猫だましい の商品レビュー
猫の小説や絵本、コミックなどから人間と猫との関わりが書かれていました。なかなか楽しく読んだ。その中の気になる本はこれからボチボチ読みます。おかげてまた読みたい本が増えてしまいました!
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河合隼雄氏の本を知人に勧められて、選んだのが猫好きなので、こちら。猫が登場する、いろいろな物語を読んでみたくなるキッカケ本となりました。猫と庄造と二人のおんな、牝猫、トマシーナをさっそく購入!
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通してずっと面白い!というわけではなかったが、興味を引く箇所多数。村上春樹訳の空飛び猫、大島弓子の漫画、ポールギャリコ、谷崎潤一郎やコレットの、男と女と猫の話、などは原作を読みたくなった。牝猫と男性と同居するのは危ないのか?私の知ってる、猫と相思相愛な関係を築いている人というのは...
通してずっと面白い!というわけではなかったが、興味を引く箇所多数。村上春樹訳の空飛び猫、大島弓子の漫画、ポールギャリコ、谷崎潤一郎やコレットの、男と女と猫の話、などは原作を読みたくなった。牝猫と男性と同居するのは危ないのか?私の知ってる、猫と相思相愛な関係を築いている人というのは女性ばかりなので、ピンと来ない。
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実際にお会いしたときの、河合隼雄氏のお優しい印象そのままの読みやすい文章。 30数年、間が空いてしまったが、読んで良かった。 紹介されている本も可能な限り読みたい。
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読む速度が遅い私が、一気に読んでしまった本 視点がおもしろいし 言葉がスムーズに入ってくるので、とても読みやすいです またじっくり読みたい これよんで猫に惹かれるようになりました、そういえば。
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小説・昔話・漫画などに登場する「猫」を手がかりに、人間の「たましい」について考えてみる、というエッセイ。しかしいきなりユダの話題が出てきたのにはびっくりした。(詳しくは引用を。)「たましい」が目に見えないのと同じで、「たましい」について何か確固とした結論があるわけではないけど、そ...
小説・昔話・漫画などに登場する「猫」を手がかりに、人間の「たましい」について考えてみる、というエッセイ。しかしいきなりユダの話題が出てきたのにはびっくりした。(詳しくは引用を。)「たましい」が目に見えないのと同じで、「たましい」について何か確固とした結論があるわけではないけど、そのとらえどころのなさもまた「猫らしい」。大島弓子さんの漫画が載ってるのも嬉しかったなぁ。
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面白かったけれど……うーん、猫好きからすると“常識”というか、猫についてよく言われている事がズラッと書かれているので、初めて読んだ本なのに、「あぁ、またこの話ね」という感じでちょっと物足りなかった。 特に猫に思い入れのない人が読んだ方が面白いかも知れない。
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この本を読んで「ゴーシュ」って言うのはフランス語で ゆがんだとかいびつなとか不器用なと言った意味があると初めて知りました。うちにゴーシュって猫がいるんですが…意味を知らずに付けちゃったよ。名は体を表すでしっかりゆがんだネコです。ごめん、ゴーちゃん。 と言う訳で大変楽しく読み...
この本を読んで「ゴーシュ」って言うのはフランス語で ゆがんだとかいびつなとか不器用なと言った意味があると初めて知りました。うちにゴーシュって猫がいるんですが…意味を知らずに付けちゃったよ。名は体を表すでしっかりゆがんだネコです。ごめん、ゴーちゃん。 と言う訳で大変楽しく読みました。 教授らしい、どこか論文を読んでいるような書かれ方でした。まだ読んだことの無い本はこれを機会に読んでみようかなあなんて思いました。それにしても猫が別に好きでも嫌いでもないって…本当かしら?(笑)
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猫をたましいの具現として、猫の出てくるストーリーを通して「たましい」の扱いについて語る。 やっぱり心理と文学はすごく近いところにある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説や物語の中に出てくる猫を通して人の「たましい」を考えた本です。 私のように「たましい」に拒否反応あり、ピンと来ない人には是非読んで欲しいです。 ”何らかの「だまし」なしにたましいを語るのは不可能である、 あるいは危険である” だから「だましい」となっているらしいです。 河合隼雄氏は元文化庁長官といえば顔が浮かびますでしょうか? 心理療法家でもあり、優れた”聞き手”で 私にとっては何とも胡散臭い存在でとても好きな存在です。 この本には難しいことは書いてありません。 しかし、「たましい」という、巧く説明の出来ないものをテーマにしているので、 「たましい」が現れやすい猫の物語に焦点をあて、正に”「たましい」を読み解く”という試みです。 本の説明には大の猫好きと書かれていますが、 あとがきではむしろ「猫好き」ではない、とはっきり書いています。 でもそれは”語り手”ではなく、”聞き手”だからでは?とも思います。 少なくとも「人の中の猫に対する在り方」に興味をもっているのは確かです。 そんな人からの、そんなところから生まれた本です。
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