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逆説の日本史(6) の商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

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シリーズ6巻。はじめ…

シリーズ6巻。はじめて読む人には新鮮かもしれない。

文庫OFF

2024/01/19

1〜3章は鎌倉新仏教を中心に日本の宗教について書かれていてとても読みやすく、面白かった!! 4章は元寇について、5/6章は後醍醐天皇について書かれていたけど、筆者の思想が強く出ている部分もあって前半に比べると読むのが大変だった。 幕府の衰退や朱子学思想などは興味が出た。

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2022/07/06

時々は思い出して読んでみるこのシリーズ。今回は元寇と後醍醐天皇なんである。 元寇というか、神風というのは時代を超えて今も生きていて、有名どころだよなぁ、とは思っていたけど、後醍醐天皇はよう知らんかった。そして出る杭は打たれる精神で日本らしいなぁ、という流れもあったりだけど、トラン...

時々は思い出して読んでみるこのシリーズ。今回は元寇と後醍醐天皇なんである。 元寇というか、神風というのは時代を超えて今も生きていて、有名どころだよなぁ、とは思っていたけど、後醍醐天皇はよう知らんかった。そして出る杭は打たれる精神で日本らしいなぁ、という流れもあったりだけど、トランプと米国を見ても、やっぱ日本だけじゃなくてどこでも出る杭は打たれるんじゃね?って気もするわね。 というわけで、いつもの通りなるほどねー、と、日本人の考え方の根底にあるものを説明してくれてて面白い。

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2019/11/10

鎌倉時代の仏教を理解することで、日本における仏教文化の成り立ちがよくわかる。また、元寇襲来の経緯や神風や足利尊氏、後醍醐天皇などの関係や日本人の防衛意識の起源がこの時代にあったことが理解できた

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2019/08/05

逆説シリーズもようやく6巻を終えた。 鎌倉幕府〜室町に入る前までの時代を描いており、この辺は色んな人が出てくるからややこしい。 後醍醐のカリスマ性というか、独裁性というものをヒシヒシと感じたけれど、それでも市民(武士を含む)に支持されないと政策は成功しない。 これは面白くて、...

逆説シリーズもようやく6巻を終えた。 鎌倉幕府〜室町に入る前までの時代を描いており、この辺は色んな人が出てくるからややこしい。 後醍醐のカリスマ性というか、独裁性というものをヒシヒシと感じたけれど、それでも市民(武士を含む)に支持されないと政策は成功しない。 これは面白くて、結局、大衆というかユーザーというか、の理解が得られないものは失敗するんだなと。 そういうのは昔も今も変わらないなと。

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2017/09/20

例によって出張中の飛行機、新幹線で読破。 鎌倉仏教、元寇、建武の新政がテーマ。元寇での負担で、北条の権威が落ちていくさまはおおいに納得。 エネルギッシュな後醍醐が、すべてを手中にしようとして、逆に煩雑さに目を回し放り出すのも、さもありなんと感じた。建武の新政時代は、なかなか奥が深...

例によって出張中の飛行機、新幹線で読破。 鎌倉仏教、元寇、建武の新政がテーマ。元寇での負担で、北条の権威が落ちていくさまはおおいに納得。 エネルギッシュな後醍醐が、すべてを手中にしようとして、逆に煩雑さに目を回し放り出すのも、さもありなんと感じた。建武の新政時代は、なかなか奥が深く、興味深い。市井のダークヒーローを作りやすい時代で創造が膨らむ。

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2016/07/29

第6巻では、鎌倉新仏教の成立と、元寇から鎌倉幕府の滅亡、建武の親政までの歴史が扱われています。 著者はこれまで、現代の「民主主義」の常識で過去の出来事の意味を解釈することの誤りを繰り返し指摘していますが、鎌倉新仏教と天台本覚思想を結び付けている著者自身が、そうした誤りに陥ってい...

第6巻では、鎌倉新仏教の成立と、元寇から鎌倉幕府の滅亡、建武の親政までの歴史が扱われています。 著者はこれまで、現代の「民主主義」の常識で過去の出来事の意味を解釈することの誤りを繰り返し指摘していますが、鎌倉新仏教と天台本覚思想を結び付けている著者自身が、そうした誤りに陥っているのではないか、という疑いがあります。ただこの点については、著者があくまで宗教の歴史的な意義だけを考察する立場を取っており、信仰の立場からそれぞれの宗教を論じているわけではないということに留意するならば、むしろ正しい主張ではないかと思います。たとえば著者は、親鸞に対する蓮如や、道元に対する螢山の役割を高く評価していますが、ここにも宗教的な信仰の内奥に直接迫るのではなく、彼らの歴史的影響を重視する著者の姿勢がよく示されているように思います。 とはいえ、著者自身も「あとがき」で「今回書いたことは、まさに宗教の本当の意味でのアウトラインであって、仏教というのは、それだけに一生を懸けても極めきれないほどの深いものなのである」と述べているように、やはりこうした立場からそれぞれの宗教の意義を論じ尽くすことは難しいというべきでしょう。著者は本書で末木文美士の『日本仏教史』(新潮文庫)によりつつ、末木以上に鎌倉新仏教と天台本覚思想を直接的に結び付けるのですが、さらに気になるのは、その背後に日本古来のアニミズムの影響を見ている点です。おそらくこうした著者の理解は、梅原猛や鎌田東二らの議論を踏まえているのだと思われますが、どこまでも宗教を文化現象として扱うこうした立場から、親鸞、道元、日蓮らの宗教的実存すなわち「人」に触れることはできないのではないかと考えます。 建武の親政を論じたところでは、後醍醐天皇の宋学からの影響を指摘するとともに、武家を「ケガレ」とみなす後醍醐天皇が政治的な混乱を招いたことを厳しく批判し、戦後日本の空想的平和主義に対する不満が語られています。

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2013/12/20

読み流し。 第1章 鎌倉以前の仏教編 第2章 浄土門の聖者たち編 第3章 道元と日蓮編 第4章 元寇と日本人編 第5章 後醍醐天皇の野望編 第6章 後醍醐天皇の新政編

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2013/07/18

(「BOOK」データベースより) 「神国」ニッポンは元冦勝利の“奇蹟”により何を失ったのか?!鎌倉幕府滅亡の背景を掘り起こしながら、責任の所在が曖昧で、危機管理能力が欠落しているという現代日本の病巣の淵源を明らかにする。昨今の有事論争をまつまでもなく、この国の今を生きるものにとっ...

(「BOOK」データベースより) 「神国」ニッポンは元冦勝利の“奇蹟”により何を失ったのか?!鎌倉幕府滅亡の背景を掘り起こしながら、責任の所在が曖昧で、危機管理能力が欠落しているという現代日本の病巣の淵源を明らかにする。昨今の有事論争をまつまでもなく、この国の今を生きるものにとって示唆的な警世の書、待望の文庫化。

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2013/06/08

あとがきで、井沢氏が書いている、宗教に対する謙虚な姿勢には好感がもてる。 元寇を分析する事で、現代の有事に備える視点でも大事だと思う。

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