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巷説百物語 の商品レビュー

4.1

17件のお客様レビュー

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巷説シリーズの第1弾…

巷説シリーズの第1弾。又市たちが主役です。妖怪の名前で仕掛ける話を読んでいるうちに、自分もはまってしまいます。

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 アニメがきっかけで…

 アニメがきっかけでこの本を読みました。人間の心の闇の部分が形になって出てきたような感じでした。キャラクターも個性的で、おもしろいです。私は又市さんがかっこよくて好きです。

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全国の妖怪に纏わる話…

全国の妖怪に纏わる話しを集める山岡百介が、小股潜りの又市のグループに出会い、又市達の様々な事件を、妖怪の仕業に見せかけながら解きほぐしてゆく過程に巻き込まれ、翻弄されていく物語。短編集なのでありながら、全体が有機的に繋がっていく、この作者独特の作風が面白い。

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妖怪時代小説と言われ…

妖怪時代小説と言われているが妖怪は一匹も出てこない。出てくるのは悲しみや憎しみ、そして狂気を抱えた人間たちだけ。

文庫OFF

2022/12/25

2度目の読了 前巷説百物語を読んだおかげで 今回、非常に面白く読めた。 小股潜りの又一が仕掛ける 奇想天外な筋書き。 その解説が早く知りたくて サクサク読めた。

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2021/07/27

【同時並行で事件が進む「続巷説百物語」を併読するとこちらも面白くなってきた】 百鬼夜行シリーズの長さに慣れると巷説百物語シリーズの短編形式が新鮮に感じる。 新しいメンバーに慣れる頃、最初の一冊が終わった。 妖怪の力を借りて問題を解決するという百鬼夜行シリーズとは逆の感じですな、...

【同時並行で事件が進む「続巷説百物語」を併読するとこちらも面白くなってきた】 百鬼夜行シリーズの長さに慣れると巷説百物語シリーズの短編形式が新鮮に感じる。 新しいメンバーに慣れる頃、最初の一冊が終わった。 妖怪の力を借りて問題を解決するという百鬼夜行シリーズとは逆の感じですな、妖怪ツールが解決者側にありという。 又市 は田辺誠、おぎんさんは遠山景織子、今は亡き谷啓さんも21年前テレビドラマ出演していたのだなあ。

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2019/11/07

京極夏彦の著作で、あらゆる場所に顔を出す又市が主役のシリーズ。 ほんと、全ての元凶はこいつちゃうか(なぜ関西弁)というくらい、ちょこちょこ存在を見せる小悪党。 物語としては、勿論好きですよ。キャラクターも良い。百介がいい味出してる。 哀しい話も多いんだけど、あまり残らない感じがあ...

京極夏彦の著作で、あらゆる場所に顔を出す又市が主役のシリーズ。 ほんと、全ての元凶はこいつちゃうか(なぜ関西弁)というくらい、ちょこちょこ存在を見せる小悪党。 物語としては、勿論好きですよ。キャラクターも良い。百介がいい味出してる。 哀しい話も多いんだけど、あまり残らない感じがある。何故だろう? やっぱり京極堂シリーズが好きだなあ。

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2015/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【読間】 時代物の連作中編集。 京極夏彦に初挑戦。 ………もとから好きだった宮部みゆき、大沢在昌と仲良し(?)の作家さんだということで、以前から興味はあったのだが………①作品がどれもとんでもなく分厚い②作風は妖怪もの=ファンタジーは好きくない、という理由で敬遠していた。 ちょっと前に企画モノアンソロジー(「小説こち亀」競作短編集)に載せられた短い話が面白かったので、読む決意が高まった。 さて、現在、一編目を読み終えたところ。面白い。漢字使いは難しいが読みやすい、かつ、十分に引き込まれる文章は、先が気になり一気に読まされた。 “もののけ”の存在が大きなポイントとはなるが、危惧していたファンタジー要素は皆無。“妖怪とは人の心が自分に見せるもの”という大前提のもと、でも科学だけでは説明できない“不思議”もある………というスタンスが、イイ。 ………だって、現実世界にも、妖怪や幽霊の姿は誰も見たことなくても、科学で割りきれない不思議って、あるものね。 そういうリアリティが、好きだな。 続きが楽しみ。 2012.09.06.書。 【読了】 上述の感想は、ちょっと間違っていた(苦笑)。「でも、科学で割り切れない“不思議”もある」と・・・書いたが、そんな“不思議”ですら全く“無い”ハナシだった。 小悪党たちが繰り広げる“勧善(?)懲悪”の連作中編。 必殺仕事人か?ルパン三世か? 魅力的なキャラが盛りだくさんなので、続編にも期待大。 また、京極さんの長編にも、興味がわいた。 ★4つ。8ポイント。 2012.09.10.了。

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2012/07/30

やっと読み終わった。 何カ月読んでいたか解らない。 内容はそれなりに面白いんだけど、とにかく長い。 そして重いから持ち運びしにくい。 けど、短編で京極の雰囲気が味わえるから結構楽しかった。

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2011/09/24

『嗤う伊衛門』に続き、『巷説百物語』も新書化されたんで、早速買いました。 伊衛門で狂言廻し的な存在だった、又市が仲間と供に、御上が裁けぬ悪を仕置きする、さしずめ京極版仕掛人といった内容の中編集です。 本家の仕掛け人とは違って、実際に手をくださずに、大掛かりな仕掛けで、悪人を罠には...

『嗤う伊衛門』に続き、『巷説百物語』も新書化されたんで、早速買いました。 伊衛門で狂言廻し的な存在だった、又市が仲間と供に、御上が裁けぬ悪を仕置きする、さしずめ京極版仕掛人といった内容の中編集です。 本家の仕掛け人とは違って、実際に手をくださずに、大掛かりな仕掛けで、悪人を罠にはめます。 しかも、その仕掛けがみんな妖怪にちなんでいるのも京極夏彦らしいとこです。 かなりおもしろかったです。。 この作者の作品のなかでは、講談社の百鬼夜行シリーズ本編を除いたなかでは一番好きです。 映画のスティングのような騙しのカタルシス!! 又市の口先三寸は、京極堂の憑物落しに通じるものがあるね、爽快です。 WOWOWでドラマ化(もともとドラマ用に書いたのかも…)されてましたが、そっちはイマイチ。

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