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城をとる話 の商品レビュー

3.3

40件のお客様レビュー

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関ケ原決戦前夜の上杉…

関ケ原決戦前夜の上杉・伊達国境という緊迫した舞台に車藤左という破格の人物を中心にすえ、司馬遼作品の常にない直情型のこの人物が不思議の魅力で周囲をたらしこみながら単騎城を乗っ取るという話で、いにしえの軍記ものをみるがごとき明快なリズムですいすいと筆を運んでいく。歴史小説や時代小説を...

関ケ原決戦前夜の上杉・伊達国境という緊迫した舞台に車藤左という破格の人物を中心にすえ、司馬遼作品の常にない直情型のこの人物が不思議の魅力で周囲をたらしこみながら単騎城を乗っ取るという話で、いにしえの軍記ものをみるがごとき明快なリズムですいすいと筆を運んでいく。歴史小説や時代小説を読むのに少し抵抗があったり、まだ馴れていないという人には本書をその切り口にしてもらいたいと思う。もちろん、そうでない人にも一読をおすすめする。歴史小説・時代小説への見方が変わるはずだ。

文庫OFF

石原裕次郎の依頼で書…

石原裕次郎の依頼で書き下ろされた作品。城を数人の仲間と共にとる話である。登場人物の溢れる魅力は石原裕次郎に負けていないだろう。

文庫OFF

戦国時代、ただ「城が…

戦国時代、ただ「城がとりたい」男の話。荒唐無稽で豪胆、その潔さが彼の人間的魅力となり、面白かった。最後はちょっと切ないが爽快。一応モデルとなる人物はいるようだが、ちょっと司馬作品らしくないかも。

文庫OFF

車藤左と名乗る西国の…

車藤左と名乗る西国の浪人が活躍する話。

文庫OFF

長らく絶版状態だった…

長らく絶版状態だった本。文庫本として復活するも、うーん・・・確かに、水準以上には面白いが、正直、司馬遼太郎の歴史小説としては下作でしょうね。前半までは良かったんですが、読後感は少し消化不良な感じです。

文庫OFF

2023/09/13

正直面白く無かった。司馬遼太郎さんが書かれる主人公ってこんなにつまらない人物なんだ。始めは多少期待したが途中からこいつなに?って感じて、最後は全然魅力は感じられなかった。今後 司馬遼太郎さんの作品もつまらない作品も有る事を知りましたので気をつけたいと思いました。

Posted byブクログ

2023/09/11

上杉景勝が旧領の越後から元蒲生領だった会津若松に入封したのは2年前。伊達政宗は大崎(今の仙台)を本拠地とし、上杉領白河付近の国境にある桔梗ヶ原という盆地に野戦用の帝釈城を建築しつつあった。常陸国から流れてきた車藤左が、上杉家の家臣・中条左内を引きつれて、この城を落とすべく伊達領に...

上杉景勝が旧領の越後から元蒲生領だった会津若松に入封したのは2年前。伊達政宗は大崎(今の仙台)を本拠地とし、上杉領白河付近の国境にある桔梗ヶ原という盆地に野戦用の帝釈城を建築しつつあった。常陸国から流れてきた車藤左が、上杉家の家臣・中条左内を引きつれて、この城を落とすべく伊達領に忍び込む、という話。 数人で城を落とそうと暗躍する様があまりに現実離れし過ぎた。

Posted byブクログ

2023/09/02

上杉伊達の城取り話というので、てっきり長谷堂の話かと思って読んだら全然違った。映画原作の本なのね。 途中、赤座、遠藤、商人、黒橋村、赤土村それぞれの立場で物事を考えていくところは当時の個々の利害と発想がうまく対比されていて面白かった。終盤のグダグダというか崩壊は映画的な感じはする...

上杉伊達の城取り話というので、てっきり長谷堂の話かと思って読んだら全然違った。映画原作の本なのね。 途中、赤座、遠藤、商人、黒橋村、赤土村それぞれの立場で物事を考えていくところは当時の個々の利害と発想がうまく対比されていて面白かった。終盤のグダグダというか崩壊は映画的な感じはする。石田三成になぞらえていたのは興味深い。

Posted byブクログ

2022/08/23

司馬遼太郎さんのほかの作品と比べるとだいぶ物足りないような気がする。 作品の成り立ちに原因があるかも。 ただ、若干異色ではあるので、一読してみてもよいかも。 払ってもいい金額:300円

Posted byブクログ

2022/08/18

司馬遼太郎の歴史蘊蓄がなく 「痛快娯楽歴史小説」的な 小説になるかと思っていたが 次第に主人公のいい加減さから 沢山人が死にすぎて 嫌になってきてしまった 妙興寺ブックオフにて購入

Posted byブクログ