世界で一番いのちの短い国 の商品レビュー
国境なき医師団として、エボラウィルスが蔓延しているシエラレオネで働いていた山本さんの本。 青年海外協力隊を受けるにあたってブログを参考にさせてもらっていて、一度本を読みたいと思っていた。 平均寿命が最も短く、アフリカの中でも過酷な医療環境にあるシエラレオネ。 そこでの体験記がメ...
国境なき医師団として、エボラウィルスが蔓延しているシエラレオネで働いていた山本さんの本。 青年海外協力隊を受けるにあたってブログを参考にさせてもらっていて、一度本を読みたいと思っていた。 平均寿命が最も短く、アフリカの中でも過酷な医療環境にあるシエラレオネ。 そこでの体験記がメインとなっているが、終盤は「国際協力とは何か」という大きなテーマも扱っていて 国際協力を志す者としては絶対に見るべき。 トイレが水洗じゃないとか、寄生虫が高確率でついている人と握手するとか、笑えないくらい過酷な環境の中で、 メリハリの効いた文章になっている。 すなわち、真剣なところは真剣だが、笑えるところは思いっきり笑える。(そうでもないと読めないかも) 印象的だったのは国境なき医師団ほどの団体でもやっぱり現地アクターとの関係性をつくるのに非常に 労力を割いていたこと。 地元の権力者、反乱軍などとうまくやっていくための関係づくりをやっていた。 そこはどこに行っても変わらないんだろうなと思う。どんなにいいことをしようとしていても、よそ者がいきなり 何かをするってのはなかなか刺激が強い。 国際協力ってなんだろうっていうことを考えさせられる本。 最後のコーランの話は深い。そしてPay it forwardなんだな。 山本先生自身の答えは見つかっていないってことだったので、自分もこれから考えていきたい。
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何の本を読もうかなーと図書館をブラブラ。 このタイトルに目が止まった。 昔から国際協力とかに興味があったし、国境なき医師団名前は知ってたけど、実際のところは全然知らない団体。 1日で読み終わってしまった! 読みやすいし、著者の方のリアルな声などが書いてあってとても惹きつけられ...
何の本を読もうかなーと図書館をブラブラ。 このタイトルに目が止まった。 昔から国際協力とかに興味があったし、国境なき医師団名前は知ってたけど、実際のところは全然知らない団体。 1日で読み終わってしまった! 読みやすいし、著者の方のリアルな声などが書いてあってとても惹きつけられた。 自分の生きてる世界とシエラレオネは360度違う、でも同じ人間。日々生きてることに感謝せねば。 こういった部類に少しでも興味がある人なら、間違いなくオススメの一冊です。
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国際協力の入門書であり、国際協力の考え方や現地での生活の様子なども書かれている本。 現地の考え方や風習を尊重しながら、対等な立場として、接すること、 また困難な状況でも諦めず、信念をもって活動すること、 そして、自分が去った後でもそのシステムが運用するように周りを教育すること ...
国際協力の入門書であり、国際協力の考え方や現地での生活の様子なども書かれている本。 現地の考え方や風習を尊重しながら、対等な立場として、接すること、 また困難な状況でも諦めず、信念をもって活動すること、 そして、自分が去った後でもそのシステムが運用するように周りを教育すること など勉強になることは多い。
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シエラレオネという国の存在をこの本で知りました。 きつい内容の本だろうと思いましたが、山本氏の書き方は素晴らしいです! とても読みやすく、途中ふっと笑える部分もありました。 何が本当の国際協力なのか、国際協力とはどういったものなのかを考えさせてくれる一冊です。 山本氏の...
シエラレオネという国の存在をこの本で知りました。 きつい内容の本だろうと思いましたが、山本氏の書き方は素晴らしいです! とても読みやすく、途中ふっと笑える部分もありました。 何が本当の国際協力なのか、国際協力とはどういったものなのかを考えさせてくれる一冊です。 山本氏の本を読んだのはこの作品が初めてだったんですが、是非とも他の本も読んでみたいと思いました!
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こんなに悲惨で、こんなにかわいそうで…って話かと思ってたけど、違った。 そっか、「やってやってる」「現地の実情を無視した形で」だと、ただの侵略なんだなあ。 ゴキブリがでかいっていうのが衝撃。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(シエラレオネの)平均寿命は25~35歳と世界最短であり、日本人の平均が75~85歳であることと比較すると、わずか3分の1程度である。p7 平均寿命最短、乳児死亡率最悪、五歳未満の乳児死亡率最悪、妊産婦死亡率最悪など、その国の医療レベルを示す統計指標がどれも世界で一番悪い。p60
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国境なき医師団に所属する筆者が、平均寿命25~35歳といわれるシエラレオネでの活動経験について綴ったノンフィクション。 中学生の時にこの本を読んでボランティア感が大きく変わった。 先進国が途上国に物資を支援するだけのボランティアは意味がない。 物資支援に依存した暮らしから抜け...
国境なき医師団に所属する筆者が、平均寿命25~35歳といわれるシエラレオネでの活動経験について綴ったノンフィクション。 中学生の時にこの本を読んでボランティア感が大きく変わった。 先進国が途上国に物資を支援するだけのボランティアは意味がない。 物資支援に依存した暮らしから抜け出せなくなってしまうケースがあるから。 貧困の連鎖を断ち切ることができるようなシステム作りに取り組まなければならない。 そういう話。 余談。 World Bankの統計では2010年時点でシエラレオネの平均寿命は47.4歳らしい。 いまだに世界では最低ランクではあるけれど、こういうNGO団体の活動の成果なのかなと思うと胸が熱くなった。
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アフリカでの生活を思い出す一冊でした。医療者として自分が途上国で働くためにどんな準備が必要かヒントを与えてくれた。一番は指導。HIV/AIDS、マラリア、下痢等の予防の話。栄養状態が悪いため、どのようなものを食べたらいいか、調理方法など。
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平均寿命25〜35歳の国で国境なき医師団として働く意志の体験を交えた、シエラレオネの現状を記した本。 医師団としての活動を通して、国際協力のあり方を問う。 著者はこの課題(国際協力)に対し、明確な答えを持っていない。 だがそこで立ち止まらず、答えを見いだす為に走り始めている。 そ...
平均寿命25〜35歳の国で国境なき医師団として働く意志の体験を交えた、シエラレオネの現状を記した本。 医師団としての活動を通して、国際協力のあり方を問う。 著者はこの課題(国際協力)に対し、明確な答えを持っていない。 だがそこで立ち止まらず、答えを見いだす為に走り始めている。 その行動は間違いなく、目の前の誰かに恩恵を与えている事は確か。 様々な問題、そして価値観がある中で自分の行動や考えが正しいかは分からない。 だが正解を求めすぎるあまり行動を起こさなければ、問題の先送りに過ぎない。 誰かにとっての答えになるのならば、その時点での自分なりの考えのもと、行動に移すべきだ。その過程で、確かな事に近づいて行く。 行動を起こす勇気を与えてくれる、本だった。
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再読。 国境なき医師団の仕事が非常に分かり易く説明されている。半年という短い時間のうちに成果と思われる形を作り上げた著者の行動力がすごい。世界銀行のデータによると平均寿命は徐々にではあるが伸びてきているらしい。でも外務省情報によると首都以外は渡航の是非を検討くださいだそうだ。
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