ゲームの名は誘拐 の商品レビュー
誘拐ミステリなんだけど、ちょっと変わった感じ。視点が全部犯人サイドのみで、被害者側の様子がほとんど描かれていない。さらに、警察が事件に介入しているのかどうかも不明、という珍しい状況。正直、なんか退屈そうだな、と思ってしまった。 けれど実際のところ、これが退屈だなんてとんでもない!...
誘拐ミステリなんだけど、ちょっと変わった感じ。視点が全部犯人サイドのみで、被害者側の様子がほとんど描かれていない。さらに、警察が事件に介入しているのかどうかも不明、という珍しい状況。正直、なんか退屈そうだな、と思ってしまった。 けれど実際のところ、これが退屈だなんてとんでもない! 主人公(犯人)がどういう手口を編み出すか、それに被害者側はどう出るか、というやりとりだけでしっかり読める。そしてやっぱり、それだけじゃあ終わらなかったので、かなり満足。さすが東野さん。
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某自動車会社の副社長に恨みを持つ取引会社のイベントプランナーが、思いもかけず副社長令嬢と共謀して狂言誘拐を企てることになった。綿密な計画と慎重に慎重を重ねて実行した狂言誘拐は見事成功。3憶円の身代金をまんまとせしめるが・・・。その裏にはこれまた意外なからくりが。身代金受け渡しの手...
某自動車会社の副社長に恨みを持つ取引会社のイベントプランナーが、思いもかけず副社長令嬢と共謀して狂言誘拐を企てることになった。綿密な計画と慎重に慎重を重ねて実行した狂言誘拐は見事成功。3憶円の身代金をまんまとせしめるが・・・。その裏にはこれまた意外なからくりが。身代金受け渡しの手口は良く考えられているが、実際にはこんなに上手くはいかないよね。
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主人公は,広告会社の社員-完璧主義者のエリートで鼻持ちならない男それが佐久間。佐久間は、広告代理店の気鋭のプランナーとして、日星自動車の新車に関する大きなプランの提案をしていた。佐久間は自信たっぷりであった。しかし、新たに副社長に就任した葛城勝俊は佐久間の提案したプランを完全に否...
主人公は,広告会社の社員-完璧主義者のエリートで鼻持ちならない男それが佐久間。佐久間は、広告代理店の気鋭のプランナーとして、日星自動車の新車に関する大きなプランの提案をしていた。佐久間は自信たっぷりであった。しかし、新たに副社長に就任した葛城勝俊は佐久間の提案したプランを完全に否定した。佐久間のエリートとしてのプライドは傷つき屈辱を味わう。その恨みと腹いせに偶然出会した葛城副社長の令嬢「樹理」を狂言誘拐することに。佐久間は「ゲームをやってみないか」と樹理に持ち掛ける。葛城副社長から身代金三億円を奪う完璧な誘拐ゲームがスタート。佐久間は、インターネットの無料メール、掲示板サイト、非合法携帯電話、FAX、ビデオカメラなどハイテクを駆使してこの完璧なゲームを進めてゆく・・・全ては成功したかに見えた・・・。
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一気に読み切れる位面白かったです。 この物語の中には誰一人として「良い人」で終わる人間が居ない。 そこもまた魅力的だと思いました。
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何かウラがあるな、とは感じつつも最後に見せるどんでん返しは流石。 現実がこんなにもうまくいくものじゃないのかもしれないけど 身代金の受け渡し方法なんて、よく思いつくなと思った。 作家という職業の人たちはやっぱり想像力がすごい。
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東野圭吾の作品の中では比較的短く、読みやすい作品。 しかしそれでも「最後のどんでん返し」は健在。 手軽に味わえる東野圭吾、という感じ。 誘拐した犯人のみの視点から描かれているのが特徴的。 ただの誘拐事件をゲームと見立て、激しい頭脳戦として描いている。
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やっぱりそう来たか〜って感じ。 最後の最後のために最初からのいろいろコザコザがあるんだよね〜 サササーーーッと読めちゃいました。 東野小説でした。
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流星の絆とかを書いた人の作品だからという事で借りて読みました。 主人公の考え方がすごいというか頭良すぎで出来すぎって感じです。 やはり冷静っていうのがどんな時も大事なんだと思わされる。 ゲーム熱くなったり焦ったりしたら何かと負けなんだと思いました。
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途中まで普通の話でつまんないなー… と思ってたんだけど、 ラスト近くなって、「流石!」ってやっぱ思いました。 んー…でもちょっと予想できたかな。。。。 書き方がちょっと露骨だったよね。 ミステリーに、読者も解けるような手がかりは必要だと思うけどっ 東野さんの文章って読みやすい...
途中まで普通の話でつまんないなー… と思ってたんだけど、 ラスト近くなって、「流石!」ってやっぱ思いました。 んー…でもちょっと予想できたかな。。。。 書き方がちょっと露骨だったよね。 ミステリーに、読者も解けるような手がかりは必要だと思うけどっ 東野さんの文章って読みやすい。
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事件はすべて犯人の側から描かれる。 携帯電話、 気笛、 姉と妹、 車とプロジェクト、 曲者の取引先。 果たして警察は動いていたのか?
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