聖なる黒夜 の商品レビュー

柴田よしき(著者)

2009/10/04

ホテルの一室で死体が見つかった・・・・というオーソドックスなスタイルの

推理小説をひさしぶりに読んだ。

被害者は暴力団幹部で、女性も愛せる同性愛者（こういう人のこと何てゆうの？）

捜査線上にのぼった人物は被害者が愛玩していた美形のホモ。

このホモは学生時代、婦女暴行の冤罪にかけられ、

無実の罪で牢に入れられ、そのかわいい顔のおかげで

受刑者の性のはけ口となり、出所して暴力団へと身を落としていったのだ。

　　　　　ここで映画「それ僕」を思い出す。

　　　　　善良な市民だったはずの若者が、警察の間違いで

　　　　　生きてるのもいやになるほどの生活を強いられることになるのだ。

　　　　　罪のない人を逮捕しない。

　　　　　犯人に違いない、と決め付けて取調べをしない。

　　　　　警察の方、この点にひとつ気をつけてお願いします。

取調べ室での出来事、塀の中での出来事、

うっそ〜！！やっだ〜！！の連続で、鼻息荒く読み進みましたが、

途中でだんだん飽きてくる。

長過ぎるんですよ、この話。

登場人物も多くて、わけわかんなくなってくるんですよ。

最近、短編に慣れた体になってたせいかもしれない。

男どおしのカラミはかなり微に入り細に入りで、

愛のささやきも男くさくて、結構赤面もの。

柴田先生、ホモに取材したのかしら。

2011/07/25

誤認逮捕。それによって一人の少年の人生が狂っていく。狂ったのはその少年の人生だけだったのか。彼らが出会った時点ですでに狂っていたのではないのか。一人の暴力団幹部の殺害と同時に動き出した二人の時間。解き明かされる過去の謎。分厚いのにすらすら読んでしまった。たまに本当に女性ですか？と著者紹介の部分を読み返してしまうくらいの骨太な作品です。ある意味繊細なのかもしれないけど。はまりそうだなぁ

2009/10/04

同性愛・殺人・暴力団・売春などなど。読んでて何度萌えたことか。胸が締め付けられるとはこのこと。大好き。

2009/10/04

RIKOシリーズに繋がってる、アナザーストーリーっていうんでしょうか。個人的に練が可愛くて可愛くてなりません。RIKOシリーズを知らなくても十分読めます。ただ、ホモ要素があるので苦手な人は本当に駄目かも。

2009/10/04

悪魔のように悪賢く、美しい男妾あがりのヤクザ…それが、十年振りに麻生の前に現れた山内の姿だった。十年前の気弱なインテリ青年はどこに消えたのか。この十年の間に何が起こったのだ？新宿を牛耳る大暴力団の幹部・韮崎誠一惨殺事件を捜査する麻生は、次第に過去に追い詰められ、因縁の波に翻弄されて暗い闇へとおちていく…。愛と宿命に操られた者たちの果てしなく長い夜。人間の原罪を問うて、深い感動を呼ぶ傑作。

2012/03/04

『悪魔のように悪賢く、美しい男妾あがりのヤクザ･･･(中略)愛と宿命に操られた者たちの果てしなく長い夜』この文章に惹かれて読みました。麻生さんが好きで好きでたまりません。テーマが重めで内容もけっこうハードなので、大丈夫そうな方はどうぞ。文庫版に収録のサイドストーリーもよかった。

2009/10/04

及川さん大好きー！！（勿論麻生さんと練も好きですが・笑）ブログでたっぷり感想書いたのでソチラで。雰囲気にどっぷり浸れる。

2009/10/04

悔しいけどすごく面白くてはまってしまいました。どうしようもないけど悲しいお話。ある意味重すぎて好きじゃないけど大好きです。

2009/10/04

ＲＩＫＯシリーズに繋がる一冊。
ここでは春日組のブレインとなった山内練と麻生警部とのいきさつが語られる。
純真な青年だった練が罠に嵌められて犯罪者となり、変貌を遂げる様子が・・・
麻生と練の恋愛小説？！

悪の化身みたいな練に惹かれる人には熱狂的に読みたい作品。

2009/10/04

RIKOシリーズに登場するヤクザ山内練の過去。
出てくるイイ男はみんなホモか…？(笑)練には麻生と幸せになって欲しいです(笑)