十二歳 の商品レビュー
好きになるって痛いこと。 痛みを伴い、好きな人を想う、とのこと。 片想いならそうかもな。 小学生、中学生、高校生(?)の時にはそんな気持ちもあった気がする。恋焦がれるような。 最近はなんだか縁遠い。どこか懐かしい痛い思いを楽しんでみたいなあと思ったり。 何者かになりたい12歳...
好きになるって痛いこと。 痛みを伴い、好きな人を想う、とのこと。 片想いならそうかもな。 小学生、中学生、高校生(?)の時にはそんな気持ちもあった気がする。恋焦がれるような。 最近はなんだか縁遠い。どこか懐かしい痛い思いを楽しんでみたいなあと思ったり。 何者かになりたい12歳。 『何者』か未だわからない22歳。 なにもの……。
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椰月美智子さんはスゴイなぁと思う。 とっくに忘れてしまった、12歳の、あの時の一瞬の感情や感覚を鮮明に描いている。 モヤモヤした気持ちを説明出来ないこの年ごろの子に読んでほしい。
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確かに十二歳の頃はあったんだ、と思い出すような小説でした。 それは、自分だけのことではなく、周りにいる、あの人にもあいつにも、みんなにあったんだなあ、と思うような。 ちょっと、森絵都さんの語り口にも似てるかな? 確かにあったあの不思議な感覚が蘇る、価値ある小説です。
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椰月さんは日常の何気ないこととか、ちょっとしたことだけどわかるわかる!ってのを表現するのが本当に上手だなあ。人間離れをする感覚とか、自分の名前とかを言ってみるとかすっごいわかるってなりました… 思ってるけどうまく言葉に出来ないことを文字に出来るなんてすごい
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ブランチで椰月さんが取り上げられてたので、初めて読んでみた。 たんたんと読み終わった感じ。 人間離れはよく分からなかったけど、さえの気持ちは何となく理解できるのかなぁー。分かるような分からないような。 もう何冊かこの人の本を読んでみようと思う!
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特に何か事件や出来事があるわけではなく、たんたんと12歳のさえの日常と心境をつづった話。 児童書だけど12歳が読んで共感するのかな? 亡くなったおじいちゃんの当時シーンがよかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思春期の入り口にたつ少女の物語。(6月から卒業まで) 鈴木さえは12歳。ポートボールで頑張ったり、クラスの子たちの事を考えたり、ちょっとボケてきたおばあちゃんを怖いと思ったり。包帯をかっこいいと思ったり、クラスの子の絵がすごいと感動して、しかもそれがちゃんと完成しなかったことを悲しんだり、同級生の女の子たちの足が並んでいるのを見て気分が悪くなったり、大好きな先生と上手くしゃべれなくなったり・・・ なんでもないような日常だけど、感性豊かな12歳。 とりとめなく続く思考の流れに、はじめはとまどうけど・・・12歳くらいってこんなだったかも、と思えてしまう。
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自分が十二歳のときって 何をどんな風に感じてたのか 覚えていないのが残念 やっぱり日記は(とくに10代は)書いておくべき
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椰月美智子さんの本「静かな日々」に、感動したためデビュー作を読んでみた。 「静かな日々」ほどの感動はなかったが、少女の感受性の豊かさに懐かしさと新鮮さがある。 ポートボールってもの自体 懐かしいよね。
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