それでも君が の商品レビュー

高里椎奈(著者)

密室ファンタジーと銘…

[文庫ＯＦＦ]

密室ファンタジーと銘打たれてるのでミステリーなのかファンタジーなのかと思いつつ読んでみたらこれまたすっごい好みな世界観のファンタジーミステリーでした。結局ミステリーでもありファンタジーでもあった。最後はちょっとしょんぼりでしたけど。シンとバルの双子が好き。リラとキンカンの微妙な距離感みたいなものは誰しもが持ってるものなんじゃないかなー、と。わかってはいてもそれを受け入れて納得するのは難しいもんなんですよ。

ちょっと世界観につい…

[文庫ＯＦＦ]

ちょっと世界観についていくのに力のいる作品。第２作の「お伽噺のように」のほうが、実はドルチェ・ヴィスタの世界に入りやすい気がします。実際、２作目を読んだあとのほうが、すっきり理解できました。ドルチェは３部で完結なのでまとめて買って、読みやすいところから読むのがお薦めです。

よく分からない設定。…

[文庫ＯＦＦ]

よく分からない設定。最後を読んでも、ああなるほどな、とは思っても、根本的な謎解きはなっていない気がして。そもそもこの話自体を謎だと考えるのが間違っているのかも。３部作なので、これだけ読んでもピンとこないはず。

閉じた世界を舞台にし…

[文庫ＯＦＦ]

閉じた世界を舞台にした、「密室本」。でも閉じた世界＝密室、という定義を拡大解釈しすぎのような気も。ここではない場所から見える、「甘い景色(ﾄﾞﾙﾁｪ･ｳﾞｨｽﾀ)」の物語。個人的には、雨の設定にうけました。

入りにくいファンタジ…

[文庫ＯＦＦ]

入りにくいファンタジー。最後までルールがよくわからなかった。シリーズらしいので、続きに期待。

2014/08/26

久々に読み返してみた。
綺麗な景色やヴィオラやピアニカのすごく重みのある言葉にドキッとしっぱなしで一気に読了。
ミステリー＜ファンタジーって印象だけど、儚くて素敵なお話だった。
ラストの全てが分かるところは前に読んでなんとなく覚えていたけど、再読しても鳥肌がたってぞくりとさせられた。
最後の展開の速さはいいドキドキ感があった。

2012/10/25

後半おもしろくなってきた？と思ったらよくわからないまま終わってしまった。
続編があるとのことなので安心しました。
人の名前がおぼえられないよー

2010/11/10

随分前に読んだけれど、私が今まで読んだ中での最高傑作。世界観が半端なく綺麗。あたたかくて優しい、《甘い景色》が読んでいて次々に浮かんでくる。主人公キンカンの成長は見所。この本は密室本（ミステリー）として出版されたらしいが、ファンタジーに分類した方がしっくりくる。

2010/03/29

ファンタジー&ミステリーといった感じでしょうか。
ファンタジー色のが強いかもしれないです。
主人公キンカンが木の下で目覚めるところから始まります。そこは私たちのいる世界とはどこか違った世界。キンカンも読者もここはどこなのか、何故自分はここにいるのかわからないままに、平凡な日常が過ぎていきます。で、殺人事件が起こるわけなのですが・・・。
ミステリ部分については、結末はなるほど～と感心しました。ちょっと突飛な感じもしますが。が、メインはそちらではなく、このどこか不思議な世界の方にあると思います。登場人物が淡々としているようで、結構おのおの個性があって良かったです。ラストはちょっと切ないです。3部作となっていますが、この1冊だけでも楽しめると思います。他2作も面白かったです。

2010/02/07

生まれ落ちたばかりのキンカンと、彼を見付けた少女リラ。
料理の上手なヴィオラと、人懐こいピアニカに、
双子の兄弟シンとバル。家（ホーム）に住む6人を含めても、
世界中で31人の“小さくて大きな密室”。
1つの悲劇が、このドルチェ・ヴィスタ（甘い景色）に潜む
驚天動地の真実を暴き、世界の輪郭を変える！

ドルチェ・ヴィスタの中ではこれが一番おもしろかった。