時間論 の商品レビュー
ベルクソンやフッサールを現在中心主義におちいっていると批判したうえで、過去中心主義をとなえる。 極小的な理論上の「いま」の連続をとらえることは時間をとらえることにならず、想起によってひとつ前の「いま」を排除し現在を獲得することで、時間が立ち現れるそうである。 内容はわかりやすかっ...
ベルクソンやフッサールを現在中心主義におちいっていると批判したうえで、過去中心主義をとなえる。 極小的な理論上の「いま」の連続をとらえることは時間をとらえることにならず、想起によってひとつ前の「いま」を排除し現在を獲得することで、時間が立ち現れるそうである。 内容はわかりやすかった。 氏の思想を述べるなかで上記2名に加えてデリダやカントも紹介されるので、彼らの時間に対する考えも知れた。 ただこれは別にこの書の批判というのではないが、時間論というのは思いのほか瑣末な議論なのだと感じた。どっちでもいいよ! なんていうのは哲学というか学問においてもちろん禁句なのだが、おもわずそういいたくなるようなものだった。
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今今今今 って考えているうちに、三時間経ってしまった。 今って考えた今は過去で、その今もすでに過去で、 いつの間にか今はどうでもよくなってて、それでも今は持続している。
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過去中心主義だって ふーんっすね 大森とかフッサールとか批判してるけど、フッサール現象学の時間論のが好きです
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