サンタ・クルスの真珠 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
法王庁のシステムにハッカーが侵入し、セビージャの古い教会で起きていることについてのメッセージを残して行った。法王庁の捜査官(かつての異端諮問官)ロセンソ・クァルトはハッカー「ビスペラス」の正体を暴くためにセビージャに赴く…。 謎解きをする小説ではありません。 あえていえばプラグラマティックに司祭の道を選んだクァルトが宗教の意味を見いだして行く小説。 だから謎解きのカタルシスを求める人は途中で投げ出すかも。 途中で「ビスペラス』が誰かはわかったけど、これは "Who done it?" な小説ではなく、セビージャを舞台にある魂が別の階梯に行く物語なのかもしれない、と思った。
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キリスト教のことが詳しくわからない私には、主人公の気持ちがいまいちわかりませんでしたが、それぞれのキャラクターがいきいきしておもしろかったです。ただ、他の作品、呪いのデュマ倶楽部やフランドルの呪画のほうがおもしろいです。
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うーん、誰にも感情移入できないまま読み終わった。(主人公は長身でハンサムな神父、R.チェンバレン似らしい。)最後はごまかされたようになにやらしっとりするけど、何かひっかかってしまう。スペインにもマークス&スペンサーがあるとは驚き!
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