの宅急便。その宅急便を育てた小倉社長の半生記。新規事業への取り組み、官との付き合い方、そして、経営者としてのふるまい。 この後も、時間指定だとかドライバーの残業問題とか話題に事欠かない会社だから...
日経の私の履歴書に連載された内容を一冊の文庫にまとめたもの。 今や常識のクロネコヤマトの宅急便。その宅急便を育てた小倉社長の半生記。新規事業への取り組み、官との付き合い方、そして、経営者としてのふるまい。 この後も、時間指定だとかドライバーの残業問題とか話題に事欠かない会社だから、興味をもって読めました。
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最近引き起こした不祥事を知ったら、創業者はなんと言うのか・・・ 理念を二の次にして、言いかえればお客様の心を忘れてしまった経営の典型的な例ではないだろうか。
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小倉昌男さんはクリスチャンであったことが、他の経営者の方と違い、福祉の道を晩年志した原点になっているように思う。
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ヤマト運輸二代目小倉さんの一冊。宅急便を発明して、立ちあげて普及させた経緯を記す一冊。前半2/3非常に面白かった。 <メモ> p.121 宅急便って言葉は、ヤマト運輸が1976年に作った言葉なんだって。 p.134 大口の三越、松下電器との決別、 一方で小口の好調化。時代を先読みした転換。
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小倉さんの消費者目線の徹底ぶりに感動した。正しいことを正しいと言える信念の強さやブレない気骨に少しでも見習いたい。
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ヤマト運輸株式会社の元会長、現在はヤマト福祉財団の理事長でもある小倉昌男氏の自叙伝。 日経ビジネス人文庫シリーズです。 「宅急便」が生まれた背景がよく分かりました。 窮地から生まれたものだったんですね。 「宅急便」は、行政という最大の壁を乗り越え無ければ実現できないことでした。...
ヤマト運輸株式会社の元会長、現在はヤマト福祉財団の理事長でもある小倉昌男氏の自叙伝。 日経ビジネス人文庫シリーズです。 「宅急便」が生まれた背景がよく分かりました。 窮地から生まれたものだったんですね。 「宅急便」は、行政という最大の壁を乗り越え無ければ実現できないことでした。 新しいビジネスモデルは、誰もが、あり得ないと思うようなこと、やらないこと、失敗しそうなこと。 当たり前ですが、今、想像できることは、誰もが思い付いて、すでにやっている。 失敗を恐れずにやって、失敗したら改善したらいい、というのは、経営者の基礎の基礎なんですね。 ・・・2016年最初の読書。遅くなりました。
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