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経済論戦は甦る の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2013/02/08

あなたはデット・デフレーションのフィッシャー派? 清算主義、創造的破壊のシュムペーター派? 経済学の考え方はいろいろあるのだが、この2つの考え方を対比させてみるのが現状の経済論戦を俯瞰するには適している。 この二つの経済理論を軸に整理をしてみようという本。 整理してより明確に...

あなたはデット・デフレーションのフィッシャー派? 清算主義、創造的破壊のシュムペーター派? 経済学の考え方はいろいろあるのだが、この2つの考え方を対比させてみるのが現状の経済論戦を俯瞰するには適している。 この二つの経済理論を軸に整理をしてみようという本。 整理してより明確になることだが、大恐慌のころからこの2軸の論戦はあり、いまだ明確な決着はついていない。 これをどうとらえるか。どちらも正しいが、どちらの論を取るべきが状況把握が難しいととるか、この2軸論戦そのものが無駄と取るか…。

Posted byブクログ

2011/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

33冊目。 【要旨】創造的破壊と金融緩和(リフレ)の対立について。世界恐慌時にはシュンペーターに代表される創造的破壊によってはデフレ不況を脱し得ず、フィッシャーに代表される積極的な財政金融政策(リフレ)によって脱した、という著者の経済史的考察をもとに、現代日本を取り巻くデフレ不況の処方箋として小泉政権の構造改革路線は不適切であるという主張が展開されている。 【感想】本文中でも指摘されていることだが、日銀が長らく低金利政策を続けている現状でのリフレというのはどのようなものになるのかいまいちイメージがわかない。本当にマクロ経済学は思想そのものというか、真理の見えない、いや存在するのかどうかさえわからない代物だなと。

Posted byブクログ

2011/01/10

「創造的破壊」を唱えるフィッシャーと、「デッド・デフレーション」の理論のシュムペーター。積極的な財政金融政策で不況を解消すべき。

Posted byブクログ

2009/10/04

「創造的破壊」という構造改革主義の誤りと、リフレ政策の重要性を歴史的視点も絡めて解説している。こんなに面白い経済書は滅多にないと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

日本は破産するとか、巨悪が蝕む小泉政権とかその手の半島系恐怖訴求マーケティングに騙されないためにも必読。構造改革路線の歴史的な論争の伽藍を理解できるだけじゃなく、レモン均衡とかホールドアップとか使えるコネタも網羅。使えるコネたってなんだw。橋龍が死に、小泉政権が終わろうとしている...

日本は破産するとか、巨悪が蝕む小泉政権とかその手の半島系恐怖訴求マーケティングに騙されないためにも必読。構造改革路線の歴史的な論争の伽藍を理解できるだけじゃなく、レモン均衡とかホールドアップとか使えるコネタも網羅。使えるコネたってなんだw。橋龍が死に、小泉政権が終わろうとしている今だからこそ読むべきだと思う。総括の足がかりになることは間違いない。

Posted byブクログ

2009/10/04

依然として経済学の進路にとって重要な状況に立たされている日本。シュンペーターとフィッシャー、二人の経済学者の考えを元に、今後の日本経済の展望を探る。経済初心者にもおすすめできる。

Posted byブクログ