別ればなし の商品レビュー

藤堂志津子(著者)

『私と別れてくれない…

[文庫ＯＦＦ]

『私と別れてくれない?』その一言から始まった。出来ればこんな言葉は言いたくないものです。恋が冷める過程が如実に描かれている作品です。果たして、この言葉は正しかったのか。それは読んでからのお楽しみです。

同棲している彼へ別れ…

[文庫ＯＦＦ]

同棲している彼へ別ればなしを持ち出す理由は？現実でもよくある話だけど結構おもしろい。

この作品の中で最も魅…

[文庫ＯＦＦ]

この作品の中で最も魅力的なのは、主人公の年の離れた血の繋がらない姉である。

2025/02/06

同棲している彼に別れ話を切り出した千奈。言われた彼は戸惑うばかり。その話を切り出すたびにはぐらかす彼のことが嫌いになったわけではない。それ以上に気になる男性ができたからだ。　千奈と恋人、彼女の不倫相手とその別居している妻。なるべく穏便に進めようとした千奈の目論見はハズレ、予想外の結末になってしまったというお話

2024/11/07

よくある三角関係の別れ話なのかと覚悟しながら読み始めたけれど読み進めていくうちに千奈が最後にどんな決断をするか興味深くなり後半はあっという間だった。千奈は打算がなく愛に飢えていて正直なようだ。今回の結末は彼女にとっては良かったのだろうと信じたい。

2023/10/18

主人公の千奈は同棲している恋人と別れたいと切り出す。
穏便に別れたいらしいが、なかなか難しい話だと思う…
しかも、今では同じ会社の閑職に追いやられている杉岡に興味を抱き、恋に落ちる。
しかし、杉岡は別居中とはいえ、奥さんがいる。
杉岡も奥さんに別れ話を切り出すが、これが別れ話に火をつけてしまう。
なかなか上手くいかない、それぞれの別れ話。
だけど、そんな状況だから見えてくる本性がある…

2023.10.18

2020/11/06

切り口が斬新！！！！

少しづつ男女が近づいて恋愛になったり。大好きな男と女が別れの危機にあったりはよくあるドラマ。

これは、とある晴れた気持ち良い朝に、

別れ話をしだす女の話。

しかも、これまた嫌いな男じゃないんだ。笑笑
嫌いじゃないんだけど、もう1人きになる男ができた、既婚者なんだけど、そっちがなー気になるし、もういいやって感じ。

みたいな女の別れ話。

いるいるこんな女。的な感じでワクワクしながら読んじゃうよね。

えー別れたらいいじゃーん！え！奥さんいるの！？やめときなよー。
みたいな、ありがちなパターンなんだけど、近所に転がってそうなそんな話を当事者目線で追体験できちゃう、そんな一冊。

友達からの話じゃここまで追体験しきれないよなぁ。面白い。

そんな一冊です。他人事だから大いに楽しめるよね。こういう恋愛。

これ一冊で、恋愛のジェットコースターに乗れますよ。おススメ。

2014/02/16

二度読むことはない内容。
長年付き合っている彼氏がいるヒロイン。でもなにか物足りないものを感じつつ、一向に結婚の話がすすまないことに
不満もあり（妙齢のため）会社で不倫をしている。
閑職に追いやられている穏やかな年上の男性。妻とは長年別居しており、ランチなどでこっそり密会を重ねどんどん惹かれあいお互いのパートナーと別れることを決意する。
まぁそこからのいろいろです。うーん、盛りあがりにかけることと、よくいえばドラマチックな展開がない分リアリティはあるのかもしれない。
ただ煮え切らない男と前に進まない女（ヒロインも妻も）の誰にも感情移入できず・・。結果的にヒロインは誰とも結ばれることなく終わるのだけど、それが一番の幸せなのかもね。

2011/02/26

いきなり別れ話から始まった。
そこにすごく興味を持った。
別れの実現化は「捨てられる」か「捨てる」か。
円満な別れを望んでいても片方の気持ちが残っていたら、円満な別れなんてありえない。
誰もが経験することであろう。
そして悩むこと。
その別れ話から色々な人間性も垣間見れる。
最後はちょっぴり意外な展開に。
みんな秘密を持って生活しているのかもしれないな。

2010/05/15

自分のことしか考えていない主人公の千奈にイライラ。私にとっては、読み終わって、得るものが何もなかった小説。