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ダイニング・キッチンはこうして誕生した の商品レビュー

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2013/04/12

 そもそもこの本を読むきっかけはNHKのプロジェクトXで、公団住宅の間取りにダイニング・キッチンが誕生するのに、この日本初の女性建築家 浜口ミホさんが関わったということが紹介されていたからです。最初、単に日本のキッチンはどのように様式で変化していったのかを述べられているだけだと思...

 そもそもこの本を読むきっかけはNHKのプロジェクトXで、公団住宅の間取りにダイニング・キッチンが誕生するのに、この日本初の女性建築家 浜口ミホさんが関わったということが紹介されていたからです。最初、単に日本のキッチンはどのように様式で変化していったのかを述べられているだけだと思っていました。しかし、読み進めていくうちに、そこには戦前の様々な価値観とのぶつかり合いがあったことがわかりました。当時の日本の価値観というのは僕が想像していたのとはるかにことなるものだったのだということに驚きました。と同時にいかに価値観が変わったのだということも思い知らされました。いま、当たり前に思っている価値観と生活様式は多くの人の歩みの上に築かれているのだと思いました。目に見える住まいの形には実は目に見えない様々な価値観が密接に絡んでいるということが本書を通して知りました。住まいのあり方について幼少期からずっと疑問に思っていたことが、この書を通して全部整理された感があります。建築に関する見識はないので最初はちょっと読むのがしんどかったのですが、読み通したら、僕にとってはすごく面白い一冊の本に変わりました!また、今は亡きこの浜口ミホさんですが、とても素敵な女性に出会った気分になりました。偶然ですが読み終えた4月12日は浜口ミホさんの命日だということが最後の方の記述でわかりました。今度は浜口ミホさんの著書「日本住宅の封建制」をぜひ読んでみたいと思います♪

Posted byブクログ