シッピング・ニュース の商品レビュー

E.アニー・プルー(著者),上岡伸雄(訳者)

映画化された小説です…

[文庫ＯＦＦ]

映画化された小説です。主人公は、浮気ばかりしていた妻が事故死したのをきっかけに、娘と祖国ニューファウンドランドに戻ります。そこで明かされる自分の祖先の歴史、ミステリーな要素もでてきます。風景の描写がいいです。

妻に裏切られた新聞記…

[文庫ＯＦＦ]

妻に裏切られた新聞記者のクオイル。妻の事故死をきっかけに2人の娘と故郷に帰る。そして港湾情報の地方紙「シッピングニュース」の仕事を請け負い、人生をやり直していく。地味だけどしんみりいい話です。居場所はどこにでもある。人間、いつでもやり直せる。見方を変えさえすれば、幸せはいつでもどこでも手に入れられるのです。

2024/01/24

大好きな物語は人によってもちろん違うし、自分のベストなナニカが、他の人には全く響かない、というのも何事によらずあるものですよね。
逆に言えば、惹かれる理由は物語の出来ではなく、自分の中にあるんだということでもあり。

その本がまさにこれ。
長いし、地味だし、物語に大きな起伏がある訳でもない。
でも訪れたこともない寂れた外国の小さな灰色の町の光景が、何故か脳裏に鮮明に浮かぶ。愚鈍と称されるクオイルの孤独、傷、小さな幸せ、などがまるでロウソクの灯火が小さく揺らぐような温かさを持って感じられる。

私にとっては色褪せない一冊。

2023/03/12

淡々と綴られる彼らの生活。厳しい自然状況。
かいまに見られるユーモア溢れ個性的な人々。
娘の精神状態を心配し、叔母の悲惨な過去をしり、
新たな恋を見つけクオイルはだんだんと自分の人生というものを取り戻していく。
https://ameblo.jp/harayou1223/entry-11363449246.html

2021/01/16

妻に裏切られ身も心もボロボロになった新聞記者のクオイル。妻の死をきっかけに2人の娘と叔母とともに父の故郷へ行く。そして港湾情報を載せる地方紙の仕事を請け負い人生をやり直していく。地味な話です。でもしんみりさせる良い話です。人間いつでもやり直せる。居場所はどこにでもある。自分の心さえふっ切ることができれば、いや、ふっ切りたいと思うことができれば、幸せはどこにでもあるのだから。

2017/06/09

映画がなんだかよくわからんかったので
本読んだらスッキリわかるかと思って読んだら...。

映画って本まんまかーい(・∀・)。
昭和初期の文学の流れつーか
読んでてサッパリ盛り上がらないお話が
くどくどと書かれていて秋田でござる。