とびたて！竜の子ダンド の商品レビュー

ジェニーニモ(著者),安藤紀子(訳者),アランマークス

2012/01/14

昔々、まだこの世に竜がいたころのお話。
竜の子ダンドは飛ぶことが出来ません。火を吐くこともできません。他の友達の竜は飛べるようになって、竜の国にみんなで移動するのに、ダンドだけがまだ飛べないでいるのです。お母さん竜は、ダンドを背に乗せて竜の国に行くつもりだったのですが、途中でダンドは落っこちてしまいました。
やさしい小鳥やマノン（人間の少女、とらわれの使用人）と出会いましたが、いばりんぼのドラム（人間の少年、ウェルキントン人をひきいるスモウルド隊長の息子）に捕らわれ、閉じ込められてしまう。
ダンドを助けようとするマノン、ダンドと仲良くしたいのにいばってばかりで、どうすればいいのかわからないドラム。
ダンドは火を吐けるようになり、いよいよ逃げ出したが、人間たちに囲まれてしまう所を、ドラムに助けられ、マノンとドラムと小鳥と一緒に竜の国へ飛んでゆく。

ドラムという先住民族（？）や占領者的なウェルキントン人（？）、マノンの両親もいつの間にかいなくなってマノンは孤児でとらわれの身で奴隷のような子ども。
竜がいたくらいの時代という設定にしても、小さい子にはわかりにくいかも。