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現代政治学 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2010/09/16

現代政治学を意外と自分が知らないことに焦りを覚え、教科書的なものをきちんと読もうと思って手をつけた一冊だが、これは著者一覧を見ると早慶に縁故のある人たちが集まって、現代政治学のテーマについて一人一章ずつ書いたようだ。 まさに教科書といったつくりで、面白みに欠けるところも多く、テー...

現代政治学を意外と自分が知らないことに焦りを覚え、教科書的なものをきちんと読もうと思って手をつけた一冊だが、これは著者一覧を見ると早慶に縁故のある人たちが集まって、現代政治学のテーマについて一人一章ずつ書いたようだ。 まさに教科書といったつくりで、面白みに欠けるところも多く、テーマが細切れな分だけ知識の統合に不安が残る部分もあるが、教科書としては安心できるつくりとも言えるし、自分の本書を読むに至った理由を考えると仕方がないところか。 つまらない人のところはとことんつまらないが、有賀誠の民主主義に関する記述なんかはただの教科書的知識の羅列と異なっていてよかった。 あと福岡政行がTVタックルに出てくる政治ジャーナリストではなくて政治学者であることを認識できて良かったが、内容を読むとやっぱり肩書きジャーナリストでいいんじゃないかって気もする。理由は想像にお任せします。

Posted byブクログ

2009/10/04

Mutsuji先生の現代政治概説での教科書。某国立大学の入試のために改めてノートにまとめた。ミネルヴァの教科書でもいいが、こちらの方が本全体としてのまとまりがある。ただ、どんな学者がどんな研究をしていたのか、ということがはっきりしない。つまり、各章のテーマに関して細切れで記述して...

Mutsuji先生の現代政治概説での教科書。某国立大学の入試のために改めてノートにまとめた。ミネルヴァの教科書でもいいが、こちらの方が本全体としてのまとまりがある。ただ、どんな学者がどんな研究をしていたのか、ということがはっきりしない。つまり、各章のテーマに関して細切れで記述してあるので、ある学者が総体的にどんな理論を持っていたのか、というところがわからない。勿論政治、政治制度、政党制、民主主義とテーマごとに章を分けるのはいいのだけど、それらのパーツを結びつけるのが難しい。なんていうか、教科書。

Posted byブクログ

2009/10/07

 有斐閣の現代政治学理論よりはわかりやすい。その反面、議論に深みがない気もする。これと有斐閣の現代政治学をセットにすれば、互いに互いを補完している気もするので、そういう意味では問題ないのかも。  テレビで有名な福岡政行氏の論文もある。彼の立命や白鴎大学でのレジュメをネットで調べ...

 有斐閣の現代政治学理論よりはわかりやすい。その反面、議論に深みがない気もする。これと有斐閣の現代政治学をセットにすれば、互いに互いを補完している気もするので、そういう意味では問題ないのかも。  テレビで有名な福岡政行氏の論文もある。彼の立命や白鴎大学でのレジュメをネットで調べ、呆れた。政治学というが、ジャーナリズムでしょ。というか三面記事レベル。彼は「理論よりもフィールドワーク」というが(本人のウェブで)、あれではお粗末。理論よりもフィールドワークやフィールドワークよりも理論ではなく、「現実から問題を考察する」という一段上を見るべきでは。

Posted byブクログ