探偵術教えます の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この探偵、実に節操がございません(笑) お世辞にオツムはちょっとよろしくはないようで とんでもないことを時にやらかしたり 尾行をしたらとんでもないものを尾行したりと 踏んだり蹴ったりなのです。 だけれどもこの強運の持ち主は ことごとくしっちゃかめっちゃかやらかす癖に ちゃんと事件を解決するんですよ。 実はかかわった人がとんだ凶悪犯だった なんていう事柄は日常茶飯事。 通信講座のお偉い人も この劣等生(?)の扱いには ほとほと困るくせにきちんと それなりのものは送るという。 で、実はこの中の人も残念だった過去が(笑) 正当ものが好きな人には 向かないやつかなー…
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ちょっと偉そうに言うなら、イマイチ練られてなくはないか。なんか適当にやってる感じの主人公は、実際に適当にやってるだけだし、これといって、なぁ。棚ぼた的にいろいろやってしまうんだけども。どうも魅力が足りず。好みの問題かな。
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『検死審問‐インクエスト』 『検死審問ふたたび』に続く――というには間が空き過ぎだけど、 パーシヴァル・ワイルド三冊目。 舞台はアメリカの田舎町、 お金持ちのお抱え運転手が名探偵を目指して通信講座で学びながら、 たまたま事件を解決してしまうユーモラスなミステリで、 受講生と教官の...
『検死審問‐インクエスト』 『検死審問ふたたび』に続く――というには間が空き過ぎだけど、 パーシヴァル・ワイルド三冊目。 舞台はアメリカの田舎町、 お金持ちのお抱え運転手が名探偵を目指して通信講座で学びながら、 たまたま事件を解決してしまうユーモラスなミステリで、 受講生と教官の往復書簡という体裁でストーリーが進行する。 主人公ピーターは、あまり賢くないし、 金銭面でセコいところがあるし、かわいい女の子に弱いし……と、 かなり間抜けだけど紛れもない善人であり、 素晴らしい強運に恵まれている。 最初は何じゃこの設定? って感じだったけど、 こんな教官が面倒見てくれるんだったら可能なのかも、 探偵養成通信講座(笑) 作者が元々劇作家だからなのか、 なんとなく読んでいてシットコムみたいだなと思った。 紙面から観客の笑い声や溜め息が聞こえてくるかのようで。
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図書館をウロウロしていてふと目に付いたので借りてみました。 探偵通信教育学校の受講生のP・モーランとその講師の主任警部との手紙のやり取りを通して事件が紹介されていきます。 こういう形式の探偵モノは珍しくて新鮮でした。
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マクレイ家のお抱え運転手ピーター・モーランは通信教育による探偵術を受講中。習い覚えた探偵術を試そうと事件に首を突っ込むのだが……。素人探偵P・モーランと探偵術の講師の間で交わされた書簡で構成された連作短篇集。 生半可な理解と勘違いで暴走するモーラン君にツッコミを入れずにはいられな...
マクレイ家のお抱え運転手ピーター・モーランは通信教育による探偵術を受講中。習い覚えた探偵術を試そうと事件に首を突っ込むのだが……。素人探偵P・モーランと探偵術の講師の間で交わされた書簡で構成された連作短篇集。 生半可な理解と勘違いで暴走するモーラン君にツッコミを入れずにはいられないw。間抜けな推理と行動で周囲を混乱に陥れながらも、何故か事件が解決していくさまが抱腹絶倒。講師である"主任警部"との皮肉に満ちたやり取りや認識のズレも愉しい。 「P・モーランと消えたダイヤモンド」が特に好き♪
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晶文社ミステリ。 ずっこけ探偵キャラ、好きです。 わたしの頭がついていかないのか、 まったく意味がわからないところもあったけれど・・・ ストーリーがおもしろいか、おもしろくないか、 というより、新しい設定というだけも、読んだ価値あり。 読み進めているうちに、もっと 主人...
晶文社ミステリ。 ずっこけ探偵キャラ、好きです。 わたしの頭がついていかないのか、 まったく意味がわからないところもあったけれど・・・ ストーリーがおもしろいか、おもしろくないか、 というより、新しい設定というだけも、読んだ価値あり。 読み進めているうちに、もっと 主人公の実際の姿がすこーしずつ見えてくれば、よかったな〜
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思ったほどは楽しめなかった。 こういう本は翻訳で読むと面白さが半減してしまう。 5話まで読んだ。 ☆きっかけは八方美人な書評 読了日:2010/04/07
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異色の探偵あらわる!彼はなんとあるお屋敷のお抱え運転手を勤める傍ら通信教育で探偵術を学んでいるのだ。探偵とはいえない、探偵未満の彼の名はピーター・モーラン。すっかり名探偵きどりだが、尾行の練習中に麻薬犯罪に巻き込まれたり、古今の名作ミステリをお手本に、失われたダイヤを探し出そうと...
異色の探偵あらわる!彼はなんとあるお屋敷のお抱え運転手を勤める傍ら通信教育で探偵術を学んでいるのだ。探偵とはいえない、探偵未満の彼の名はピーター・モーラン。すっかり名探偵きどりだが、尾行の練習中に麻薬犯罪に巻き込まれたり、古今の名作ミステリをお手本に、失われたダイヤを探し出そうと、依頼人のコレクションを壊しまくったり、とにかくとんでもないハチャメチャぶり。この物語の構成も変わっていて、モーランと探偵講座の主任警部との間で交わされる手紙や電報の文章のみで物語が成り立っている。その手紙では、無教養なモーランの誤字・脱字・綴りの間違いがはなはだしく、「推理する」が「論理する」になったりして当然違和感を感じるのだが、話が進むにつれてだんだん慣れてしまうのだから怖い(主任警部も終いにはつられてうっかり「論理する」とか書いてしまってるし)。本書には「探偵術」から始まる7作の短編が収録されている。中でも後半の「消えたダイヤモンド」では有名な傑作探偵推理小説に忠実に行動するあまり、ナポレオンの胸像を壊したり、ドイル、カー、クイーン、セイヤーズなど名作の数々を知るミステリ好きな人なら笑わずにはいられないような行動が詰め込まれている。ラストの「指紋の専門家」では意外な人物の意外な登場の仕方が見事!軽い気持ちで楽しめる爆笑系のミステリだ。
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表紙のイラストがかわいくてよろす。通信教育で探偵術を学ぶ「愛すべきバカ」が7つの事件を解決していきます。通信教育の赤ペン?先生も活躍。ユーモラスで気楽に読めたが、私には主人公がちょっとうざかったのでした。
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探偵の通信教育ってなんだそりゃ!?な設定で始まる連作ミステリ。しかも主人公は講座の内容を自分の良いように解釈し、素人じみたなんて言葉じゃ追いつかないくらいのハチャメチャな探偵っぷりを披露します。それでも事件は解決されるんだから、強運も実力のうち?一番笑ったのが「P・モーランと消え...
探偵の通信教育ってなんだそりゃ!?な設定で始まる連作ミステリ。しかも主人公は講座の内容を自分の良いように解釈し、素人じみたなんて言葉じゃ追いつかないくらいのハチャメチャな探偵っぷりを披露します。それでも事件は解決されるんだから、強運も実力のうち?一番笑ったのが「P・モーランと消えたダイヤモンド」。ドイルにカーにクリスティ。有名探偵の行動を見事に繰り返すモーランに拍手です。話が受講生と講座の主任刑事の手紙のやり取りで成り立っているというのも珍しくてなかなか面白い。モーランが受講完了できたのかどうかは・・・きっと永遠の謎ですね。
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