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著者略歴 の商品レビュー

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2018/05/08
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ニューヨーク。知人とルームシェアで過ごし小説家を目指す青年。日々執筆を試みるが一文字たりとも書き始めることができない葛藤をよそに、ニューヨーク生活は華々しく楽しく、クラブ通い、日々入れ替わる女性とのまぐわいに明け暮れた。 知人は法学部で日々退屈な学生生活を送るさながら、主人公が語るきらびやかなエピソードを切々と聞いていた。筆が進まない主人公の葛藤を、知人へ語る少しの優越で穴埋めしていた。 ある日、知人は主人公に告白する。 小説を書いた、と。 つまらない日々を送っている嘲りの対象が、見下していた対象が、まさか自身の夢である小説を書ききったと。隠しきれない焦燥と嫉妬。しかもその内容は主人公自身の華々しいニューヨーク生活が題材ではないか。 憤りむなしく、知人は偶然の事故で亡くなる。 さて、手にした知人の小説を手にした主人公。劣等感から這い上がる人生が描かれる。

Posted byブクログ

2009/10/04

しかし、よくできたストーリーだ。主人公が秘密を守る為に必死で奔走する様が面白い。いささか、オチが綺麗過ぎる気がするけど。

Posted byブクログ

2009/10/04

面白いと思った本の結末をどんなタイミングで読むか。それもけっこう大事だ。「著者略歴」はまさにそういう本で、読む量を調整して、最後を今朝、町の騒音もない時間にしたかった。昨夜は最後の章を残して眠ることにした。 それが正解だった。前の晩に予想していた最悪の結末とは全く違ったからだ。主...

面白いと思った本の結末をどんなタイミングで読むか。それもけっこう大事だ。「著者略歴」はまさにそういう本で、読む量を調整して、最後を今朝、町の騒音もない時間にしたかった。昨夜は最後の章を残して眠ることにした。 それが正解だった。前の晩に予想していた最悪の結末とは全く違ったからだ。主人公の悪い奴じゃなく、だめなだけの性格のいい面をなんとかかばいたくなる。そこを見事に救ってくれる話だったのだ。 普通、面白い本と言うと、実はうつろで後に残らないものが多い。それが悪いというのではなく、そういうものだ。マイケル・クライトンの小説の分かりやすい善悪の設定、どんどん生まれる次の壁。しかし毎度そうだけれど、10日も経ったら、在り来たりの教訓しか残っていない。 ジョン・コラピントによるこの本は違う。主人公はダイハードよりも逡巡して、その中でよくもない選択を止むに止まれずバシバシしてしまう。この主人公のだめさ加減にけっこう惹かれるのだ。そこには教訓が残るのではなく、ああ、いい奴なんだよな、という納得が残る。 早朝に読み終えたので、今日1日、この納得感、開放感に浸ることができる。今日はきれいに晴れてるし。

Posted byブクログ