城をとる話 の商品レビュー
これはまた好き嫌いがハッキリ分かれそうな作品。 タイトル通り城をとる話、たった一人の侍が。 司馬さんらしくない、エンターテイメント性たっぷりの痛快活劇。 なんでも映画の脚本として書かれたとか。 三谷 幸喜監督あたりで映画化すれば面白いかも。
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司馬遼太郎のフィクションはいまいちだな。でもフィクションでもないと下級武士や庶民を主人公にしにくいのだろうな。フィクションと言えば梟の城は面白かったな。今度読んでみよう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どこかで、この小説が前田慶次郎をモデルにした作品と聞いて、 ずっと読みたくて探していた。 (たしか隆慶一郎の一夢庵風流記=花の慶次の原作) しかし 絶版になっている。 全集を探しても入っていない。 復刻した光文社版の本書を見つけて、小躍りして購入して読んでみた。 ・・・なんか、ちょっと違うんじゃない? いや、確かに面白いんだけど。 この本を原作とした石原裕次郎原作の映画もあって、そっちも鑑賞した。
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魅力的な人ってのは、不安定な人なのかもしれない、という思いを強くした。 無茶苦茶で破天荒で、それでいてグイグイ読んでしまうような小説
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城をとろうと思い立った侍の奔放な物語。初志貫徹の美学もあるが、一方で巻き込まれて迷惑を受ける周囲というものもある。
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痛快でとにかくおもしろい!久しぶりに「おもしろい本を読んだなぁ」と感じました。 あとがきによれば、司馬遼太郎氏が石原裕次郎氏から映画の原作を依頼された作品とのこと。しかし、古さは全く感じられません。 エンターテイメント作品として書いただけのことはあり、登場人物もそれぞれ個性的で、...
痛快でとにかくおもしろい!久しぶりに「おもしろい本を読んだなぁ」と感じました。 あとがきによれば、司馬遼太郎氏が石原裕次郎氏から映画の原作を依頼された作品とのこと。しかし、古さは全く感じられません。 エンターテイメント作品として書いただけのことはあり、登場人物もそれぞれ個性的で、最初から最後まで一気に読めてしまいます。司馬氏が「コント作品を書きおろしたような感じ」と言えばわかりやすいでしょうか? 再度の映画化が待ち望まれます。
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家康か石田三成か、の時代に、 東北で小さなお城をとる話。 気づいたら半分読み進んでいて驚いた。 非常に読みやすい。 主人公は龍馬のように女にもて、男にも好かれる。 ただ、主人公の行き当たりばったりな作戦のせいで、 味方がどんどん死んでゆき、巻き込まれた農民は皆殺しにされ、 全...
家康か石田三成か、の時代に、 東北で小さなお城をとる話。 気づいたら半分読み進んでいて驚いた。 非常に読みやすい。 主人公は龍馬のように女にもて、男にも好かれる。 ただ、主人公の行き当たりばったりな作戦のせいで、 味方がどんどん死んでゆき、巻き込まれた農民は皆殺しにされ、 全然うまいこといかない話である。 しかし、みんな死んでしまうことを気にしなければ、 明るくカラッとした楽しい話であった。
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司馬遼太郎って、読む前はいつもちょっと身構えるんだけど、読むとエンターテイメント性が高いなーって思わせてくれる。これも爽快で、淡々とした描写なのに人物にとても魅力を感じる
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司馬遼太郎にしては、ポップすぎるんじゃないかと思う。 石原裕次郎の映画を撮るための書き下ろしだったというから、いつもよりはエンタメ性を重視してあまり癖のない感じにしたのかもしれないが、なんとなく深みがないというか。 要するにテレビ的な感じ。 いつもなら何か大きく得るものや印象に残...
司馬遼太郎にしては、ポップすぎるんじゃないかと思う。 石原裕次郎の映画を撮るための書き下ろしだったというから、いつもよりはエンタメ性を重視してあまり癖のない感じにしたのかもしれないが、なんとなく深みがないというか。 要するにテレビ的な感じ。 いつもなら何か大きく得るものや印象に残る文章があるのだが、この作品に関してはエンディングも含めて何か不服だ。 決して悪くないんだけど、このくらいの話は司馬遼太郎じゃなくても書けたんじゃないかな。
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・8/19 久し振りに司馬遼太郎の本を買って読むことにした.時々時代小説を読みたくなって衝動買いをしてしまう.
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