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聯愁殺 の商品レビュー

2.9

16件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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    6

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2016/07/25
  • ネタバレ

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連続殺人事件、そしてその最後の被害者が九死に一生を得る。彼女の依頼から担当刑事は謎解き好きの恋謎会を招集し事件の真相を探ろうとする。 ということで、話の大半は恋謎会での侃々諤々の真相究明の推理合戦がメインとなる。ここらは「黒後家蜘蛛の会」パターンで、わずかな真実から次々と繰り広げられる大胆な(無謀な)推理は興味深いが、さすがに中盤ダレルのが残念。しかも話の真相は作者のフェアな文章表現ゆえに分かる。 ただそこからの犯人の動機、そして殺害時間のヒネリには気づかなかった。ラストは蛇足のような気もするが。 西澤氏の作品は以前一度読んでそのトリックに驚いたが、今回も着想が見事。不要な会話やエピソードも多いがこれは映画化したら意外と面白そう。それぞれの迷推理を映像化していけば話の動きもあるし。主演は松下奈緒辺りかな? 特番スケールの作品だけど、キャスト次第で劇場公開も可能だろう。

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2013/02/22

見ず知らずの男に殺されかけた女性。事件から4年後「なぜ男が彼女を襲ったか?」を推理するために集まったミステリー愛好家達。様々なロジックで語られる推理。途中なんだかなーと思っていたら、ラスト30ページで明かされる事件の真相に‼‼ このラストは予想できないわー。で、最後の最後がこれま...

見ず知らずの男に殺されかけた女性。事件から4年後「なぜ男が彼女を襲ったか?」を推理するために集まったミステリー愛好家達。様々なロジックで語られる推理。途中なんだかなーと思っていたら、ラスト30ページで明かされる事件の真相に‼‼ このラストは予想できないわー。で、最後の最後がこれまた…

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2013/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。終わり方がどうかという方もいると思うが、僕的は別に良いと思った。 特に推理ディスカッション中もずっと一貫していた主人公の女性の自分が襲われた理由を知りたいという思いが、ラストへ繋がっていたのが、よかった。

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2012/07/05

あまり好みじゃなかった。 これを言ったらおしまいなんだけど、起こった事件について後から真相を推理するっていうのが苦手なようです。 西澤さんの本は動機に共感できないものが多いですが、こういう動機を想像するしかない、っていうのはもっとダメかも。

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2012/03/06

毒チョコの推理合戦よりさらにディスカッション色の強い推理合戦。それぞれがお互いの調査結果を述べながらブラッシュアップしていく、まさにスパイラルモデルで推理を構築しつつ進んでくお話。 細かく書くとネタバレしそうなので一言。 最後にどう持っていくのかと思ってましたが見事な結末でしたな...

毒チョコの推理合戦よりさらにディスカッション色の強い推理合戦。それぞれがお互いの調査結果を述べながらブラッシュアップしていく、まさにスパイラルモデルで推理を構築しつつ進んでくお話。 細かく書くとネタバレしそうなので一言。 最後にどう持っていくのかと思ってましたが見事な結末でしたな。黒いし。 タイトルの漢字、意味が判らず読了後に調べた。 聯 :一つながりになる。つらなる。 愁 :心配する。嘆き悲しむ。 ……なるほど。何となく判った気がする。

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2012/01/05
  • ネタバレ

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1つの殺人事件について数人が推理する話。 途中で飽きてしまった。 結局真相は犯人が告白。 読後感悪し。

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2011/12/26

これは評価がかなり割れそうな作品です。読後暗澹たる気持ちになったりもするので、人に薦めることは難しいかも。西澤さんらしい作品だなぁとは思いましたが。

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2011/03/03

けっこう自分にしてはハイペースで読んだ。 最後はまさかまさかの大どんでん返し。 ミステリー小説とか推理小説とか読み慣れてる人なら こういう展開も容易に想像できたり候補に入ったりするのかも しれないけど。 色々凄いけど、こういう展開でも前述にあるものなどの矛盾みたいなのはなくて、話...

けっこう自分にしてはハイペースで読んだ。 最後はまさかまさかの大どんでん返し。 ミステリー小説とか推理小説とか読み慣れてる人なら こういう展開も容易に想像できたり候補に入ったりするのかも しれないけど。 色々凄いけど、こういう展開でも前述にあるものなどの矛盾みたいなのはなくて、話のテーマが合ってるから、そこにひきこまれる、 読み終えてみるとそこに意識を持ってこさせている、ということも思える。一つ〜2つ、疑問点が残るが、そこまで疑問ってほどでもないが・・・

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2010/11/02

バークリーの『毒入りチョコレート殺人事件』みたいな 1つの事件について皆がちょっと違う解釈・推理を述べ合い、 最後の人が正解を引っさらうという形のストーリー。 が。しかし。 探偵たちの推理があまりにもトンデモな当て推量・憶測で ひとかけらも納得がいかないまま最終的に 真相も犯人が...

バークリーの『毒入りチョコレート殺人事件』みたいな 1つの事件について皆がちょっと違う解釈・推理を述べ合い、 最後の人が正解を引っさらうという形のストーリー。 が。しかし。 探偵たちの推理があまりにもトンデモな当て推量・憶測で ひとかけらも納得がいかないまま最終的に 真相も犯人が喋るというもの。 探偵たちの当て推量が真相をニアミスすらしてない。 ひどいなー。 なんかのベストミステリに選ばれてなかったっけ??

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2010/06/14

とにかく作者の特徴でもある読みにくい登場人物の名字がこの本では特に読みにくかった。ふりがなもう少しつけてほしい。本としてトリック云々以前の問題。人には薦めがたい

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