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深追い の商品レビュー

3.5

25件のお客様レビュー

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2018/04/08

横山秀夫の警察小説。今回は、三ツ鐘警察署を舞台とするそこの警察署に勤務する人々(警察官だけではない)をそれぞれ主人公とする短編集。各編がきちんとプロットがあって横山秀夫らしい小説。

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2014/06/15

横山さんは 人の本音っていうか自分でも認めたくない醜い思いを必ず書いてはるなぁ。 私も人の幸せ妬んだりする気持ちがあるけれど できればそれは封印してしまいたい気持ちで、そして誰にでもあるような気持ちなんじゃないかな。 どのお話の登場人物も親しみを持てるのは、そういう思いが描かれて...

横山さんは 人の本音っていうか自分でも認めたくない醜い思いを必ず書いてはるなぁ。 私も人の幸せ妬んだりする気持ちがあるけれど できればそれは封印してしまいたい気持ちで、そして誰にでもあるような気持ちなんじゃないかな。 どのお話の登場人物も親しみを持てるのは、そういう思いが描かれてるからかも知れないです。 文庫本を購入しました。 しかし少し背が高い。並べたら頭が飛び出る。

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2014/03/27

横山秀夫。連作短編集。 三ツ鐘警察署の中で、七つ部署にスポットをあてて。 同じ所轄内だけれど、どれも全然色が違う物語。ヒーローはいない。一警察官が、誘惑なり、下心なり、個人の勝手な事情なりに揺れるのだ。どこに進むか良心を信じたい読み手に、ちゃんと落としてくれて、後味がいい。

Posted byブクログ

2013/12/01
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図書館にて借りました。 警察小説集7作品収録。 公務員でありながら警察はどこか役所とは違う世間のような気がする。 でも、彼らも私たちと同じ市民であり、人間なんだ、変わりないんだと思う作品。

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2013/03/16

警察モノの短編集。事件を追う話というよりは三ツ鐘署の中で働く人たちが様々な出来事や人間関係で悩んだり考えたりする内容でした。堅苦しくなく読めました。 警察官、過去もあり悩みもありストレスを抱え、…大変なんだなぁと妙に同情してしまいました。 警察内部の人間関係や隠蔽だとか内輪もめみ...

警察モノの短編集。事件を追う話というよりは三ツ鐘署の中で働く人たちが様々な出来事や人間関係で悩んだり考えたりする内容でした。堅苦しくなく読めました。 警察官、過去もあり悩みもありストレスを抱え、…大変なんだなぁと妙に同情してしまいました。 警察内部の人間関係や隠蔽だとか内輪もめみたいなドロドロした部分も話としては面白いし、そういう本を怖いモノ見たさで読んでしまうけど、実際の警察官には、やはり正義の味方であってほしいなぁ。警察内の汚い部分は小説の中だけであってほしいです。

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2012/11/03

〈内容〉事故死した夫のポケベルに、メッセージを送り続ける妻。何のために?誰のために…。事故と事件の狭間に揺れる様々な思惑を見事に描く著者独自の警察小説。

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2012/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集でありながら、奥が深い、と思わせる作品群。 タイトルでもある深追いは、昔ひと時の間だけ恋人であった女性の夫が亡くなり、偶然仕事として居合わせた男がポケベルを拾う。 夫が亡くなった後も定期的に届いていた夕飯を知らせるメッセージ。 昔の恋人が気にかかり、事件の真相を「深追い」し過ぎていくお話。 短編ならではの収束感はさすが、と言ったところだなあ、と思いました。

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2011/10/02

いつもながら組織のことがリアルに描かれてます。記者の動きなんかは、さすがです。 話は最後の人情ネタが良かったです。

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2011/09/25

相変わらずプロットが巧みで読ませる。ちょっとボリュームが少なく描きこみ不足の感はあり。「又聞き」がベスト。なんとも言えない読後感がある。

Posted byブクログ

2012/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【深追い】 横山秀夫さん 三ツ鐘警察署の敷地内には署長・次長の官舎があり 署員用の家族宿舎と独身寮も兼ね備えている。 署は県警本部からの距離が遠いコトもあって、署風は 開放的な部類に入るのだが、職住一体の息苦しさは いかんともしがたい。 警察職員の間では「三ツ鐘村」と揶揄され、敬遠されて いる赴任地の一つでもあった。。 交通課事故係主任の秋葉。彼が前夜に事故処理をした 被害者はポケベルを持っていた。秋葉はそのポケベルを 被害者遺族に返し忘れた。その死んだ夫のポケベル にメッセージを送り続ける妻。被害者の妻は秋葉の 元交際相手だった。 ☆ 三ツ鐘署内で起こった事件と、住職一体であるがゆえの 複雑で歪曲した人間関係が7編のオムニバス形式で 面白く書かれてます。 1編が短くて読みやすい本でした。 先に読んだ「悪党」のインパクトが強すぎて 少し物足りなくはありましたが、短編なので仕方が 無いですね。。。  

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